丹波・瑞穂の「おかやま」から早春展望             

 
国道から510m山 
■目的地:五条山の西 510m山 <山域:丹波・京丹波町>
■2.5万図:菟原
■日にち:2006年2月25日(土)
■天気:晴れのち曇り
■同行者:単独
■コースタイム:
  大久保・北山集落の西260m峠 発(13:10)〜NTT施設490m(13:50)〜510m山〜
  NTT施設490m(14:30)〜260m峠 着(15:00)

 殿田に出かけてから京丹波の山が気になってきた。
地図を見て雑木林のよさげな所を探す。目星をつけた現地に行ってみると取り付きを間違えた。
準備不足だから仕方のないことだ。麓をうろうろしていたら昼も過ぎたので、今日は諦めようか。
 今は福知山市になった三和町から国道9号を東に向くと青空にいい山が見える。五条山の方向。
電波塔がある。地図には管理道が延びている。あそこに登って帰ろう。時間が遅いので山道には
入らず管理道で。自転車を押して上り、下りに乗れば短時間で往復できるだろう。

 国道から北山集落に入り、細い道路を上がると案の定、管理道はゲートが閉まっている。
西麓の仲蔵から上る道との峠である。車二台程のスペースがあったので駐めさせて頂く。
管理道脇に尾根があり、その上にも幅広い旧道が入っている。この山道を歩いても登れそうだ。
自転車を組み立てて出発。平坦に近いので乗車してみるが、こぐ力が出ない。あっさりと押していく。
MTBを操る人達とは筋力が違うのかな。舗装と砂利道が交互に出てくる。
 
八ヶ尾山 
 雪を想定してタイツをはいてきたが、この暖かさでは気色が悪い。
北山不動尊の滝の看板が出る頃、南に谷の眺めが利き、その先に特徴ある山影。
鹿倉山かなと思ったが、後で八ヶ尾山であることに気づく。谷の左手にはいい感じの雑木斜面。
 平坦になったので、またこいでみるが長続きせず。やっぱりおとなしく押していこう。道脇には植林が
多いが雑木林も少し現れる。日だまりの枝越しに青い山並みがいくつも重なっている。

 管理道は大きく蛇行して上っている。その西端あたりにとても展望の良い所がある。
西の鏡山や直下の大身の里、五台山は少し霞んでいる。南西に恐竜の背のような鹿倉山。
その奥に三尾山から三岳、小金ヶ岳、八ヶ尾山まで多紀アルプスがずらりと並ぶ。
あまり期待していなかっただけにこの眺めは爽快だった。
 
鹿倉山 
 NTTの電波施設が建ち並ぶ山頂付近、一番奥に小広場があり、ここに自転車を駐め昼食。周りは
林に遮られて遠望はない。食後に少し散歩。広場の脇から山頂方面の雑木林へ。枝先は冬枯れで
いい感じだが、足下の落ち葉はこびりついてぺこぺことなる。春の陽気で雪が解けてしまっている。
徘徊する意欲が湧かず、北斜面から枝越しに三峠山や雲石嶽方面を眺めて元に戻る。
 
雲石嶽 
 帰りは乗車で下りる。先の展望地でしばし景色を楽しみ、スピードを抑えながら駐車地に到着。
畑仕事への途中で通られたようなおばさんから話しかけられた。この山の名を聞くと特にないようだが
「おかやま」(岡山?丘山?)ということもあるそうな。管理道は地域の人に馴染みで、さくらの花見は賑わう
という。そういえば上の方に何本か並んでいた。昨春はコブシが良く咲いたという。雑木林に白い花が
咲く様はいいだろうなぁ。たまに遠くから来る人に会い、カメラを持って霧を撮りに来る人もいるとか。
先週は50cm程雪があった。熊は出ない。等々。地元の人に話を聞くのはためになるなと思いました。

  五条山について   

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2006.3.12. BY M.KANE