ちいさい旅行ガイド
----山陰でかけ隊〜たれ3姉妹と用心棒の旅〜(2002/09/07〜09)----

2日目
7時に起き、そのままお風呂へ。朝風呂っていいねえー♪
朝食を食べて、昨日買いこんだお土産を詰めて出発です。
コンサドーレも巨人も負け、一部に不穏な空気が…(笑)

本日のナビゲーターは、てけてけ&カーナビ&カーナビ使いぎゃばさん。
昨日行き損ねた大栄町へと向かいました。
町役場に車が停められるよという情報を得ていたので、まっすぐに町役場へと向かいます。
広い広い駐車場に、車が3台停まっているだけ…。どこに停めようか迷っちゃうくらいです。

さて、大栄町。東京に住んでいる限り名前を聞かないような町へ来たのには、理由があります。
ここは今、「コナンに会える町」を売り文句に頑張っているのです。描いている人の出身地なんだそうで。
てけてけの今回の山陰旅行の目的の8割がここにあったと言っても過言ではあるまい(笑)

ええと。以下は「名探偵コナン」についてまったく知らない人には判りにくいと思いますが、我慢して読んでね(笑)

町役場からまず由良駅へ。途中の図書館でものすごいものを発見。
新一の全身像だ〜!
口があんぐり開いてしまいます。話には聞いていたけど、まさかこんな恥ずかしいところに実寸サイズで立っているとは!
だって、図書館の扉のすぐ横なんだよ…。駅前の大通りに面してるし。普通の町の図書館にあるもんじゃないだろー。何故か赤面する私(笑)

唖然としつつ、とりあえず駅に向かうことにして、新一君とはしばしのお別れ。

由良駅には、町の地図が。もちろんそこには大栄町の名産であるスイカとともにコナン君が描かれています。コナン関係のものがあるところを把握してから、改めて駅を見る。普通の駅だ。電車が来る時間が近づいているらしく、地元の人もちらほら。こんな観光客のこと、どう思っているんだろうか、彼らは…。
コナン関係の地図もここに置いてありました。
駅に向かって右手には、コナン像がありました。頭がデカイぞ。「真実はいつもひとつ」的なオブジェ。
駅前から「コナン通り」が始まっているらしく、コナン君の看板やらコナンラリーのノボリやらが立っています。

大栄町はもともとスイカの名産地として有名。頭の中でリフレインされる例の歌、「スイカの名産地〜♪」の発祥の地らしい。街路灯にもスイカ模様が描かれて。かわいい。

図書館に戻りました。新一君は図書館の入り口のすぐ横で、壁にもたれ、人待ち顔で時計を見ています。きっと蘭ちゃんを待っているのでしょう。
新一君とぎゃばさんの肩組み写真や、新一の目線写真などを恥ずかしげもなく撮り、図書館を後にしました。
図書館の中には、「コナンコーナー」があったりするらしいです。さすがに入りませんでしたけど。図書館好きとしては中もちょっと気になったんだけどね。

コナン通りを歩いて行くと、マンホールもコナン君。大栄町の「すいか・ながいも健康マラソン大会」で使われた、コナン君&スイカ&ナガイモが走っている絵が描かれています。コナン通りのいたるところで見られるマンホール。
もう一種類、小さめですが、ホームズの格好をしたコナン君マンホールもありました。こっちは2箇所くらいにしかないみたい。

町役場のすぐ側には、YAIBAにも出てきた青山先生のご実家青山車両がやっているガソリンスタンドがあります。ま、普通のガソリンスタンドですが。どうせだからガソリンを入れていこうか〜とか言っていたのに、忘れちゃいました。
町役場の前にも、駅のと同じコナン関係の地図が立っています。さっきの駅の地図は木に邪魔されて写真が撮りにくかったので(木が成長しちゃったらしい)、こっちで撮り直し。

