音楽ソフト->Windows->その他->ボクロイド ・プラグインに自分の声を登録する  
  ボクロイド・プラグインで自分の声を使用する方法について説明します。  
 
ボイスの指定について

ボクロイドのインストール時には、「てつじ」という名前のボイスと、自分の声を登録するための「ユーザー登録用」「ユーザーテスト用」というボイスの3つが登録されています。「てつじ」は、このソフトの開発者の声で、「C:\Program Files\Steinberg\Vstplugins\VOKULOID」というフォルダの「Tetsuji」というフォルダに、「あ」〜「ん」までの声を録音したWAVファイルが置かれています。自分の声を登録する場合は、「User」フォルダの下に置かれている「あ」〜「ん」までのWAVファイルを自分の声を録音したWAVファイルと置き換えます。16ビット、モノラル、44100HzのWAVファイル以外は使用できませんので注意してください。
ボクロイド音声登録ツールを使用すると、上記のような細かい設定を気にせず、登録ファイルを作成することができます。
以降、ツールを使用せずに、手作業で音声ファイルを作成する場合の手順について説明しています。
テストボイスを作ってみる
いきなり完成形を作成するのは、大変なので、まず、テスト用のボイスを作成します。テスト用のボイスは、「C:\Program Files\Steinberg\Vstplugins\VOKULOID」というフォルダの「UserTest」というフォルダに入っています。このフォルダの下にある「057_a.wav」というWAVファイルを自分の声を録音したWAVファイルに置き換えます。
「057_a.wav」の「057」は、Midiのノートナンバーの57番を意味しています。Midiのノートナンバーの57番は、「ドレミファソラシド」の低いほうの「ラ」の音です。「a」は「あ」の音を意味しています。実際にどのような音なのかは、「057_a.wav」をダブルクリックして、ファイルを再生してみると分かります。
自分の声を録音するために、マイクをパソコンにつなぎ、「サウンド・レコーダー」など、音を録音できるソフトを起動します。サウンドレコーダーはWindowsに付属のソフトで、「アクセサリ」の「エンターテイメント」の中に入っています。

録音を「16ビット、モノラル、44100HzのWAVファイル」に設定します。サウンドレコーダを使用する場合は、「ファイル」の「プロパティ」をクリックして下のようなダイアログボックスを表示します。

下のように設定します。

設定が終わったら録音ボタンを押して、声を録音します。録音は、もともと「057_a.wav」に入っていた声と同じ「ラ」の高さの音で録音してください。ここの音程が狂っていると、再生時の音が狂います。少々ズレていても、極端に音痴でない限りは、気にせずに進みましょう。録音する声の長さは、元のファイルの声と同じくらいの長さ(1.5秒程度)にしてください。発音は、「あいうえお」の「あ」を発音します。
録音のあと、録音した音の前後についている余分な無音部分を削除します。この作業のためには、WAVファイルを編集するソフトが必要です。

作成したファイルを元と同じ「057_a.wav」という名前で上書きします。そのあと、ボイス(歌手)の選択を「てつじ」から「ユーザーテスト用」に変更し、MIDIファイルを再生して、登録した音を確認します。
ユーザーボイスを作ってみる
テストボイスと同じ要領で、「User」フォルダの下にある103個のWAVファイルを作成します。ファイル名に含まれる文字により、発音する音を変えます。「a」は「あ」、「i」は「い」のように発音します。どのような音を発音するか、分からない場合は、元のファイルを再生してみてください。
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