about    
Lv99.comは、インターネット的なことを使って生み出せるものがあるはずだという確信のもとにつくっているサイトだ。
とはいえ、はっきりと文章化できるほどコンセプトを明確に意識しているわけではなく、 いきあたりばったりに試行錯誤をつづける覚悟で開始した。つづけることによって、コンセプトがくっきりと浮き上がってくればいい、と考えている(いつになるのかわからないが)。

   

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■値段
Lv99.comは、商品を売って儲けようと考えてやっているわけではない。
とはいえ、損をしようと思っているわけでもない。だから、値段は損しないギリギリの値段にしようと思っている。
が、“損しないギリギリの値段”というのは見極めが結構むずかしい。
たとえばTシャツは、最終的に何枚売れるかによって1枚あたりの原価が変わってくる。
一番高くつくのは版代なのである。たとえば版が2つ必要だとすると2万円程度かかる。これは同じデザインのTシャツを何枚増産してもかわらない。
実を言うと初期の頃は、4枚ぐらいしか売れなかったものがある。そうなると版代だけで、2万円÷4枚で5千円。それにTシャツそのものの値段や、プリント料金や細々とした代金が加わる。2800円で販売したので大赤字である。
だがもし100枚売れるとする。と、版代は2万円÷100枚で200円だ。これにTシャツ代やプリント料金その他いろいろを加えても、現在よりももっと安く販売することが可能になる。
っても一気に100枚売るぞ!なんてのを目指しているわけではない(発送の手間を考えると、そんなに売れると困ってしまう)。
   

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■プリント
Tシャツのプリントを依頼している工場を変更した。以前、依頼していたところも、ちゃんと、プロ仕様のクオリティの高いものだった。
では、何故、変更したかというと、場所が離れていて、細かい打ち合わせがしにくかったからだ。
プリントのクオリティも高くて、いろいろ相談できて、近所にある、しかも料金はなるべく安く、という難しい条件の中、いろいろ探して、ようやく発見。
ということで、新しいプリント工場で、これからお願いすることにした。
デザインや、実際のTシャツを見ながら、細かい打ち合わせができるようになったので、さらにクオリティの高いものをお届けできるようになったと思う。
   

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■想像力:Imagination
「こっくりさんTシャツ」を着ていると、「変わったTシャツですね」なんて言われることがある(たまにね)。こっくりさんTシャツだと説明すると、こっくりさんをやっていた頃のことなど話が弾むことがある。
「明日はお休みTシャツ」を着ている時も、「明日、お休みなんだ、いいなぁ」とか言われて、うらやましがられたりする。
Tシャツを着てもらうことによって、それが、ちょっとしたきっかけになって、何かが始まる。そんなTシャツを作っていきたいと思う。
   

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■世の中を動かす年齢
日本の大企業で社長になる平均年齢は56歳だとテレビで言っていた。
56歳で社長になったら、大きな変化を望むだろうか?
きっと、自分が社長をやっている数年は無事平穏に過ぎていってほしいと思うだろう。
世の中の大きな部分は、56歳の感覚で動いている。そして、大きな変化は望まれない。
それは、とても、つまらない。
20、30代の感覚で、ものごとを変化させていくために楽しもう。

■儲けようとしない企業

儲けようとしない企業ができるのではないか?なんてことを言ってたんけど、企業じゃなくてもいいか、と気づいた。
儲けようとしない俺、で、LV99.comをスタートさせたわけです。
儲けようとしないってのは、儲けないということじゃなくて、儲けることを目標としないってことです。
たとえば、ひとまずやってるTシャツ販売ですが、20枚とか作って、今の値段では、ほとんど儲かりません。
でも、儲けることが目的じゃないので、OKです。
自分が着たいTシャツや、だれかに着てもらいたいものを作ってみよう!というのが、 最初の目的。
でも、もしかして、なんだかころがって100枚売れたら、おこづかいぐらいにはなるなと心の片隅にはあるのです。
でも、それが目的になっちゃダメなので、気をつけて「儲けようとしないLv99.com」でいこうと思います。

■アンチ大量生産
とはいえ、Tシャツ販売も、枚数があまりにも少ないと、どうしても1枚単価があがってしまう。50枚とか100枚、コンスタントに売れるなら、1枚をもう少し安くできるのになーと思ってたりもする。大量に生産すると単価が安くなるというのは、やはりどうしようもなく真理だなーというのがやってきた実感だ。
でも、あきらかに大量生産が可能なものは、誰かが作ってくれる。
Lv99.comでわざわざつくらなくてもいい。
つくるものは、自分が欲しいもの、で、他では手に入らないもの、だ。
   

米光一成
profile    
1964年生まれ。
大学卒業後、ゲーム会社『コンパイル』に入社。
メガドライブのシューティング『アレスタ』の企画手伝いが初仕事か。
企画監督脚本した作品
『魔導物語1-2-3』
『ぷよぷよ』(FC/MSX)
『サナトリウムオブロマンス』
『赤い相撲』
『魔導師ラルバ』

退社後、ゲーム会社『STING』に入社。
企画監督脚本した作品に
『トレジャーハンターG』(スクウェア)
『バロック』
『eMotion e-Mail 悠香』

2001年退社後、フリーに。
詳しいプロフィール
こどものもうそう』を日々更新中。
   
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