町役場の前の道をまっすぐ行くと、ありました。コナン大橋が。橋の四方に4種類のコナン像が立っていて、欄干にも青山作品のレリーフ。すごい橋を作ったもんです。。。
サッカーボールに「DETECTIVE CONAN」と描かれているところが丁寧でいいですね〜。他にも浮き輪を持ったコナン君など。
柱にくっついているコナン像もとてつもなくすごい。
「東伯8時間耐久三輪車チャリティーレース」のキャラクターのレリーフ(青山先生画)もありました。

橋を渡るとポケットパークというところがあって、また新一像がありました。今度のは小さいの。扉を開けている新一の姿です。外交官殺人事件の時のだね…とてけてけと話す。服部平次初登場の話です。
これはまたちっちゃいことで…。ドアから顔を覗き込んで一緒に写真をとろうとすると、余計に小ささが目立ちます。下手をすると、写真を取られる側の人間の顔の大きさが目立ちまくり…(笑)

今度は道の駅と町の博物館を目指して歩く。何だか地図上では「すぐ」の感じだけど、遠いっ!
周りは畑。人は通らず。足元にたまに青山作品の絵があって楽しませてもらったけど。
疲れ果てた頃に大栄町歴史文化学習館に到着〜。入ろうか入るまいかちょっと悩む。はっちやぎゃばさんをそこまで付き合わせて良いのか!と。でも結局入ることに。

入り口には2種類のマンホールの見本が。これなら綺麗に撮れるね。
入場券を買って入ると、名前を書かされる…。何故〜?
コナン&スイカ&ナガイモの絵のシールなんかも販売していました。あとコナンラリーの台紙とね。
そうそう、コナン&スイカ&ナガイモの絵のコナン君の顔部分が空洞になっている大きな絵があったっけ。そこから顔をのぞかせて写真を撮るって奴ですな。ちょっと…いや、結構怖い気が。
中の展示は、青山先生の子供の頃のノートとか、グッズとか、セル画とか、海外版のコミックスとかがいろいろ。1階部分の3分の2は埋まっていたんじゃないでしょうか。片隅にある普通の展示物が哀しい感じ。ビデオも見られるらしいが、そんなにコナン系の人たちが長居しちゃって良いのか?
結局、私たちも普通の展示をほとんど見ずに出てきてしまいました…。

道の駅「大栄」の方へ行くと、突然人がたくさん。今まで街中に人がいなかったのは、こっちに集まっていた所為なのか?!あまりの人の多さに中には入らず、外のコナン像と看板を見てきました。今度のコナン像はホームズ姿。パイプなんて持ってます。
ここのコナン像が最後。さて問題です。この町にはいくつのコナン像&新一像があるでしょう(笑)

町役場までの長い道のりを、道の駅で買ったスイカのソフトクリームを食べつつ帰りました。
スイカのソフトは、やや赤いかな?という色ですが、味はきちんとスイカ味。あっさりしていて食べやすかったです。

コナン大橋を渡ったところにあるコナン探偵社にて、コナン土産を購入。といっても買ったのは、てけてけだけですが。大栄町限定もあって、コナンファンには見逃せないところですな。
ちなみにこの探偵社があるところは小五郎通りと言うとか。他にも蘭ちゃん通りとかあるらしいけど、だからって何かがあるわけじゃないみたい。だったら名前を付けなくてもいいと思うんだけど。そして少年探偵団のうち、元太通りだけあるのは何故?リーダーだからか?

町役場まで戻ってきたら、次はお昼ご飯を食べに行くことに。ちょうど歩き回ってお腹もすいたかな?
何と大栄町で写真40枚。今回の旅行で撮った数の3分の1くらいはここで消費されていたことになります。ううむ。

お昼ごはんを食べに赤崎というところの「活魚ふじ」へ。道がイマイチ判らないまでも、道筋に「日本海を食べに来てごしなれ」と書いてあるので迷う心配もありません。
私はなんでも丼を食べたのですが、むちゃむちゃ味が濃かった…。美味しいんだけどだんだん辛くなっていくの。何種類もの魚介類を楽しめるのは良かったんだけど、ご飯にまで味が付いていると逃げ場がなくて…。てけてけのいくら丼やはっちのうに丼の方が良かったかしら…。
ぎゃばさんが頼んだのは刺身定食。しかし、ただの刺身定食ではなかった!何故か刺身の他に、煮魚に焼き魚、酢の物、お吸い物などなど、「どこが刺身定食?」状態。いやー、びっくり。

