[ 0004 ]

[ 前の選択肢まで戻る (Previous) ]






楓ちゃんの簀巻き姿 「…」
 楓ちゃんは無言のままだ。
「…楓ちゃん、痛くないかい?」
 楓ちゃんは、目を伏せ、俯くと、ゆっくりと
首を左右に振った。
 おかっぱ頭の黒髪が右へ左へ交互に舞う。
 ふるふるふるふるふるふるふるふるふるふる
ふるふるふるふるふるふるふるふるふるふるふ
るふるふるふるふるふるふるふるふるふるふる
ふるふるふるふるふるふるふるふるふるふるふ
るふるふるふるふるふるふるふるふるふるふる
ふるふるふるふるふるふるふるふるふるふるふ
るふるふるふるふるふるふるふるふるふるふる
ふるふるふるふるふるふるふるふるふるふるふ
るふるふるふるふるふるふるふるふるふるふる
ふるふるふるふるふるふるふるふる((C)nomado)

「か、楓ちゃん、もしかして簀巻きが気に入っ
てるの?」
 そう訊ねると、楓ちゃんはぽッと頬を染めた。
 う〜ん、変わった子だなぁ(笑)

−完−



[ 選択肢まで戻る (Previous) ]

[ 0004 ]