SVA東京市民ネットワークNEWS LETTER「里程標」第12号

パネル・シアター、バレーボール、Sケンなどで
ラオスの子ども&先生と交流

 荒川区、葛飾区、練馬区、渋谷区などの児童館、保育園、図書館職員17名でラオス「子どもの家」を訪問した。
 詳細は「報告集」(A4判54頁、600円)をご覧いただくとして、ツァーのあらましを簡単に報告させていただく。( SVA東京市民ネットワーク・白石孝)

【ラオス・タイの児童教育関係者との交流ツァーのあらまし】

12月5日(金)

夜間 成田からバンコクヘ。安上がりにするため、成田夕方発のユナイテッド航空を利用したため、パンコク着は深夜となり、空港近くのホテルに泊まる。

6日(土)

午前 タイ航空でバンコクからビエンチャンヘ移動
午後
SVA・曹洞宗国際ボランティア会ヴィエンチャン事務所での事業説明
説明者 小野事務局次長、服部さん、荻上さん
内容  ラオスでの事業概要およびラオスの児童教育の現況
夕食 メコン河沿いのラオスレストラン「サロンサイ」で交流、伝銃芸能鑑賞。

7日(日)

午前

児童文化センター(アジア子どもの家)の事業説明

説明者 スパン・ルアンラート所長、タビン情報文化省副局長以下5名
内容  児童文化センターの事業概要、ラオスにおける児童教育の現況
謄写版を活用した学校教育とSVAの援助活動、伝統文化継承活動などについて

伝統文化教室の活動成果発表会(見学者釣400人)

 5歳から中学生までが伝統音楽、伝統舞踊、寸劇など約10のプログラムの発表を行った。

午後

訪問団による実演

 パネルシアター
 先生役の荒川区児童館担当だけでなく、にわか仕立ての参加者3人もそれぞれ実演し、好評だった。
 指人形
 「ぐりとぐら」を指人形で実演しこれも好評だった。
 リズム遊び
 保母さん3人の指導で子どもたちと一緒に遊び、言葉が通じなくても楽しむことができた。

子どもたちと遊びの交流

バレーボール
 自治労特区連の女バレーチームのアタッカーが中心となり、子ども用のカラーボール6個をプレセント、バレーの練習・試合方法を実際に教えたが、途中から日本人チームとラオス中学生チ一ムとの白熱した試合となり、異常な盛り上がりを見せた。
折紙・綾とり
 保母3人を中心に実際に作りながら教えたが、子どもたちの関心が高く、すぐに覚えていた。
遊び
 児童館メンバーを中心に「Sケン」遊びを教え、三宅委員長も必死に取り組んだ。

8日(月)

午前
パネルシアターの模範演技
子どもの家、教育省、国立図書館、大蔵省付属図書館、市内数ヶ所の幼稚園スタッフ約20人がワークショップに参加した。・松橋講師からパネルシアター の基本パターン7〜8種類を実演してもらい、どんな内容、目的、効果なのかを説明した。
実際に制作する。
5人ずつくらいの4グループに分かれ、実際にパネルシアターの制作に取り組んだ。訪問メンバーも2人ずつ程度合流し、日ラオス合同のパネル作りとなった。
午後
発表会
「じゃんけんゲーム」「当てものゲーム」「カレーライスづくり」「「赤ずきんちゃん」の4グループが発表、講師が講評をしたが、ラオス人スタッフの集中力、表現力、演技力はすごく、大成功となった。
ラオス語の訳文を添付した日本の絵本の贈呈
9点各10冊の計90冊を子どもの家図書館ほかに贈呈した。今回は、日本出発直前にラオスから希望が入ったため、貼付、ブッカーかけ作業が間に合わず、ラオスのホテル及び贈呈当日、ワークショップと並行しての作業で完成させ、贈呈することができた。

9日(火)

午前
教材開発センター見学
当初の予定では移動図書館活動に随行し、その活動を視察するとともにパネルシアターなどの実演交流をする予定だったが、車両故障のために断念し、代わりに教材開発センターを訪問した。ここではラオス国内の学校に配布する謄写版制作を行っており、謄写版の有効性についての説明をうけた。さらに、シルク印刷などによる教材開発事業の説明などもうけた。
お別れ交流会(ビエンチャンの“迎賓館”「クアラオ」の2階を貸切)
ラオス情報文化省の副官房長、伝統文化局副局長ほかワークショップに参加したラオスの児童教育関係者、SVAスタッフなど約30人を招待し、ラオス有数のレストランでお別れ会を開催した。両国のスピーチ、プレゼント交換に始まり、歌と踊りでの交流はかなりな盛り上がりとなり、事前に覚えていったラオスの国民歌も好評だった。

10日(水)

日中 ビエンチャンからチャーターのミニバスで友好橋を通ってタイ入国。ノーンカーイの町を散策、ウドンタニーで昼食後、国内線でバンコクへ移動。
全体の総括夕食。早帰り組の5人が翌早朝帰国するので、お別れを兼ねた夕食を「タイスキ鍋」レストランの「テキサス」でとる。

11日(木)

一日自由行動

12日(金)

午前
バンコク・スアンプルー保育園での交流
短時間だったが、5歳児クラスに入り、保母さんを中心に合同保育に取り組んだ。担当保母が3年前に民生局支部の招きで来日したナリーさんだったこともあり、スムーズな交流となった。
バンコク・スアンプルー図書館の視察
タイでも高く評価されている図書館を訪問、地域コミュニティ活動と一体で取り組まれている図書館活動の説明を受けた。
午後
SVAバンコク事務所訪問
説明者 SVAの佐々木さんから事業説明を受けた。
内容  SVAの活動、スラムの現状、タイの状況についての説明をうけ、その後、職業訓練センター、図書室、保育園を視察した。
お別れ会。佐々木さんを囲み、、チャオプラヤ河沿いの野外レストラン「ランテー」で夕食。

13日(土)

早朝 ホテルを4時に出発し、早朝フライトで帰国。成田で無事解散。


里程標内容SVA東京市民ネットワーク