北摂・鉢伏山で黄葉に酔う            

 
黄葉の斜面
■目的地:鉢伏山(604m) <山域:北摂・箕面市・豊能町>
■2.5万図:広根
■日にち:2005年11月26日(土)
■天気:晴れ時々曇り
■同行者:単独
■コースタイム:清水谷園地 発 [約360m](10:45)〜自然研究路6号線〜みのお記念の森分岐(11:25)〜
  鉢伏山山頂(11:40)〜鉢伏山北の谷(11:45-12:00)〜止々呂美分岐(12:10)〜梅ヶ谷源頭部(12:30-12:45)〜
  止々呂美分岐〜自然研究路6号線〜清水谷園地 着(13:45)

 2週ほど前に明ヶ田尾山に行ったが、そろそろ北摂も黄葉全開モードだし、鉢伏山の
雑木林が気になっていた。みのお記念の森から入ろうかと思ったが清水谷園の駐車場を
利用できたので自然研究路6号線からとなりました。
 
自然研究路6号線
 この自然研究路6号線がなかなか良い感じの谷。芦生を彷彿とさせるものがありました。
それほど黄葉が見事です。足下もよく整備されているのに落ち葉で覆われてとても良い雰囲気。
冬の柔らかい陽射しがうっすらと谷の上を黄色く照らします。

 つづら折れになって高度を上げるとみのお記念の森から鉢伏山へ向かう道に合流。枯れたササの
中にオレンジの葉が浮き上がる。以前歩いたことがある道ですが記憶の隅に微かに残る程度。
両側がササうるさい道でも枯れているので気になりません。鉢伏の手前で高度を上げて
そのまま進むと目印の高圧線十字路につきます。懐かしい。西の鉄塔下に行って眺めを
堪能しますが、少しもやって遠望はなし。足下の工事現場は痛々しい限り。
 
鉢伏山の鉄塔へもうすぐ
 ササの中に山頂へ向かう踏み跡が延びています。以前は背丈を超えるササのようでしたが、
今日はそれほど苦になりません。誰もいない林の中の山頂。良いですねぇ。
さて、北の谷に下りてみましょう。素晴らしい黄葉です。この辺りだけ本日限りって感じです。
ほんのり緑を交えて朱に染まっています。あぁ、なんて幸せな空間なんでしょう。
しばしこの谷をうろうろして堪能します。
 
 
まっきっき
 東へ尾根伝いに登っていきハイク道と合流する所でこれまた目を見張る光景に出合いました。
北摂にもこんな所があったんだと感激する雑木の谷です。以前は何も感じなかったのに
時期が違えばこうも姿を変えるものかと新発見に感動してしまいます。

 この度重なる素晴らしい空間に気をよくして、それならあの谷はどうやろとスケベ根性が出てきます。
止々呂美の分岐からまずは東の谷。黄葉は今いち。さらに東に行くと何とか良い感じの黄葉。
この谷は冬用です。さらに実際の止々呂美方面の谷へ。以前は見たことのない黄色のテープが
目立ちます。こちらも谷の雰囲気は良いのですが黄葉はさほどでもありません。
黄色のテープは尾根伝いに明ヶ田尾山方面へ誘っているようです。読図できる人だけの
ルートにして欲しいのにな、とぶつぶつ思いつつゆったりした雑木の尾根を楽しんで歩きます。
もう地図がなくても歩き回れそうです。黄葉はいまいちでもやはり良い雰囲気です。
 
ゆるやかな谷
 尾根伝いでテープを追って谷に下りると梅ヶ谷の源頭です。ご夫婦が歩いていました。
お気に入りの鞍部でサクラの根に腰掛けて昼食。クヌギの黄葉もやっと盛りになって黄色い光の中。
 梅ヶ谷を辿ってハイク道に合流。この辺り、バイクの痕が痛々しい。山道もズタズタ。
何も考えていないようだ。進入禁止にすべき。つづら折れの道を登りつつも至る所で暴れた
傷跡が残っており、やりきれない気分になってしまった。

 そんな中、止々呂美分岐に到着。最前見かけたご夫婦が居た。止々呂美へ下りる道はと聞かれる。
鉢伏山も誤認されていた様子。梅ヶ谷を歩かれていたので通かなと思ったが迷っていたようだ。
テープがとても多く散見されるのでちゃんと読図しないと慣れない人にはかえってノイズになってしまう。
ホントの鉢伏はも少しですよと教えて先に行く。

 十字路手前の雑木林でその雰囲気に再び嘆息し、いくつかの人達とすれ違い自然研究路6号線の
分岐に到着。みのお記念の森へとさらに下ると、右手に割と良い感じの谷があった。
ケヤキだろうか大きな主のような木のが枝を広げている。
みのお記念の森は子供連れの幸せそうな声が飛び交う。植林の緑が鬱陶しい。展望台まで行くのが
めんどくさくなり、また山へ戻る。陽射しの向きが変わった自然研究路をふんふんと鼻唄交じりに
下りていきました。
 
自然研究路
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2005.11.28. BY M.KANE