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2001/ 02




●2001/02/14 AIBO

 ソニーのAIBOは10年後、遅くとも20年後のエロゲのプロトタイプだ。
 正確には、いわゆる泣きゲーの将来の姿である。

 現在のエロゲ界における最大の論点、泣きゲーに対する評価は人により真っ二つに分かれる。
 賛否が対立するのは当然だ。それは批判側が泣きゲーというものを根本的に誤解しているからである。

 トレンドのエロゲが描いているのは"女の子"ではなく、ある種の宗教的な救済だ。
 コアなファン層にとって萌えとはアーメンと同義である。
 泣きゲーは古典的なエロゲの評価軸では理解できない。
 私のような年寄りを含め、女の子を求める人間の泣きゲーに対する違和感の正体はここにある。

 さて、AIBOである。
 現在のAIBOのままでも、これに発声機能さえ搭載されれば、泣きゲーの代替テクノロジーとしてかなりのポテンシャルがあると思う。
 たとえば、有名声優による「ゴメンナサイ…」とか「痛いですぅ〜☆」みたいな別売りデータを用意すれば良い。
 これが泣きゲーのエッセンスである。たぶん...

 生まれてこの方、一度もペットを飼ったことがないのでこの結論にはちょっと自信がないが、もし発声機能付きの3rdジェネレーションAIBOがコミコミで12万を切ったら、那須めぐみさんの声で確かめてみよう。(声優ブーム?ってのも謎だが)





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