真夏の弥陀ヶ原でのんびり白山     


弥陀ヶ原から御前峰
■目的地:加賀白山・弥陀ヶ原(2300m)
■日にち:2006年7月30日(日)
■天気:晴れ後曇り
■同行者:単独
■アクセス:
  自宅 発(4:10)=(名神・北陸 道)=福井北IC=(7:50)市ノ瀬(8:10)=バス=別当出合(8:25)
■コースタイム:
   別当出合 発(8:30)〜中飯場(9:05)〜別当出合2.7km・室堂3.3km地点(9:50)〜
  甚之助ヒュッテ100m手前(10:10-10:15)〜南竜分岐(10:45)〜南竜道〜エコーライン分岐(11:00)〜
  弥陀ヶ原(11:25-12:20)〜黒ボコ岩(12:30)〜延命水〜南竜分岐(13:00)〜甚之助ヒュッテ〜
  別当出合2.7km・室堂3.3km地点(13:30)〜中飯場(13:50)〜別当出合 着(14:25)

 白山は3年振りである。
今年は梅雨が長く、その前は雪が多くてなかなか近づける状態ではなかった。
やっと林道が通れるようになり天気も良さそう。最近は休みの早起きも染みついてきた様子なので
早朝スタート。市ノ瀬には意外と早く着いたつもりだったが、駐車場はビジターセンター下の空き地が
当てられるほどまで一杯だった。

 別当出合はさらに団体さんが多く、吊り橋を渡ってしばらくは蟻の行列状態。中飯場もお茶を
一口飲む程度にして先へ行く。が、久しぶりの長丁場になるので、人の少なくなった木陰で小休止を
取りながら着実に進むことにする。汗がどんどん吹き出してくる。今年は通行止めの観光新道、
その尾根が顔を出す。いつもは西に見えてくる赤兎山方面、今日は雲の下である。甚之助ヒュッテ
手前でその雲海を見ながらおにぎり一つ。
観光新道の尾根
 南竜分岐手前はいつもながらきついが、コオニユリやハクサンチドリの花が出てきて元気づく。
分岐からの南竜道は別山を眺めつつ、崖の花を見ながら快適な歩き。例年よりも足場の悪い所は
なかった。南竜荘が見えてきてエコーラインの分岐。ニッコウキスゲが斜面に咲いている。
ニッコウキスゲ
 エコーラインもいつもながらきついので、南竜ヶ馬場を眺めて途中で大休止。おにぎり一つ。
ハクサンコザクラが道脇に咲いているが、下の方は紫色に近い。徐々に高度が上がり
トンビ岩が見えてきて飛騨の山並みは雲を被っている。さらに上がると残雪の向こうに
御前峰がそびえる。真っ青な空に白い雪を残していい眺め。ここでまた大休止。景色に浸る。
チングルマ
 弥陀ヶ原に入ると意外に花が多くて、期待以上。特にチングルマが目をひく。気を良くして木道の
出鼻に腰掛ける。心地よい風が通り、靴も靴下も脱いで寛ぎモード。登山道の脇だがメインから
外れているのでほとんど人通りがない。弥陀ヶ原の高原でこの景色を独り占めした気分。おにぎり二つ。
双眼鏡で山頂を見るといつものように登頂した人が居る。その下に向けると蟻のように登る人。
山頂もいいだろうが、この雰囲気にゆっくり浸るのもなかなか贅沢なものである。
室堂を振り返る
 長居すると、どこからかハエが集まってきたので歩くことにする。室堂まで行こうかなと思っていたが
この人出ではどうかなとすんなり弥陀ヶ原散策までとする。丁度ガスが出てきて、あっという間に
周りは白い世界になった。黒ボコ岩では数人が休憩中。延命水でありがたい水を水筒に詰めた。
七曲がりは石畳のように道が整備されていて、数年前の危なっかしさはなくなっている。沢の水で
顔を洗うと気持ちいい。
七曲がりを見下ろす
 ウスユキソウやカモシカを見た後、南竜分岐まで意外と長い。小学生のグループが元気に
上っている。元気をもらってありがたい。南竜分岐は人が多く別山はガスで見えない。そのまま素通り
して下りる。山道は上りの人がまだ多く頻繁に待ちを入れる。下にいくに従い上る人は少なくなった。
中飯場下の林の道はブナなど大きな木が多い。歩みをゆるめて木々を眺めつつ下りる。
ガスの不動滝
 思ったより早く下りてしまったが、ゆっくり帰宅しようとすぐにバスに乗った。
帰路は「水芭蕉」で汗を流して北陸道敦賀で下り、下道で若狭から堀越峠を抜けて帰宅した。なんと
5時間ほどもかかってしまった。(^^;;

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2006.8.2. BY M.KANE