黄葉の北摂・雨森山          

 
雨森山からの南望
■目的地:雨森山(383.7m) <山域:北摂・兵庫県猪名川町>
■日にち:2007年11月23日(金)
■天気:晴れ時々曇り
■同行者:嫁さん
■コースタイム:
   民田トンネル下 発(11:45)〜龍化吊橋(11:55)〜龍化隧道(12:00-12:05)〜入山口[約170m](12:15)〜
   第一広場(12:30)〜第二広場(12:50)〜雨森山(13:00-13:15)〜第一広場(13:35)〜民田トンネル下 着(14:10)

 3年前の冬晴れに雑木林が残る雨森山に登った。12月で葉は落ちていたので、黄葉の頃に来てみたいなと
思っていました。丁度出遅れで嫁さんもついて来てくれるというので行ってみることにします。
 最近、ダム湖周辺の道路は工事などで通れない所があります。この日も予定していた国道沿いの駐車場に入ると
なんか変。バリケードかあって崖崩れのため通行禁止。歩いてなら行けそうだが、温和しく前回と同じ国道橋の近く
に駐めてスタートです。

 付近には釣りで来ている人の車がある。龍化吊橋に行く途中で谷の黄葉を楽しむが、どうも嫁さんは黄色より
紅の方が好きなようで、感激度合いに差がある。吊り橋は渡らないので途中まで行って谷の写真を撮る。
国道から来る車の音がなければちょっとした秘境の雰囲気だ。

 龍化隧道 (中央) 
 今はダム湖の水位が低くて湖底近くの遊歩道が出ている。その先には噂に聞いた龍化隧道。
せっかくなので下りて様子を見に行こう。コンクリート打ちなどない岩を削っただけのトンネル。
近くはナメ滝状の川になっているが、流れる水は残念ながら「清く透きとおった」とは言い難い。

 あまり足下は良くないので元に戻って舗装道を進み、「入山口」から地道林道に入る。「入山口」の切株立て札は
根元が朽ちてそばに寝かしたままでした。無くならないで3年前と同じように置いてあるのは嬉しいことです。
行く先に見える雑木林は若干まだ青さの残る黄葉です。

 時間も遅かったので、北側からの登りになるこの道は日陰が多く、輝く黄葉を見るコトはできませんでした。
それでも落ち葉に覆われた道をずりっと滑りながらも登るのは嬉しいものです。落ち葉の上に黒い玉が光りました。
近づいて見ればセンチコガネ、黒紫のきれいな甲虫です。

 センチコガネ 
 やがて着いた第一広場は人の手の入った雑木林の典型のようで、下草のない疎林の中です。ムラサキシキブの
実がなっています。更に黄葉の中を登っていくと少し薄暗い松林。しつこいつづら折れでを過ぎたら良い感じの
雑木林となって第二広場。残念ながら西側には金網が張ってありますが、六甲方面への展望は開放感があります。
 ここから更に北へ鞍部を下りて登り返し、もう一度登り返すと小広い山頂です。東に振野と妙見山がよく見えます。
更にその左右を見ると歌垣山や高代寺山も確認できます。陽射しの当たる丸太に座り軽い昼食です。

 「近道」の秋 
 上りは第一広場まで地道の林道だったので、下りは第一広場から「近道」ルートの方を下ります。
こちらは少し陽が射すので黄葉は良い感じに輝いていました。山椒の赤い実がそよ風に揺れます。

  雨森山について   

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2007.11.29. BY M.KANE