七草と桃太郎伝説

古代日本には、若菜摘みの乙女が早春の川辺で若草を摘み、それを食して邪気を払うという習慣がありました。これが現在の七草の原形になっています。
古代では、そのとき若い男たちは山に登って薪となる柴を取りつつ国見をします。

その後、若菜を摘んだ川辺の乙女たちと柴を取った山の男たちは山と川との境界で出会って予祝儀礼である歌垣が行われます。

この風習が後に桃太郎伝説になったといわれているのです。

伝説の主要アイテムに桃という古事記においても邪気を祓う聖なる果物が登場しますが、それはこの話がもともと新春の邪気を祓う儀式であったなごりでしょうか。


新春七草厄祓い火焚き祭


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