ちいさい旅行ガイド
----ワンダー!! 18(+7) TOUR 四国の旅(2002/07/12〜14)----

2日目<7月13日(土)>
今日は7時起床。いつもは寝起きの悪い私ですが、旅に出ると寝起きの良いこと。
朝食をとりに食堂へ。今度はこっちからラブ子&てけてけ部屋にお迎えに上がりました。いつもお迎えに来てもらってるから、たまにはね。
朝食はバイキングでした。なんとなくみんなでパンを食べる。でもパンなのにお味噌汁を飲むてけてけと私。だって温かい飲み物が欲しかったんだもん。
用意をしてチェックアウト。予定より30分早い。ホテルの前で写真を撮ると、ときぼの運転でいざ高知へ!

徳島IC〜井川池田ICまでビュビュンと高速道路に乗っちゃいます。今日もいい天気…と思いきや、ちょっと雨?
井川池田ICからは大歩危・小歩危まで山道を通っていきます。
「この辺が小歩危?」と橋があるビュースポットらしきところで車を止め、撮影時間に突入。4人で8台のカメラ(誰が犯人だか判りますよね)を持っているだけに、写真の時間はおろそかにはできません。
川は結構な深さと水量があるようでした。台風の過ぎた後だもんね。ボートで降りて行く人たちも見えます。水着姿の男女まで…。川沿いは岩だらけだし、道路からは結構な深さなんですよ。よくあんなところまで降りるもんだなと感心。
また車に乗ってしばらく行くと、「ここから小歩危」とかいう看板が…。見なかったことにしましょう(笑)

大歩危は、小歩危の勢いに比べると、川も広いし迫力としてはちょっと欠けたかな〜。もしかしたら、また見たスポットが違うのかもしれない…。
でも、この辺りをボートとかで下ったら面白そうだよなあ。

雨が本格的に降る前に!と、大歩危はさっさと切り上げて、祖谷渓まで行ってしまうことにしました。
祖谷渓って大歩危から近いと思っていたんだけど、案外遠いんだなあ…。山道を上がって下がってトンネルくぐって山越えて。天気がその度に変わるんです。
かずら橋まで後少し。どこまで車で行けるのかと思っているうちに、お店のおじさんに誘導され、一軒のお土産屋さんの駐車場に止めることになりました。要は、車を止めさせることによって、お土産を買わせようというお店側の魂胆よね。でも、これが後で悲劇を生むだなんて、誰も思ってもみませんでした…(←大げさ)
そのお店からかずら橋までは、5分強。お土産屋さんの魚の塩焼きが美味しそう…。帰ってから食べたい〜。

で、祖谷渓には何があるかというと、それはかずら橋。しらくちかずらという木で作られている橋なわけ。最初の一本目って、どうやって渡したんだろうとか考えてしまいます。
最初はかずら橋と並ぶように作られている、コンクリートの橋から見ます。うーん、不安定そうな橋だあ…。
雨だというのに、結構人がいました。もしかしたら今回の旅で行った観光地で、一番人がいたところかも。
一通り写真を撮ると、渡ってみようということになりました。渡るのにもお金がかかるんだね。しかも一方通行なんだ。
かずらの木が組まれている中に、ワイヤーがあるから大丈夫とはいえ、やはりつり橋。歩くと揺れるし、隙間がありすぎるんだよ〜〜。
カメラを落とさないように、バッグの中にしまい、おそるおそる歩き出します。みんな仲良くへっぴり腰♪
でも、思ったほどは怖くなかったなあ…。私ってば案外信用しているらしいよ、この橋のこと。ただ、ややヒールのあるサンダルを履いていたてけてけや、革靴のラブ子にとっては恐怖体験だったみたい。運動靴に比べて滑るしね。

かずら橋の恐怖を満喫した後、矢印がでていたので琵琶の滝というところに行ってみました。徒歩1分くらいかな。
ぜーんぜん期待していなかった割には結構きれいな滝。高さが結構あって、白くて透明で。
琵琶の滝の写真を撮ったり、全員で撮ってもらったりしているうちに、もしかして雨、結構降ってません?
私たちは木の下にいたから、これほどとは思わなかったんだけど、かなりどしゃ降り。
木の下なんかを辿りながらなんとか駐車場まで帰ろうとしたんですが、ちょっと無理っぽい…。どーしましょう…。
と、悩んでいると、てけてけが傘を持っていることが判明。運転手のときぼが車をとって来てくれることになりました。大感謝〜。
無事に雨の祖谷渓を脱したんですが、心残りは、何も食べられなかったこと〜。あ〜あ。
車を止めさせてくれたお土産屋さんにも、結局寄りませんでした。
ちなみに、一番かずら橋に近い駐車場は1回200円です。

