早春の羽束三山     

さんしお山
県道からさんしお山を見上げる 
■目的地:じんごろう山(約435m)・羽束山(524m)・さんしお山(500.5m)
■2.5万図:武田尾・木津             <山域:北摂・三田市>
■日にち:2001年2月9日(金)
■天気:晴れ
■同行者:嫁さん
■コースタイム:
  香下寺 発(10:20)〜六丁峠〜じんごろう山[約435m](12:05-12:30)〜六丁峠〜
  山頂南の露岩(12:50-13:05)〜羽束山山頂〜西の峠(13:30)〜
  500.5m三角点(13:45-13:55)〜西の峠(14:10)〜香下寺 着(14:30)

【晴天】 日が差してきたが北の妙見山は雲が懸かっているので南の方の山にする。
嫁さんも一緒に行くのでお手軽であんまりヤブじゃないところ。久しぶりに羽束山。
以前、香下寺のご住職に教えていただいた両脇の山も繋いで歩いてみたい。

【じんごろう山へ】 香下寺の駐車場に停めて参道を登る。少し木が切られ、葉が落ち
て頭上は明るい。暖かくなったので八丁でセーターを脱ぎ、六丁峠で右の植林側へ。
えぐれた旧道を横切り緩やかで小さな木も多い雑木林の中を歩く。峠から5分でじんご
ろう山のピークに着く。小さな岩が転がっている。この岩のひとつに腰を下ろして暖か
いラーメン。南の方は枝越しに六甲や大峰山などが見える。

【青い紐ルート】 六丁峠へ戻り、いつもの参道ではなく青い紐が結んであるショート
カットを登る。雑木をくねくね登っていくと露岩が出てきてだんだんに大きくなり、
よじ登る様な所が出てくる。嫁さんは不得意という顔色。まだかなと思う頃に見晴ら
しのいい大きな露岩に着く。いつも来ている展望の露岩かなと思ったが違う。眼下が
切れ落ちるような感じで見えるため高度感がある。有馬富士がよく見える。
じんごろう山を見下ろす  
最初の露岩からじんごろう山を見下ろす 
【展望の露岩】 さらに雑木の中をちょろりと通って露岩の端につく。ロープがつい
ている。さほどの所ではないが、あれば心強い。取り付いてすぐにいつもの展望の露岩。
見晴らしと天気が良いのでコーヒータイムとする。笠形山かなぁ、頂の白い山。
瀬戸内海も見えそうだがかすんでいる。丹生山塊から六甲、大峰山へと南に広がる。
 東は木が少し切り払われているので妙見、奥の院、三草、剣尾、半国、とパノラマが
広がる。西も見晴らしが良くなっており、隣のさんしお山500.5mが間近。

【西の峠へ】 この露岩辺りは三田市が整備をしているような感じ。山頂への道も以前は
林の中だったが西の方が切り払われていた。お堂の横から西の峠へ下りる。薄暗い山頂付
近は下りるとだんだん明るくなる。露岩があってロープが2カ所ほど着いている。下りる
時、岩で膝を打って少し擦りむいた。バンドエイドで応急処置。こちらの道は一般的でな
いようで、素朴な雰囲気が残る。

【さんしお山へ】 明るい西の峠から登り返して、一転小さな木の繁る中。
けものが通るトンネルのよう。すぐに平坦となりちょっと下って、南が植林の鞍部を登り
返すと本日一番の急登かと思うような上り。依然として雑木ははびこるがしっかりと踏み
跡が続いている。俊一と初めてここを登ったときに見つけたペケの木は健在。さらに落ち
葉で滑りそうな雑木を登ると白く枯れた茅が生えている三角点にたどり着く。

【眺め】 ここも少し木が払われている様だが、パノラマと言うほどのものではない。
しかし、北東の切り開きから形の良い大船山が日を浴びてたたずむ姿は何とも心地よい。
その影には大野山のアンテナが見える。そこから東へ目を向けると高岳の北尾根が長く連
なり堂床山、竜王山、三草山。その後ろに剣尾山、半国山、歌垣山から妙見山と日差しを
浴びてまずまず。
 西は雑木林で展望ないが、林の中を落ち葉の踏み跡が下りているのは気になるところ。
が、今日は行かない。急坂を枝に捕まりながら下りて西の峠に着くとどこからか鳥のさえ
ずりが聞こえてきた。
大船山  
大船山を望む
【谷道】 峠から南に置き忘れられたような谷道を下りる。落ち葉が湿っている。
石がごろごろしているところもあって気を遣う。さらに右上(西)に沢のような石がごろ
ごろとした道が植林の中に上っていた。仕事道だろうか。
 常緑樹が多く薄暗い中、時々日が射している。やがて平坦になり石もなく歩きやすい。
脇でせせらぎも聞こえる。以外と長いなと思いながら下りる。
ため池に出てお約束の水面に映る木々の写真を撮る。お寺の上に墓地があり、その脇を下
りると駐車場。いい天気で十分に楽しめた。

  羽束山について   

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2000.2.19. BY M.KANE