新春七草厄祓い火焚き祭

正月7日午前11時から正午まで愛宕神社で新春七草厄祓い火焚き祭を斎行いたします。

神前において七草の儀式を執り行ったのち、皆さまの願いの書かれた神木(願木)を神前に納め、お火焚きお火渡りをいたします。また、当日は七草粥をご奉仕させていただきます。

馬垣平九郎ゆかりの出世の石段を登り、小高い愛宕山から国見をし、七草粥を召し上がって今年一年の無病息災をご祈願ください。

古来、日本には、若菜摘みの乙女が早春の川辺で若草を摘み、それを食して邪気を払うという習慣がありました。

その習慣に、中国から入ってきた七草の思想が相まって七草粥の風習になりました。

七草粥が我が国に定着したのは江戸時代です。将軍以下の諸侯が、七草が入った七草粥を食べる公式儀礼があり、それが庶民にまで及んだのです。

愛宕神社は江戸八百八町の火伏せの神様として将軍、徳川家康ゆかりの神社です。七草粥とは将軍家との関係でゆかりの深い神社です。また、愛宕神社の神様は火の神様です。火の神様である愛宕様に神木(願木)を納め、御神火で厄を払い火渡りをいたします。そしてその火で炊いた七草粥をいただくのが新春七草厄祓い火焚き祭です。

また小高い丘の上に建つ愛宕神社は昔から国見には適していたところでした。人々は新年に当たって小高い丘に登り、自分の住む町、住む家を望んで今年一年の幸せを祈りました。

正月七日は愛宕神社にお参りになり、今年一年の幸せと無病息災をお祈りくださいませ。


七草と桃太郎伝説


ホームへ