[ 0001 ]

[ 前へ (Previous) |  目次 (Contents) |  次へ (Next) ]

ニッポン大好き!

「また同じクラスになるといいネ!」
 なんだか今日のレミィは、やけに親しげに話し掛け
てくる。
「そ、そーだな」
 オレこんなにレミィと仲良かったっけ…?
「もし、同じクラスになれたら『忍は伊賀者』ってや
つよネ」
 …なんだってぇ!?


勉強・勉強・また勉強

「レミィ、さっきの『エンワイナモノ』って――」
 オレは言葉の意味を訊こうとしたが、
「今度は、スタディな関係になりたいわネ」
 という彼女の言葉に、さえぎられた。
「は?」
 そこで授業開始のチャイムが鳴った。

 彼女は、ぴょんとオレから離れ、
「またね、See you later」
 そう言って投げキッスを残し、去っていった。
 スタディな関係だって!?
「…あいつ、マジで英語の使い方を忘れたのかぁ?」

 いや、マジで…。


ナツメロ(死語)なのね…

「げげっ、レミィ!?」
「ハアィ。How are you?」
 そう言ったレミィは、このアングルからだと、ラッ
キーなことにパンツ丸見え状態なのであった。
 少々、体が痛むけど、そんなことは関係ない。
「ふぁ、ファイン、サンキュー…」
 片手を上げて応えながら、オレはスカートの中身か
ら目が放せなかった。
 ビューティフルネームだぜ…。

 ビューティフルサンデーの方が有名だったかな……。


一応立ってる(爆)

「だって、自分で立てなかったヨ」
「そ、それはだな、別の事情が…」

「ナニナニ?」
 とレミィは、大胆に腕を絡めてきた。
 突然の急接近に、ちょっと緊張…。
 まあ、これくらいのスキンシップ、むこう(アメリ
カ)では当然だろうけど。
「どんなジジョーなの?」

「スカートの中を覗いて勃起してたんだよ!」

 ――なんて、言えるはずもないよな。


[ 前へ (Previous) |  目次 (Contents) |  次へ (Next) ]

[ 0001 ]