さすがにお腹が減ったので、大歩危まで帰ってきてからご飯を食べることに。道の駅にしいやで何かご飯が食べられるところはないかなと寄ってみましたが、何にもない…。もしかしたら、隣の秘境の湯にはあったのかな。
仕方がないので、前進あるのみ!とご飯めがけて出発しました。

結局、ご飯は珈琲館おおぼけにて。ここは美味しい大歩危の水から珈琲を作ってくれるという喫茶店だとガイドブックに載っていたのですが、軽食もやっているということだったので寄ってみました。
あれだ!と店を発見して車を駐車場に入れようとして、隣の建物に気づく。あれはもしかして、てけてけの昔のバイト先のキャラクターショップじゃないですか。なんでこんなところにー!とてけてけが驚愕。
珈琲館自体は、とっても雰囲気のいいお店でした。隣に手作りの雑貨が売っていたりして。なんだか気分いい〜。
私が食べたのはカにクリームコロッケカレー。美味しかったです。クリームコロッケはさくさくだったし。ちゃんと手を抜かずに作っているのかなって感じでした。
ご飯を食べていると、ちょっと時間がずれているにも関わらず、客が増えて行く…。私たちが来たときって、誰もいなかったはずなのに。うちらって、客を呼んでる??
ラブ子が珈琲を飲むというので、一緒にカプチーノを頼みました。美味しい〜。あまり珈琲は飲まないんですが、たまにはいいかも。

またまた晴れてきたので、順調に高知に向かって車は進んでいきます。大豊IC〜高知ICまで高速で。時間は有効に使わなきゃね。雨も降ったりやんだりしてるし。
そして、念願の高知に到着です。

まずは高知城。この時点でちょっと予定が狂っている…。
板垣退助(たぶん、ときぼと私にとっては、乾退助(笑))の像を見て、「手が邪魔」とカメラマン達は文句をたれる。
この退助君、手をやや掲げているんだけど、それがちょうど顔にかぶって写真を撮りにくいんだよね…。遠くに行くと小さくなっちゃうし。後から写真を見て話したことだけど、もしかしたら真下から撮ればよかったのかもしれません。
山内一豊の妻と馬の像もありました。内助の功として、有名な女性ですよね。
そして天守閣が見える〜〜。あ、おじさんたちがこっちを見下ろしてる〜。手を振っちゃえ〜。ってことで手を一生懸命に振ると、振り返してくれました。たぶんかわいそうと思ったんだよ(笑)
その天守閣に行く前に、資料室を見る。なんとなくぼーっと、だけど結構一生懸命に見ちゃう。知識を詰め込んだところで、ついに天守閣に上ります。
階段、急っ!とにかく、急なの。一段ずつが高いし、そして幅が狭い…。こんなの、江戸時代の殿様は、絶対に裾を踏んでこけていたに違いない!しかも何階あるのよ、ここ〜。
息を切らして天守閣にたどり着きました。見えるは高知の町並み。ここでいきなり山内容堂(土佐藩の殿様だ)の気分に。
すなわち「おれのものはおれのもの、おまえのものはおれのもの」(笑)
天守閣から町を見下ろす生活をしていたら、そりゃ「全部おれのだー」って気分になりますよ。
天守閣から狭いつらい階段を降りているとき、後ろからズザザザザという音が!
「誰かこけた!下で受け止めなきゃ!」と思ったか思わなかったか、慌てて降りて後ろを向くと──、ラブ子が滑っていました…。4、5段ですんだみたいだけどね。良かった。

高知城に結構時間を食ってしまい、坂本龍馬記念館は明日にお預けとなりました。その代わり、高知の町をちょっとドライブいたしましょう。
高知駅を背に、はりまや橋を右に。高知城よりもうちょっと先に行ったところが、龍馬生誕の地。今は碑だけがひっそりとビルの間に挟まれてたっています。
その先を少し行くと、才谷屋の跡地が。今は「さいたにや」とかいう喫茶店になっているらしい。最初は探せなくて、もう一周してしまいました。
次に日根野道場跡に行こうとして、車が入れなくて失敗。こりゃダメだ…。
そうこうしているときに、てけてけが誰かの生誕地の碑を見つけたらしい。結局誰だったんだろう…。饅頭屋(近藤長次郎)だったのかなあ…。歴史では習わないくらいの人物だったと、てけてけは言ってました。
こうやってグルグル廻ったはいいけど、ラブ子とてけてけは、それが何なのか判ってなかったよね?説明が足りんでした。

