使用方法のヒント
アパーチャファイルをEXCELで作成する方法
GBCProでは、以下の書式で管理します。
《Dコード、 Xサイズ(mm)・TH内径、 Yサイズ(mm)・TH外径、 TH接続幅(mm)、 形状》
※TH接続幅とはサーマルランドに使用される接続帯の幅です。
それぞれのデータの区切りはカンマ(,)です。
ファイルはテキストファイルで、D10〜D500(Verによって異なります。)の行が必要です。(プログラム仕様による物です)
あいだが抜けていては行けません。使用しないDコードの行も必要です。(値は何でも結構です)
1.Dコード
D10〜D500(Verによって異なります。Ver.1.64はD999まで使用可能)
2.Xサイズ(mm)・TH内径
mmで入力します。形状が○の場合は、「Yサイズ(mm)」の行にも同じ数字を入力します。
形状でサーマルランド(+または×)を選択した場合は、サーマルランドのエアギャップ内側までの寸法(直径)になります。
3.Yサイズ(mm)・TH外径
mmで入力します。形状が○の場合は、「Xサイズ(mm)」の行にも同じ数字を入力します。
形状でサーマルランド(+または×)を選択した場合は、サーマルランドのエアギャップ外側までの寸法(直径)になります。
4.TH接続幅(mm)
サーマルランドに使用される接続帯の幅を入力します。形状でサーマルランド(+または×)を選択した場合のみ有効で、
形状が○や□の場合は無視されます。
5.形状
描画するアパーチュアの形状を選択します。記入出来るのは、○、□、×、+の4種類です。
形状に□を記入した場合は角ランドが描画されます。XサイズとYサイズに別々の値を入力すると長方形が描画されます。
○を記入すると円が使用されます。通常パターンの描画は、○アパーチュアを使用します。
また○の場合、XサイズとYサイズに異なる値は入力出来ません。異なる値が入力された場合はXサイズが使用されます。
+
と× はサーマルランドです。
+ は90゜・180゜で接続、× は45゜・135゜で接続されます。
通常のポジ出力では、
サーマルのエアギャップ部分のみが描画されます。
これらの書式に乗っ取りEXCELの各セルに記入後CSV出力し、拡張子をcsv→aptに書き換えるとGerber
Change-Proで
使用する事が可能になります。
【参考】PROTELから出力されたアパーチャファイルからGerber
Change-Proのaptファイルを作成する方法
1.ファイルをExcelに読み込みます。
2.「Xサイズ」と「Yサイズ」をmilからmmに変換(×0.0254)する。※PROTELの出力はmil単位になっている様です。
(1)具体的には、X,Yのそれぞれ隣に列を追加し、×0.0254する計算式を入れ、セルの書式を数字の小数点以下2位に設定します。
(2)計算された数字をデータとして使用する為に、一旦csv形式で出力し、再度読込を行います。
3.「形状」を以下の書式で入れ替えます。
ROUNDED → ○
RECTANGULAR → □
OCTAGONAL → ○
※OCTAGONAL(8角形)は対象外なので○で代用します。
4.上記の順番を参照にデータの並びを入れ替えます。
5.「用途」の列は削除します。
6.「穴サイズ」の列はそのまま「TH接続幅」に使用します。
7.D10〜D500迄の間で足りない行を追加します。※fast.aptファイルからコピーペーストして下さい。
8.CSV形式で出力し、拡張子をaptに変更します。