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ペレスラブリ・ザレスキー案内

 ロシア語[Windows-1251版][KOI8-R版]

概要

人口 - 45,000人

ペレスラブリ・ザレスキーは、モスクワとヤロスラブリの丁度真ん中、プレシチェボ湖岸にあります。静かなロシアの田舎の雰囲気を味わいたい向きには、訪ねるのに値する町です。まさにこの理由から、多くのモスクワッ子が、この町にダーチャを持っているのです。町の南部には、とりわけ夏になると美しい、庭つきの、ひなびた農家の数々や、小径があります。

ペレスラブリ・ザレスキーは、文字通り、モスクワからすれば、森を越えたところ(ザ レス)にある町ですが、1152 年にユーリー・ドルゴルーキーが作った町です。アレンサンドル・ネフスキーは、この町で生まれました。長い歴史の中で、この町は五回モンゴル・タタールの来襲にさらされ、近隣諸侯、外国軍隊の襲撃を受けました。土塁と、小さなスパソプレオブラジェンスキー聖堂は、町ができるのと同時期に作られたものです。プレシチェボ湖は、ピョートル一世が20歳前に、航海術を学び、100隻以上の演習船からなる艦隊を作り上げた、ロシア海軍発祥の地として知られています。

ペレスラブリは、基本的に、唯一の幹線道路の周囲にできている町です。中央バス駅は、町の中心から二キロ、西南の方向にあります。ゴリツキー修道院を始めとして、ほとんどの歴史的な建物はこの駅の周辺にあります。


中心部

ユーリー・ドルゴルーキーによって作られた城砦は、現在は古い都市部をめぐる環状の土塁として残っています。土塁の最上部を巡りあるけば、12 世紀のペレスラブリに思いをはせることができるでしょう。土塁の内側には、1152に建てられたスパソプレオブラジェンスキー聖堂があります。これは、ロシアの最も古い建築物の一つです。残念ながら、聖堂のフレスコは、19 世紀のものです。聖堂の正面には、アレンサンドル・ネフスキーの胸像があります。赤の広場には、尖塔型のピョートルメトロポリタン教会があります。これは1585 年に建設されたのですが、1957年に修復されました。その横には、1745年に建てられた二つの教会があります。
赤の広場からほど遠からぬところを美しいトルベージ河が流れています。長さ二キロでプレシチェボ湖に流れ込んでいます。この川で、夏、人々は細長いボートに乗って、湖に向かって漕いだり、魚をつったりして、夜になるまで楽しみます。このトルベージ河口南側には、美しいサラカスビャツカヤ教会(四十聖人教会)が建っています。

南部

ゴリツキー修道院は14世紀に建てられました。その結果、今残っている一番古い物は、17世紀に作られた門 と、鐘楼だけです。 中央バス駅からモスクワ方向に向かって200メートルほど進み、右に曲がって丘を上ると、今は博物館になっている、この修道院があります。中央ウスペンスキー聖堂は、木彫りのイコノスタスで有名ですが、火曜日と、毎月最後の月曜日を除いて、10 時から17 時まで、毎日開いています。 修道院の門の前には、第二次世界大戦時代の不細工な戦車の記念碑があります。

ゴリツキー修道院から幹線道路をへだてた側には、1785年に建立され現在も使われているアレクサンドル・ネフスキー教会があります。 やや離れた丘の上には、畑やダーチヤを見おろすかたちで、16世紀の30年代に建てられた、尖塔型の鐘楼とトロイツキー聖堂で知られているダニーロフスキー修道院があります。現在ここは現役の男子修道院となっています。

16世紀の壁に囲まれたフョードロフ修道院は、幹線道路をモスクワ方向に南にいったところにあります。ゴリツキー修道院から4 キロ離れたプレシチェボ湖南岸に、ボーチク博物館があり、ここにはロシア海軍にちなむ展示品が置かれています。なかでも主だったものに、ピョートル一世が作り、再三の火事や、ピョートルの艦隊をゆだねられた役人たちの怠慢にもめげず、今日にまで残されたボート、フォルトゥーナ号があります。この博物館は、月曜を除く毎日10 時から17時まで開いています。博物館には、中央バス駅から出発する、車両二台の可愛い列車でゆくことができます。列車は、 9.00, 13.00 および、16.30時に中央バス駅から出発し、 12.30, 16.00 および、20.30時に戻ります。この列車の終点はククーシカ(カッコウあるいは、ローカル列車の意)と愛称されているクパニで、湖北岸の集落です。


宿泊、食事

ロストフ通りにあるペレスラブリホテルは、1985年に建てられました。宿泊料は13.50 (シングル ) から、22 $US (ツイン)です。全室トイレ、風呂付き。ホテルには一階に、レストランとバーがあり、ここで食事可能です。レストラン、タクチールナオーゼルノイには、北側に別の入り口が有ります。ホテルから数百メートルの場所に、日曜日には大きな市場がたちます。

アクセス方法

ペレスラブリには、鉄道は通っていません。そこで、自分の車がない場合、バスで行くしか方法がありません。モスクワからペレスラブリにゆく場合は、地下鉄ショールコフスカヤ駅にあるバスセンター(アフトバクザル)からバスが出ています。 この場合、コストロマ行き、ルィビンスク行きのバスも、ペレスラブリを経由するので、このバスでも行くことができます。運賃は約5.5ドル、所要時間は二時間半から三時間です。モスクワから、セルギーエフ・ポサート行きの電車(ヤロスラブリ駅から出ており、所要時間はおよそ一時間半、運賃1.5ドル)に乗り、セルギーエフ・ポサート駅前のバス乗り場で、バスに乗り換えるという方法もあります。

ペレスラブリには、ヤロスラブリから、ヤロスラブリ発、ペレスラブリ直行のバス、あるいはモスクワ行きのバスで行くこともできます。 所要時間は約三時間です。このバスは、黄金の環の中で有数の観光地ロストフベリキーにも止まります。


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