ポートランド日記                                     スズキメディア

8月8日(水)(8日目)


 今日は出かけず一日仕事。Cも一日大学へ。

 五か月という長期間アメリカに滞在することになって、一番考えたのは英語のこと。英語に関しては高校時代にあきらめたので、日常会話(というか旅行会話)以上のものはできないし、聞くのも同じくらい。ただ、読み書きは、インターネットでホームページを読まないといけないし、海外とのメールのやりとりもあるので、ここ数年で少し上達していると思う。

 旅行でカナダやアメリカやヨーロッパに行くことがあるけれど、一週間から二週間のことだし、お店の人と話すくらいだから、英語を話すというほどのことではない。レンタカーを借りたり、チケットを買ったりと、ちょっとこみいった話になると、半分近く理解できないときもあるが、何度か聞き返したりして、切り抜けてきた。多少恥ずかしい思いをしても、二週間くらいの旅行でのことならすぐに忘れてしまう。

 しかし、今回、ポートランドに腰を据えて、いやがおうにも英語を聞いたり話したりせざるを得ない状況になって、自分の英語力というものを思い知ることになった。
 部屋には、テレビがあるので、起きている間はつけっぱなしで、20チャンネルくらいある番組をあちこち見ている。日本にいるときは、テレビを見ると仕事がはかどらないし、小さい頃から頭が悪くなる(もとい、目が悪くなるでした)と言われていたので、見ないようにしているが、実はテレビを見るのは大好き(けっこう雑学的な情報も手に入る)。

 ポートランドでは、英語の勉強ということもあって、ずっとつけているから、けっこう楽しい。でも、改めて、ずっと英語のテレビを見てみて、英語のヒアリング力がないのを思い知らされた。
 英語については、英語に直面している毎日なので、また書く各機会があると思うが、とにかく、映画だと話している内容が一切わからないものもある。子供向けの映画なら、ついていけるが、ニュースも半分以上わからない。この状態で、五か月たつとどうなるのだろう。少しは聞けるようになるのだろうか。


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