早春の羽束山 散歩 



■目的地:羽束山(524m)<山域:北摂・兵庫県三田市>
■日にち:'97年3月30日(日)
■天気:晴れ時々曇り
■同行者:裕太(4才)
■コースタイム:
  香下寺 発 [280m](14:40)〜六丁峠(14:55-15:05)〜
  山頂(15:25-15:55)〜500.5mピークとの鞍部(16:10)〜
  香下寺 着(16:30)

【羽束山】 我が家では、「ゴン山」で通っています。山頂にりっぱな鐘があります。
裕太のリクエストに応え、取りこぼしの堂床山を取りやめて、1年4ヶ月ぶりに行き
ました。裏六甲全山が一望できる良い山です。
景色といい歩きやすさといい最初にご紹介する南側の参道ルートをお勧めします。

【参道】 香下寺の手前に「羽束山登山道入口」の真新しい立て札があり、直ぐ行く
と「十二丁」の碑。ずっと丁石が立っています。古い石段も趣がある。
裕太は機嫌良く登る。時折疲れてきたようなときは、ちゃんとおだてて上げればまた
登っていく。(^^)v
 中間点の六丁峠から少し行くと右手に大岩ヶ岳や千刈水源地、大峰山が展望できま
す。以前より木が切り払われて広角度で楽しめるようになっている。小休止。
 平坦道がちょっとあって、森の中をうねうねと登っていく。昨日の雨で少し湿った
ところもあるが、それがまた岩や幹に付いた苔を瑞々しく演出していて嬉しい。
そんなこんなでもう、山頂である。

【展望岩があった】 山頂の羽束神社が新しくなっていて、鳥居も白いピカピカ。
 羽束神社の南側に説明パネルがあり、ここからは西の展望が開けている。三田の街
や有馬富士、六甲、播州方面を見ながら、おやつにする。
 このさらに南にロープの手摺りがついているので、ちょっと行ってみよう。
なんとこれが、今まで気づかなかったのが悔やまれる。北を除く270度の大展望が
あるではないかぁぁぁぁ。五月山連山そして六甲の宝塚から明石まで全て手中に納め
られる。瀬戸内海が少し光っていて、播州の山並みが西日に霞む。役の行者かなんか
の小さな石像がこの景色を見守っています。5m四方もあるような一枚岩の展望台で
ある。もっと早く気が付くんだったなぁ。
 羽束神社の裏には山頂の香下寺。鐘楼があり、ここの鐘を突くのを楽しみに登って
来た裕太であった。一回だけ許してもらって、

         ゴぉ〜ぉ〜ン〜〜 〜  〜   〜     〜    〜

なかなか余韻も素晴らしい。(^^)

【西峰峠】 今日は500.5mピーク(西峰)の方に下りる。岩場が少しあり、いかにも
山道という感じだ。西峰峠と名付けたい鞍部からは左に下りて香下寺に戻る。あまり
人が行き来しないようで、落ち葉は多いし、石もゴロゴロしている。裕太は落ち葉の
上をわざと滑りながら付いてくる。香下寺の直ぐ上にはため池があって、山の澄んだ
水をたたえて、早春の緑を映していた。

【コブシの花】 まだ春爛漫とはいきませんが、いつの間にか山に白い桜のようなも
のが、ほっ、ほっ、と咲いてます。最初は遠目に岩肌かなと見間違えたのですが、
道脇にあるのを見てみると、「コブシ咲く生駒山」であきゆきさんが言っていた
コブシのようです。写真を撮ろうと思いましたが、あの綺麗な白をうまく写せそうに
なかったので記憶の中に留めときました。

  羽束山について   

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1997.4.24. BY M.KANE