お腹がふくれたところで、米子駅に向かって出発。駅ではJR西日本が下関でやっているという「関門海峡ミステリーツアー」のチラシを探したり、てけてけ念願のとち餅を探したり、ぎゃばさん念願の吾左衛門寿司を探したりしました。結局チラシは見つかりませんでしたが、吾左衛門寿司は米子空港にも売っていることが判明し、翌日に繰越となりました。

八雲に行く途中だからと、月山富田城へ寄りました。尼子氏の居城だったこの城は、さすが天下の山城。途中の石垣まで行ったのですが、なかなかのハイキング。実際にマラソンをしている人もいましたし、あまり観光コースとは言えないようですねえ。石垣にもちょっと乗ってみたんですが、遠くで見るより一段が高い!女性にはちょっと大変でした。

八雲では真っ先に八雲立つ風土記の丘へ。あまり時間もないしと、資料館には寄らずに外のたて穴式住居を見ました。
「触らないで下さい」と書いてありながらも、中に入れるらしい(笑)
4人で入ると、うーん、まっくら。でもちゃんと風は通るようになっているのね。冬は本当に寒そうだ…。
頭を打ち付けつつ外に出ると、他のところもなんとなーく見て、風土記の丘は終了。こんなことで良いのか?(笑)

お次は神魂神社へ。はっち指導で手を清め、最も古いといわれる社殿を眺める。

やや道が判らないままに八重垣神社へ。夫婦椿という、根っこが2本で途中から幹がくっついて1本になっている椿を見る。どうしてこうなるんだろう、これは。
中は工事中だということで、「御仮殿」にて占い用の和紙を購入し鏡の池まで歩きます。ちょっと離れたところにあるんだね。
先客がいたのでちょっと待って、そしていよいよ占う時がやってきました。

八重垣神社の占いは、鏡の池に先ほどの和紙を浮かべ、その上に硬貨を乗せて占います。池の淵の近くで沈んだ人は、身近に縁があり、遠くで沈んだ人は遠くに縁があるといわれています。また、沈むまでの時間がかかった人は、出会いまでにまだ時間があるとのこと。
でもね、15分だか30分以上かかった人は出会いが遅いと書いてありましたけど、そんなに沈むのにかかったら待ちくたびれちゃうじゃん。みんなで行って、ひとりだけ30分もかかってたら…哀しいよなあ。
鏡の池にそっと和紙を浮かべ、百円玉を乗せました。和紙に書いてあった文字が浮かびます。
じっと待つ。待つ。待つ。
やや池の淵から離れたり、また戻ってきたり、ほとんど動かなかったりと、四者四様。
結局、はっち→てけてけ→私→ぎゃばさんの順番で沈んでいきました。全部で2、3分しかかからなかったよ。

そこからちょっと離れたところに出雲の国庁跡があるとのことで行ってみることに。ほとんど道しるべがなくて、ちょっぴり迷う。いったいどこなんだ〜?
迷うのも当然でした。あまり人がこないところらしい。だって、だだっ広いところに「国庁跡」の石碑が立っているだけなんだもん。あとは国庁を区画する溝と、柱があった位置に丸太が立ってるだけ。でもここが出雲の中心地で、聖徳太子みたいな格好をした人が歩いていたんだなーと何となく空想。あ、バッタがたくさんいました。

この後、松江観光をしようかなどと言っていたのですが、当然そんな時間もなく、そのまま宍道湖を廻って玉造温泉へ。本日の宿は、旅亭山の井。玉造温泉は車用の道路からは川を渡らないとそれぞれホテルへ行けないので、ほとんどホテルごとに橋がかかってました。山の井用の橋を渡ると、おじさんたちが待っていて誘導してくれます。中へ入ると女将をはじめ従業員さんたちがずらりとお出迎え。おお、何だかいい気分じゃないか(笑)

