早春の六甲・仏谷から逢ヶ山     

 
 仏谷  (第二堰堤手前)
■目的地:逢ヶ山 (722.0m)
■日にち:2007年3月4日(日)
■天気:晴れ
■同行者:嫁さん
■コースタイム:
   東山橋北 発(11:10)〜鍋谷ノ滝(11:45)〜仏谷分岐(12:10)〜仏谷峠(12:50-12:55)〜
   反射板下Ca710m(13:10-13:55)〜山頂(14:00)〜東山橋分岐(14:05)〜幼木展望地(14:20)〜
   東山橋(14:50)〜東山橋北 着(15:00)

 今年の冬は暖かい。今日は5月かなと思うような陽気である。
クロモジの黄色い花が枯れ枝の先に散りばめられて青空に映える。もう春。
阪神高速の音がうるさいが、逢山峡の水は澄んでいるので好きだ。
昼前なので散歩の人は少ないが、東山橋北の道脇には数台の車が停まっていた。
モンキチョウがひらひら飛ぶし、シジュウカラも渡る。
 水道施設の脇から鍋谷ノ滝へ寄ってみる。水量が多くて沢を渡るのに嫁さんはびびっていたが
何とかクリア。大きなナメの先に立派な滝が水しぶきを上げていた。

 逢山峡の道に戻ってしばらく春の陽気に浸っていくと仏谷の分岐に着く。小さな沢を横切って
広場に出た。奥に入って振り返ると意外と広い。ここから仏谷へ茶園谷の沢を渡る。
素朴な石が祀ってある前をササの細道が付いている。今までの道から極端に細くなったので
この先どんなかなと嫁さん同行なので気になる。10mも歩くとササは開けて徐々に広い道になった。
逆にこんなに広い道なのに地図では破線なのかと疑問に思う。

 快適な日陰道を10分ほど歩くと右斜面の細い山道に「仏谷」の道標。まだ前方に広い道が
続いているようだが道標に従う。すると堰堤の横を通る。仏谷第二砂防ダム。六甲の谷は
どこもこんなパターン、真っ直ぐと谷を歩かせてくれない。

 堰堤を過ぎた辺りから水の少ない沢に平行して登って行く。細い山道となり、左の斜面に
入るようなテープに誘われ踏み跡がなくなった。枯れた沢に下りて見ると明瞭な踏み跡が上っている。
なぜ左斜面に入り込んでいるのか解せないが、枯れた沢を縫うように登って行くことにする。
荒れた感じはするものの細い道は続いている。大きな炭焼き窯の跡があった。浸食が深くなり、
急な登りを過ごすとササの生えた仏谷峠に着く。

仏谷峠
 ここから急登の10分は長く感じた。道が平坦になると雑木の中で昼食の単独。北に明るい所が
見えるので植林を通って行ってみると電波反射板の切り開き。北の展望が良い。
ここで昼ご飯とする。霞んでいるが先週行った大岩ヶ岳も見える。有馬三山の先に西宮山口の
畑山、その先に大峰山、中山そして五月山連山と重なる。西寄りには下山して買い物する予定の
五社のスーパーを確認。こんないい展望があるとは思っていなかったので嬉しい。

反射板からの眺め
 植林の中へ戻って少し歩くと三角点。周囲は日陰の植林なので物足りないピークである。
風呂谷を指す標識の先は道が解りにくい。さらに西へ歩くと分かれ道。テープに「東山橋は左」と
ある。右はどこへ行くのだろう、ひょっとしたら風呂谷へ下りるのかもしれない。
足下にササが出てくると勾配がきつくなる。植林は右側、左はあれているものの雑木である。
どんどん下ってやまぼうしさんのレポートで唯一の展望とされていた幼木伐採地を通る。

 さらに植林の下りは続き、つづら折れの連続となる。いくつか脇道が付いている。
このつづら折れが長い。登りならあきれてしまうかも知れない。車の音が大きくなってきて
ちょうど東山橋の前辺りに出る。嫁さんにとっては、仏谷峠からの急登とつづら折れの下りは
きつかったが、ピークに登って降りるという解りやすいコースだったので先週よりも気が楽とか。

 帰って地図を見てみると仏坂峠から深戸谷へ下り鬼ヶ島の尾根に乗るルートは楽そうだなと
思うが、今日の反射板下のような好展望はないかもしれない。 

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2007.3.21. BY M.KANE