金輪寺から秋の半国山へ     

 
山頂西面 
■目的地:半国山(774.2m) <山域:丹波・京都府亀岡市>
■日にち:2005年11月20日(日)
■天気:曇り時々晴れ
■同行者:単独
■コースタイム:金輪寺下 発(12:10)〜井手分岐(13:10)〜山頂(13:20-13:55)〜
          山頂西面徘徊〜井手分岐(14:20)〜金輪寺下 着(15:00)

 北摂もいよいよ紅葉の季節。半国山の谷が気になる。昼からのスタートなので
ショートカットできそうなルート。金輪寺下の登山口は林道脇に2台ほど駐車スペースがあった。
谷ではないがここからスタートしよう。

 薄暗い植林の中を登って尾根の鞍部。左手へよく踏まれた道を登っていくが、まだ薄暗い。
天気も曇ってきた。やな感じ。植林の中の水平道からまた上りに変わる。短い時間でも
こんな道は長く感じてしまう。尾根を巻くような道に逸れてこちらで良かったかなと疑わしく思う。
506mピークの南西辺りか。2.5万図では破線が尾根伝いで付いているが、よく踏まれた山道は
この後先ともピークを巻く道である。北には盆地の景色が見えそうで枝がじゃまする。
大きな桜の木のある暗い谷を横切り、中野からの広い道と合流。この先は落ち葉の目立つ
比較的明るい道になる。上りが続く。相変わらず雲が黒い。ひょっとして雨かなと不安が過ぎる。

落ち葉の道
 落ち葉が良いなぁと見下ろす林の斜面を進むと655mピーク南西辺り。ここからの道は
落ち葉がさらにふかふかしていていつ来ても良い。おまけに青空がのぞいて日が射してきた。
音羽渓谷の上も黄葉している様に見える。何という変わりよう。気も晴れる現金さ。良い道だ。(^^; 
気をよくして写真を撮って歩くとすぐにとんがりの岩。調子に乗って岩に登ったりする。
山頂が間近にドームとなって居座っている。

深山(左)と天狗山(中央奥)
 しばらく植林の中の薄暗い道を足早に抜け、井手分岐。右手に感じの良い雑木林、左手に暗い
植林。山頂への小道へ入り背中に日が射す。急登も乾いていて滑らない。もうそこという所で
何と岩の上で足が滑り膝を打ってしまった。支えに付いた右手にはカメラが...。無事でした。
何食わぬ顔して辿り着いた山頂は2名の先客。話し込んではるので素通りして西面の岩へ。
深山がみえる。日が射して暖かい。この景色を見ながら昼食。無線をつけるが時間が遅くて
ほとんど居ない。背伸びしてみると南に海が見える。大阪湾のようだ。

大阪湾  高代寺山(中央)の奥
 お気に入りの炭焼き谷へ行こうかと思ったが時間も押しているので山頂の周りをうろつく。
下から見たら大きな岩だなと思って遠巻きに登ってみたら昼食をとった横の岩だった。
南のかわいい小尾根を辿ってハイク道に合流。落ち葉だらけのいい林です。井手分岐の
手前で巡視道に入り、もう一つお気に入りの音羽渓谷源頭部に入ってみる。既に日が傾いて
日射は上の方のみ。斜めに横切ってとんがりの岩の手前に出る。しばし名残の紅葉を愛でながら
落ち葉道を駆け下りた。やっぱり植林の暗い道はうっとうしいなぁ。道標のある登山口、昨年1月の
熊の足跡目撃情報。林道の下でチェーンソーのエンジン音が谷間にこだましている。

落ち葉の道を後にする


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2005.11.29. BY M.KANE