ホテルを探してチェックイン。本当にここでいいの?というやや怪しい通りの中にありました。が、そんなことは気にしません。
今度はちゃんと4人部屋でした。しかも和室。畳だぁ…。さっそく寝転ぶ人たち。
本当はこの後、三翠園の温泉に行きたかったんですが、残念ながら16時で閉まっていました。ここまではチェックしてなかったよー。残念…。
とりあえずご飯を食べに行こうってことで、出かける準備。フロントでキーを預けるときに、フロントのお兄さんに土佐の料理が食べられるところを訊くと、詳細に教えてくれました。すっごい丁寧なの。地図に書き込みしてくれたりして。お兄さん、優しい。
せっかくだからと、一駅なのに市電に乗ってはりまや橋へ。
ここでときぼとは一時お別れ。さっき行けなかった日根野道場辺りを散策しにいくんだって。すごい熱意だ。
残った3人は、何故か西武百貨店にいたとさ。だって〜夏市の真っ最中だったんだもん。おかいものクマの大きいのがショーケースに飾られていたんだもん。写真を撮りたかったんだもん〜〜。と、てけてけと私でショーケースを写真に収める。よっぽどの「おのぼりさん」だと思われたかも…。池袋とかじゃ、こんなにのんびり写真なんて撮れないもんね。お付き合い、ありがとうございます>ラブ子。

はりまや橋は混んでいたので、隣のお土産屋さん「はりま屋」に入りました。高知土産の問屋さんだかなのかなあ。 少しして外に出てみると、ちょうど18時になるところ。はりまや橋のカラクリ時計が動く時間です。見なきゃ。
はりまや橋の写真を撮ったりしているうちに、18時になりました。カラクリが動きます。よさこい節にあわせて。
ずいぶん長いんだね…。5分以上はあったんじゃないかな。第1段階〜第4段階、そして最後のまとめまで。出てくるものは高知城と龍馬とはりまや橋とお馬と坊さんとよさこいを踊っている女性たち。高知の見所満載…。
お土産を買ったり、夕飯のお店の下見をしているうちに、ときぼも合流。どうやら日根野道場あたりは良く判らなかったそうです。でも気分は満喫してきたみたい。

ときぼが買い物を済ませると、ご飯の食べる場所へ移動。今回は赤とんぼというお店になりました。
フロントのお兄さんが「いろいろ食べるならここ」と教えてくれたので。どうやら高知の人って、定食っぽい感じで食べるのが好きみたい。例えば「くじら定食」「かつお定食」みたいに。ご飯セットが好きな誰かさんみたいだね(笑)でもそれだといろんな種類を味わえないじゃん。せっかく来たんだからさ。
食べたものは。まず真打!かつおのたたき。むちゃむちゃ美味しかった〜。すっごく分厚いの。あんなに豪華な鰹でいいのだろうか…。
それに、ときぼ念願のくじらの刺身くじらの竜田揚げ。くじらは全員まともに食べたことがなかったので、お店のお姉さんに「どれが食べやすいですか」と訊いてみました。「食べやすいのは竜田揚げみたいなのだけれど、鯨を味わうならやっぱり刺身」ということだったので、それに従い、まずお刺身。すっごく赤いんだね…。ツマの大根が赤く染まって、大根なんだかにんじんなんだか判らなくなってたくらいでした。臭くなく、美味しかったです。竜田揚げは、昔に食べたスモークと似た感じ。なんだか鯨肉ってざらざらしている食感じゃない?でもやっぱり嫌な感じはしませんでした。
てけてけが気に入ってしまった酒盗。これは鰹の内臓の塩辛。イカの塩辛みたいなもんです。イカの塩辛が好きな人、酒好きの人は好きだと思うよ。酒好きのおじさんのお土産に買ってしまいました。
名前に惹かれた土佐ジロー。これ、土佐の地鶏なんです。最初はから揚げだったんっだけど、さくさくしていて、まるでササミの天ぷらみたいでした。次に頼んだのが、卵とじ。この味好きだなあ。親子丼の上のところみたいなの。やっぱり歯ごたえのある美味しい鶏でした。そういえば、阿波で「阿波尾鶏」は食べなかったよ(笑)
その他、いろんなものを食べ、ゆずサワーを飲み、デザートのアイスも食べて、満足満足。これであの値段だっていうから、高知の人はいいなあ…。
高校の話とか、Somの話とか、シシャモが嫌いだとか、いろいろな話をして、店をでたのは10時頃だったかな。

コンビニによってからホテルへ戻って大浴場へ。また人を集めちゃったのか、やや混雑…。人が減るまでと、ラブ子と2人、お風呂で長話。くらくらぁ。
お布団もひいてあって、ちょっと嬉しい。4人4様に寝転びつつ、お土産を無理やり詰め込んだりして明日の用意。
そして昨日と同じく日記を書いて、他の3人にコメントをもらいます。さすがにお腹がいっぱいでお菓子は入りませんでした。でも、お土産屋さんで買ったごっくん馬路村というゆずジュースは飲んだよ。サッパリしていて美味しいんだよね、これって。
てけてけが脱落したのをきっかけに、4人とも就寝。おやすみぃ。



3日目


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