加賀・白山 渋緑の観光新道からエコーライン     


弥陀ヶ原と別山
■目的地:加賀白山・弥陀ヶ原(2350m)
■日にち:2008年9月28日(日)
■天気:曇り
■同行者:単独
■アクセス:
  自宅 発(5:15)=(名神・北陸 道)=福井北IC=(9:05)市ノ瀬(9:30)=バス=別当出合(9:45)
■コースタイム:
  別当出合 発(9:45)〜白山禅定道分岐(10:45)〜仙人窟(11:15)〜殿ヶ池避難小屋(12:15)〜
  馬のたてがみ(12:45)〜黒ボコ岩(13:15)〜弥陀ヶ原〜エコーライン〜南竜道(14:20)〜南竜分岐(14:30)〜
  甚之助ヒュッテ(14:45)〜別当覗(15:05)〜中飯場〜別当出合 着(15:50)

 今年も黄葉前の白山。
予報は曇りなのでどうしようかと決めかねて寝る。
5時前に目が覚めたので、しばし考え行ける時に行こうかと起き出した。曇っているので暗い中の出発。

 高速を下りると、越前路はそばの白い花と川の釣り人が目に入る。市ノ瀬の駐車場はかなり一杯。
第4駐車場へ。バス停まで歩いて5分はかかっるかもしれない。
あわてて準備してバス停に急ぐ。9時半発まで少し時間があるので、車にジャンバーを取りに戻る。
林間の駐車場は白い綿毛が浮遊して、静けさの中不思議な空間になっている。
9時半の市ノ瀬発は今までで一番遅い出発になる。乗客も少ない。みんなとっくに登ったのだ。

尾根まで我慢の登り
 別当出合で軽い屈伸をして観光新道に入る。見覚えのある林の道を登っていく。もう下りて来る人とすれ違う。
ツルニンジンだろうか、茄子のようなつぼみをつけ、コゴメグサがこんな所でも咲いている。彼方を望めば千振尾根。
白山禅定道に合流する前が、よく記憶に残っている急な階段の登り。分岐では数人休憩中。
若者数人グループが禅定道へ下りていった。改めて見ると良い感じの林があり、行ってみたくなる。

白山禅定道の林を見下ろす
 仙人窟までも急な道が続く。道脇に咲き誇るリンドウに励まされながらどんどん高度を上げる。展望が開けた。
紅葉した葉も少し出てくる。岩の間を過ぎると前方には錦に染まる前の尾根が広がる。殿ヶ池避難小屋は
その真ん中に目を凝らして確認。まだまだ先があるが、この景観に包まれて腹ごなし休憩とする。前回と同じ。

仙人窟
 小屋までしばらく林の中の歩きが増え展望が少ないので黙々と登っていく。「上で泊まりですか」と声を掛けられ
「いえ、日帰りで」とはにかんで応じた。小屋も人が多い。ひとまわりして大きな釈迦ヶ岳を眺めた。さてここから
馬のたてがみへの登りになる。マイペースで登っていく。風が出てきて少し冷える。今年はマツムシソウが少ない。
時期が遅かったのかな。吹きさらしの尾根を登って蛇塚へ。南竜道がいつの間にか下に見えるようになる。
七曲がりも見える。この辺りまで来ると赤い草モミジが混じって曇り空でも味のある斜面となる。

殿ヶ池避難小屋
 トリカブトが咲きナナカマドの多い蛇塚を過ぎると、いつの間にか黒ボコ岩に着いた。予想よりも1時間弱早かった。
得した気分で弥陀ヶ原に足を向ける。下りてくる人はみんなウンイドブレーカー着用。ここでバス待ちに取ってきた
ジャンバーが登場する。平坦な木道を快適に歩く。枯れた草原が広がり、赤い葉が点在。いいなぁ、この雰囲気。

弥陀ヶ原から御前ヶ峰
 高曇りで風が少しあり冷えます。鼻水も出そうなので、腰を落ち着けることなくエコーラインの木道を辿ります。
草モミジの庭園にひょっこり顔出す別山がなかなか良いものです。東には御岳や乗鞍が雲の上に出てきました。
さらに歩けば、穂高から槍も判ります。トンビ岩も彼方に見えます。御前峰がのっぺりと姿を変えてきました。
見下ろす南竜も静かです。

エコーラインからの槍・穂高
南竜道から砂防新道に入り、付け替えられた新しい山道を通って、別当出合。16時のバスに乗る。




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2008.10.05. BY M.KANE