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このページでは、お祝い品や頂き物の(CG、小説など)を紹介します。



第11青函丸さんから、リーフ系のSS(ギャグ)を頂きました。
ありがとうございます>第11青函丸さん。

第11青函丸さんからの一言
雫、痕、WAの3作品を知っていないと分らないSSです(オチも品が無いし)。
ご意見、苦情がありましたらご連絡下さい。感想もお待ちしています。

尚、テキストの整形、及びHTML化は私が行いました。
なにかありましたら、ご指摘くださいませ>第11青函丸さん


【なぜだろう】
第11青函丸

「紹介しよう、この2人が今日から一緒に仕事をして
くれる、『柏木楓』くんと『観月マナ』くんだ」
「佑クン、この2人が例の新人?」
 沙織ちゃんが、小声で僕に話しかけてくる。
「新城くん、事務所で『佑クン』はやめてくれって言っ
ているだろ?」
 僕は沙織ちゃんに小声で答える。

「はじめまして、柏木楓です」
「はじめまして、観月マナです、よろしくお願いしま
す」
「こちらこそ、あたしが新城沙織です」
「僕が、司法書士の長瀬佑介です。よろしく」

 高校時代のあの事件から6年の歳月が流れた。沙織
ちゃんとの日々が日常となり、学生時代も終えて、な
んとか司法書士試験にも合格し、いまは、土地等の登
記事務を代行する司法書士事務所を営んでいる。
 沙織ちゃんと2人で始めた事務所も順調に仕事が増
えて、今日から新人2人に手伝ってもらう事にした。

「ねえ、佑クン、楓さんって、おとなしそうな人だね」
「ああ、面接でも無口な感じだったよ。それより、新
城くん、柏木くんと観月くんにはひととおり説明して
あるから、さっそく仕事を教えてくれないか?」
「そうだね佑クン、人柄はおいおい判る事だし、まず
は仕事といきますか」
 そういって、沙織ちゃんは、法務局(登記所)への確
認方法、不動産登記簿謄本の表題部、甲区、乙区等の
説明を始めた。

 さて、僕も仕事を始めるか・・。

 債務弁済に伴う抵当権抹消登記、相続登記、電気製
品売買代金債務・小切手債務・手形債務に係る根抵当
権設定登記、‥‥。
 相変わらず単調でめんどうな仕事が多いなあ・・。

 そんな中に【土地買い戻し特約権の売買】の書類が
目に止った。藤田さんの依頼だ。珍しい仕事だという
ことが一目でわかった。
 「土地の買い戻し特約」でも珍しいのに、特約その
ものを売買するなんて。たしか、司法書士受験勉強を
していた時に、参考書で読んだことがある気が・・。

 さっそく、手引書を取りだす。

「土地買い戻し特約」等の本権に附帯する権利は附記
登記の申請という形で行います。



 うん、これは珍しいから、皆にも覚えておいてもら
おう。

「新城さん、柏木さん、観月さん、ちょっと来てくれ
ないか?」
「はい」
 三人の返事が重なる。

「珍しい事例だから、覚えておいてほしい。この、藤
田さんの依頼は買い戻し特約の移転登記の申請だ」

 いつも明るい沙織ちゃんも、きりっとした表情で僕
の話を聞いてくれる。柏木さん、観月さんのまなざし
も真剣だ。

「買い戻し等の本権に附帯する登記は附記登記という
こと位は知っていると思うが、これは、その附記登記
内容の移転、つまり附記附記(ふきふき)登記の申請
だ・・」

 きりっとした表情だった沙織ちゃんが

「ふきふき登記」

と、つぶやいたかと思ったら、見る見る赤くなっていっ
た。

 しまった‥‥。

 僕は高校時代の例の事件を思いだした。多分、沙織ちゃ
んも同じ事を考えているのだろう。

 気を取り直して、柏木さんと観月さんを見ると、二人
とも真っ赤になっている。

 あれ?
 僕と沙織ちゃんの高校時代のできごとなんか、知らない
はずなんだけど、二人とも、なぜ赤くなっているのだろう?



おとうとねこさんから、
4万アクセス記念&4万アクセス踏みました記念(笑)として、
パロディのショートショートを頂きました。
有り難うございます〜。

 尚、テキストの整形及びHTML化は私が行いました。
なにかありましたら、ご指摘くださいませ>おとうとねこさん


DOTABATA MORNING RETERNS

「浩之ちゃぁ〜〜〜ん」
「もう起きたって!」
 そう叫びながら、窓に向かって寝巻用のTシャツを
投げ捨てた。
 制服のズボンを投げ捨て、ハンガーに掛けられた新
しいシャツを投げ捨てる。
 パンツを捨て、靴下を捨て、制服の上着と鞄を捨て、
部屋から出た。

 だん、だん、だん、だん、だんっ。
 一段抜かしで階段を降りていく。
 靴を踏んで手を伸ばし、カチャっと玄関の鍵を開け
た。
 ひと呼吸ほど置いて、扉が開く。

「きゃあああぁぁーーーっ! 何て格好してるの! 
浩之ちゃんっ!」


あかりの髪型

 少しして、あかりが訊いてきた。
「浩之ちゃんは、ストレートの髪って好き?」
「おう」
「ブローがかかってる髪は?」
「おう、好きだ」
「長い髪は好き?」
「おう」
「ショートは?」
「好きだ」
「モヒカンは?」
「悪くない」
「サザヱさんカット」
「好きだな」
「アフロヘアー」
「いいねぇ」
「螺髪(らほつ(*))とかは?」
「好きだぞ」




 翌朝、あかりは大仏カットにしてきた。
「ちょっと仏門に入ったの」

 あかりぃ! すまん! オレが悪かった!

