山ある記 |
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筑波山 (876m..女体山) − 茨城県 1999.11.20 (土) |
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天候:晴れ時々曇り 標高差:約620m |
この日、午前中に那須岳に登ったのだが、昼過ぎには下山できてしまったので欲張って筑波まで来てしまった。 帰り道を少し逸れるが、全然外れるわけでもない。日暮れ前に着ければ、登頂は可能と読んで、とりあえず車を向けた。 新4号国道を小山まで南下、50号を下館に入ると形のよい筑波山が遠目にも見えた。正面に浮かぶ存在感のある山容だから一目で筑波山だろうと感じた。2つの頂(男体山・女体山)が仲良く肩を寄せ合うように並んでいる。 筑波山には数年前に友人たちと一泊でテニスに来たことがあったが、筑波神社のそばのホテルに泊まったにも関わらず、山頂にもいかずに酒を飲んだだけで帰った。 午後4時には筑波神社そばの駐車場に着いたが、だいぶ日は傾きかけていた。まだ明るいし、とりあえず登ってみるかと軽い気持ちで登山口に向かう。 |
![]() 男体山山頂(25KB) |
16:10
筑波神社境内の登山口。ケーブルカーの乗り場でもある。 16:50 御幸ガ原(ケーブルカー降り場)。一気に登ってきてはみたものの、日はとっくに西に沈んだ。途中、何人かの人が下って来たが登りは一人もいなかった。当然だ。ケーブルカーの最終便は16:45というアナウンスが聞こえて来たころには木々の間は薄暗くなってきていた。月が雲のない空に浮かんでいた。御幸ガ原は展望台の広場があったが誰もいない。 16:55 男体山山頂(860m)。月明かりを頼りに、これまた一気に駆け上がった。山頂からは筑波の市街から関東平野にかけて夜景が広がっていた。西には、かろうじて夕暮れの帯が横に伸びていた。午後5時前というのにすっかり暗くなってしまった。月明かりはあるものの、女体山までの往復は無理だろうと判断。暗い足元に気を付けながら下山。 |
<参考地図> |
17:40
筑波神社。山頂近くは月明かりで歩けたが、林の中に入ってしまうと、だんだん視界があやしくなり、足元が不安になる。ついには懐中電灯をつけることになったが、もし電灯がなかったらまともに下山できたかもあやしい。筑波山なんかで遭難したらいい物笑いだ。 それでも途中で電灯の明かりが薄暗くなったときは電池切れかと、あせった。文字どおり汗が吹き出た。なんとか電池はもったものの、下山の足取りは駆け足になっていた。 境内では菊の展示会をやっていた。もうほとんど人はいなかったが、照明に照らされた菊の列が見えたときはほっとした。予備の電池は常備しておこうと反省。シャツが冷や汗で濡れていた。気温17.5度。 |
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