残念ながらすごく綺麗&新しい建物ではなく、どうやら旧館らしい建物に私たちの部屋はありました。だけど同じ階には3部屋あるのに使っているのは自分たちだけという贅沢!しかも部屋は和室の二間続きでベランダは庭園風、部屋風呂は檜作り!うーん、なんて豪華な部屋なんだ〜〜。部屋からは玉造温泉を流れる川が見えました。

お茶&お茶菓子の因幡の白うさぎを味わった後、もう一度でかけます。宍道湖の夕陽を見るために。
「因幡の白うさぎ」というお菓子、一日目からすっごく気になっていたのよね。買おうかどうしようか、でもほとんどお土産は買い尽くしたし…って。でも食べてみたいなーと思っていたところにお茶菓子として置かれていたので嬉しい♪ウサギ型の美味しいお菓子でした。記念撮影しちゃった。

車で宍道湖へと向かいます。あとは夕陽との勝負。「まだ早いんじゃ」とフロントの人に言われましたが、そんなことないない。太陽はすでに沈みかけています。
眺めが良いと聞いていたところに行くまでに空が夕陽色にそまってきてしまったので、バスの停留所で車を停めることにしました。バスが来ないことを祈るのみ!続々と同じ考えの人たちが集まってきます。
そして、夕陽が沈むのをずっと眺めていました。綺麗だ〜。
写真をバシバシ撮る。オートマで撮ってみたりマニュアルにしてみたりと、いつもは使わない機能をびしばしと駆使してみる。あとで綺麗に撮れたものだけを残そうっと。これがデジカメのいい所だよね。

行きに目をつけていたスーパーで買い物をして、飲み物が外から見えないように隠しつつホテルへ。
夕食はなんと部屋食♪ゆっくり出来るぜ〜。中身はあまり昨日と変わらない感じでした。これらがこの辺の産物なんだろうなあ。カニもあって、また沈黙しつつ味わう。
食べるおかずの順番や、好きなお漬物の話なんかをしつつ、境港の地ビールである夢みなとビールだとかを味わう。「ケルシュ」と「アルト」を飲んだのかな。これが結構美味しかった。

満腹になったところでお風呂。露天風呂にゆっくりゆっくり入る。
ぎゃばさんに、露天風呂で誰もいなかったら「つごいねる(合唱曲。去年の演奏会でやったドイツ語のジプシーの歌)」を歌ってよー。とお願いしておいたのだけれど、隣からは何も聞こえませんでした。ちぇ。せっかくテナーソロに引き続いて歌ってあげようと思っていたのにねえ(笑)

温まったところでお散歩に。昔々、勾玉の産地だったことに由来して、欄干に大きな勾玉のレリーフがある橋がありました。その名も勾玉橋。もう暗くなってしまったけれど再度写真をびしばし。
川へ降りて足湯にも浸かりました。川べりに温泉が湧き出していて、そこに足だけ浸かることが出来るの。想像では椅子に座ってのんびりと足を温める──だったのだけど、現実はそんな甘いものではありませんでした。
熱いのよ、お湯が。
いったん足を入れたら最後、動けません(笑)
お願いだから揺らさないで〜って感じ。椅子代わりになりそうな岩まで行くのも大変。じっと我慢。
それでも一応は慣れて、場所によって温度が違うことなんかを学習したのだけど、それにしても熱かった…。

お部屋に帰ってきた後、再び宴会。二間あるっていいね。
お酒禁止のぎゃばさんは、「爽」という名前のノンアルコールのビール味飲料を飲んでました。麦芽100%で確かにビール味だそうだ。ちょっと満足したらしい(笑)
その他、島根ワインとかを飲んだり、トム・ヤム・クン味のタイ版かっぱえびせんにまたもはまったりしながら夜をすごしました。



3日目


戻る