北摂・明ヶ田尾山 秋の雑木林散歩            

 
谷の林
■目的地:明ヶ田尾山(619.9m) <山域:北摂・箕面市・豊能町>
■2.5万図:広根
■日にち:2005年11月12日(土)
■天気:晴れ時々曇り
■同行者:単独
■コースタイム:
  高山 発 [約450m](13:25)〜山頂南の雑木林(14:00-14:10)〜
  明ヶ田尾山(14:15-14:35)〜山頂西の雑木林(14:15-14:35)〜高山 着(15:15)

 天気が早めに好転しそうなので、軽く近場の黄葉を確かめに行くことにする。
余野川に落ちる斜面はいい感じに色づいてきたが、さて、林の中はどうだろう。
高山に向けて府道で高度が上がると天台山の黄葉が植林に挟まれてくっきり。

 いつものように公民館の駐車場に駐めさせて頂く。ありがとうございます。
支度をする。風があって寒いのでウインドブレーカーを羽織っていこう。集落を抜け道標に導かれ
薄暗い植林の谷を行く。左手に獣道のような仕事道のような踏み跡が上っているので、ついつい
辿っていくと小尾根の道に出た。荒れている。すぐハイク道に合流かなと思ったら甘かった。
コブを乗り越えて植林混じりの谷を横目に尾根伝いに歩くと今度はハイク道。こんな所のハイク道
脇にもいい谷があったんだ。新たな発見。
 
落ち葉しきつめて
 そのまま明ヶ田尾山へのハイク道は辿らず、今度は左(西)の谷へ下りる。思ったより黄葉は
進んでいない。陽射しが射しても光線は細く谷に写るのみ。まだ青い落ち葉が多いのは昨晩の
雨風のせいだろう。ゆったりとしたカーブを描く谷をごろんごろんと揺られるように歩いていく。
山頂は当然、誰もいない。ぐるりと見渡すと葉が付いているものの細い幹の林越しに山々や
大阪湾方面などが微かに見えそうな感じ。しばらく無線を聞いて。寒くなってきたので帰路に就く。

 山頂からののっぺりした尾根を西側に採ってみる。尾根の先に林を切り開いて共同受信の
アンテナがあった。それで赤いテープが張ってあったのだろうか。知らないハイカーなら道を間違えて
しまうかもしれない。ここから左手の谷に下りる。ここもゆったりとしたU字で、ひっそりとしている。
時折日が射すと黄色っぽい光線が落ち葉で詰まった地面を照らす。
斜めにトラバースして隣の谷に入る。葉が付いていると見覚えのない谷に見えるが、しばらく
回遊していたら判ってくる。いつもの谷。
 
明ヶ田尾山
 後はいっそう薄暗くなった谷道を駆け下って高山に出る。帰路、止々呂美で車を降りて青空の
明ヶ田尾山をカメラに納めた。すっかりふわふわになったススキの穂が逆光に白く光る。

  明ヶ田尾山について 
 
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2005.11.18. BY M.KANE