音楽ジャンルによって、ゆらぎの強さに傾向があります。たとえば、モーツアルトのようなクラシック曲を分析すると、1/f1のゆらぎに近いゆらぎをもっていることが分かります。一方、ロックなど、激しい感じのするジャンルの曲を分析すると、1/f2のゆらぎに近いゆらぎを持っていることが分かります。 |
下の図は、「ゆらぎ解析君」で、モーツアルトの「フルートとハープのための協奏曲
ハ長調 K.299」の「第一楽章」と「第二楽章」を分析した結果です。傾斜がほぼ45度になっているのが分かります。 |
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下の図は、「ゆらぎ解析君」で、佐野元春さんの「スターダスト・キッズ」というアップテンポの曲を分析した結果です。傾斜が急になっているのが分かります。 |
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2曲だけ例にとりましたが、ジャンルが同じであれば、他の曲もほぼ同様の傾向を示します。
また、下記の左図のようなノイズを分析すると、右図のようなグラフになります。 |
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非常に大雑把ですが、ジャンルごとのグラフの傾斜をまとめると、下のようになります。 |
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「ゆらぎ解析君」を使用して、700曲あまりの曲を分析した人の結果によると、
ヒーリング音楽、α波音楽などのタイトルがついている曲はかなりの確率で1/fに近いゆらぎになっている
クラシック音楽も確率が高いが上記ほどではなく、バラつきが多い
ムード音楽は、で1/fに近いゆらぎになっていないことが多い
ということでした。
また、ピアノやオルゴールなど、使われている楽器によって、1/fに近いゆらぎになっている傾向に差がでるようです。(ヒーリング音楽にこれらの楽器が使われることが多いため?) |