浅間山 (2,560m) −
群馬県・長野県
1998.11.15 (日) 山ある記
高崎から紅葉の碓氷峠を早朝に越え、146号線を走り、浅間山の火山観測所の入り口に着いたのは9時頃。快晴の空に荒涼とした浅間の山頂がくっきり浮かぶ。何組かの登山グループが支度をしていた。
私も早速、支度して観測所の脇を通り、山頂に向かった。火山灰に覆われた中腹から、山頂にかけては足元がしっかりしていないため、非常に登りづらかった。特に中腹のだらだらした上りは、1歩足を進ませても、ずるっと小石に足をとられて進めない。なかなか踏ん張れないので、時間はかかるが、斜め斜めのジグザグ登りに作戦を変更。
山頂には2時間ほどで到着。火口から吹き出すガスはたいしたことはなかったが、硫黄臭が漂う。山頂を吹き抜ける風が強く、吹き飛ばされないように注意して、火口を覗く。深く、迫力があった。
山頂は360度見晴らしも良く、最高であった。強風を避け、山頂を少し下ったところで食事休憩。1時間ほどで入り口まで下れた。上りで苦労させられた火山灰の下りは、これも踏ん張りが効かず、勢い余って転げるほどであった。何度か足を滑らせて尻餅をついた。砂利のクッションが幸いしてなんともなかったが。
軽井沢の観光客を横目に見ながら山を下り、帰りは甘楽町の公共温泉”かんらの湯”で、一風呂浴びて、ゆっくり帰宅の途に付いた。
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