(*)お釈迦様の髪型のこと


以心伝心

 あかりは頭に「?」を浮かべて、丸めた紙を拾った。
 紙を開いて中を見た途端、表情が変わる。
「お前を推薦してやろーか?」と書いてある。
 あかりは慌ててこっちを向き「やめて、やめて」と
手を振った。

「いいじゃねーか、お前やれよ」
 トン、トトン、ツーツートトン(モールス)
「駄目、駄目、私、そういうの絶対に無理」
 ピッピッピー!バタッ、バタバタバタッ(手旗信号)
「オレ、推薦しよっかなー」
 バシャッ、バシャバシャバシャッ!(サーチライト)
「お願い、やめてよ、浩之ちゃん」
 パタパタパタ…(のろし)

 信号だけで会話するふたり。
 お互いに長い付き合いなので、こういう芸も可能な
のである。

「お前ら、教室内で何をやっとるんだ…」
 …木林センセにツッコまれてしまった。


めずらしーDEATH

「あっ、レミィ」
「ハアィ!ヒロユキ」
「こんなところで会うなんて珍しいな」
「めずらしーデス」
「遊びに来てんのか?」
「YES。…午前中は学校に行ってて、午後から退屈
なの。ヒロユキも退屈?」
「ああ。死にそーなくらいな」
「そーなの?じゃあ、ヒロユキ、一緒に死ノウ?」

 いくらなんでもそれは嫌だあぁぁ!


雅史くん、ハイ!

「サッカー部の次期キャプテン候補だしぃ」
「私も、雅史くん、カワイイって思ってるよ」
 女のコたちは、揃って雅史をベタ誉めだ。
 なんだよ…、ウケがいいじゃんか、雅史。
 たぶん照れまくっているだろうと横を見ると、雅史
のヤツは無表情っていうか、結構冷静な顔をしている。
 オレにはこいつの方が、いざってとき何かをやらか
しそうな気がするな。

 などと思いつつ雅史をよく見ると、なにかブツブツ
とつぶやいている。
 なになに…。
「…うーん、志保はノーマルホワイトよりもベージュ
を履いた方が似合うんじゃないかなあ。隣の子も同じ
ストライプにするなら、白青じゃなくて白赤の方が断
然いいのに。ああ、あのポニーテールの子もダメダメ!
レースの柄が逆に安物くさい!思い切ってシルクの無
地とかにしたらいいかな?」

 …そっちを見とったんかいっ!


月は出ているか

「なにがどうすごいんだ?」
「はいっ、なんといっても、セリオさんの最大の特徴
は、人工衛星から――ええっと…」
「――人工衛星からサテライトサービスを受けること
ができます」
「…なんだそれは?」
「――来栖川の月面巨大ベースから、軌道上に待機中
の衛星『ルシファー』を介して破壊光線を受け取り、
反射衛星砲を射出するサービスのことです」
「だから、セリオさんがいれば、いつでもサテライト
キャノンが撃てるんですよー」
そんな物騒なモン、搭載しとくなぁ!


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Lovely lemmy!

sugichさんから 2万と飛んで2333アクセス記念として頂いたCGです。

LeafFan1/2のオフ会で、いきなり『お祝いCG欲しいな〜』とほざいたのですが、 そんな私のわがままな願いを叶えていただけるなんて…。

本当に有り難うございますぅ(^^)

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匿名希望さんから、To Heartのあかりシナリオのパロディを頂きました。
突然のメールだったんでちょっとびっくりしました(^^;。
ありがとうございます>匿名希望さん。

尚、テキスト内容の表現変更、テキストの整形、及びHTML化は私が行いました。
なにかありましたら、ご指摘くださいませ>匿名希望さん


女の勘

「あかりさあ…」
「うん」
「…家庭の主婦になったとしたら、やっぱメイドロボ、
いたほうがいいか?」
「う、うう〜ん、どうだろ…。…あんまり、欲しくな
いかも…」
「なんで?」
「だって、お嫁さんの楽しみ、みんな取られちゃいそ
うなんだもん。一緒にお風呂入って背中流したりとか、
よ…よ…夜のお勤めとか…」
「……そ、そっかミ」
「あ、でも、この前まで一年にいた、マルチちゃんみ
たいな子だったらいいかな」
「なんで? なんで、マルチだったらいいんだ?」
「だって、いくら浩之ちゃんでも、あんな小さい子に
手は出さないでしょ?」
 あかりは真剣な目でそう言った。

「……」
「え? 出すの?」
「……」
「だっ、…………出したの?」
「……………………」
「……………………」

 ……なんか、今日のあかり、すごく恐い感じがする。


お見舞いのお返し

 あかりがオレの席へとやってきた。
「なんか用かよ」
「うん」
 オレが訊ねると、あかりはなにやら恥ずかしそうな
顔で、小さくうなずいた。
「今日、家に行っていい?」
「…オレんちに? なんだよ、急に」
「…おかずになってあげようと思って」
「おかず?」
「う、うん」

 嬉しい申し出だった。
 最近じゃ、近所のレンタル屋のアダルトビデオも借
り尽くし、裏ビデオも、18禁のゲームも、裏本も、
インターネットも、どれをとってもマンネリでげっぷ
気味だった。
 おかずに飢えているのだ。
 断る理由はない。
 オレはOKした。

 ……って、ええっ!!

「…制服がいい? やっぱり体操着かなぁ…。それと
も日本人らしく着物は? 帯とかシュルシュルと引っ
張ったりして。あっ、帯で縛ったりとか、そういうの
は駄目だよ」

 ……な、何があったんだぁ? あかりぃ!


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