山ある記 |
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霊仙寺山 (れいせんじやま 1,875m) − 長野県信濃町 2005.05.08 (日) |
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天候:晴れ後曇り 標高差: 915m |
<GW最終日の登り初め> うまく休みが取れれば最長10連休なんてのも可能だった今年のGW。明日から仕事だというのに 山登りに来る物好きは私くらいである。実はこれが今年の初登山でもある。 足慣らしのつもりで出かけたが、後で気付けば標高差が900mもあったとは! 霊仙寺山は日本200名山の一つ・飯綱山(いいづなやま、飯縄山とも書く)と一体化している。 飯綱山頂からは尾根伝いに行ける(ガイド本によれば片道50分とある)。 既に飯綱山には登頂しているから、今回は霊仙寺地区の登山口から山頂を目指す |
11:20
登山口(960m)。登山口に近い林道脇の空き地に駐車。小川のそばでニリンソウが白い花をたくさん付けて迎えてくれた。
しばらく歩くと湿地には水芭蕉。更に歩くと石段があり、その先が五社権現奥ノ院跡。ちょっとした遺跡になっている。気温24.9度。
「御神木の桜」と札の付いた桜の大木があったが、既に花は散っていた。 12:05 休憩。今年の登り初めということで、冬の間使っていなかった筋肉が悲鳴を上げ始めた(特に足腰)。途端に汗が吹き出す。 13:00 標高約1,525m地点。小休憩。5月とは言え、夏のような陽気。Tシャツ1枚になり、冬籠りですっかり白くなった肌に日を当てる。 13:25 標高約1,635m地点。小休憩。展望好し。上信越の山並みを一望。気温27.2度。 13:45 標高約1,730m地点。小休憩。まだ残雪を被る飯綱山頂が目の前に現れる。お尻や太腿がそろそろキツクなってきた。 14:00 飯綱山分岐(約1,830m)。飯綱山の向こう(西側)には北アルプスの山並みが広がる。 上空に薄く雲が広がり始める。山頂はすぐそこだ。気温22.5度。 |
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<日帰り入浴>
むれ温泉。”むれ・天狗の館”(牟礼村) \500 霊仙寺湖のすぐそばにある。露天風呂からは湖が見える。 ゴルフ場が近いせいか(?)、建物もちょっとだけリゾートっぽい。 内湯2(一つはヌル目)、露天1(湯が熱い!)。 風呂上りに喫茶コーナーで焼きたてパンを売っているのに惹かれて、焼きたてシナモンロールと ゆで卵を買って、その場で頬張る。どちらもおいしかった。 天狗の館までの通りには時折、洒落た喫茶店やホテル、教会などもあって雰囲気はよい。 <参考地図> |
14:10 山頂。ご夫婦が一組。それまで人っ子一人に出会わなかったから、山中ではこの日初めて会った人になる。
360度の大パノラマが素晴らしい。景色を眺めながらの昼食。黒姫、妙高、高妻、戸隠山が近い。
そよ風に吹かれて、無人となった山頂でしばし昼寝と決め込む。疲労も消え、心地よい。エネルギーを再注入。 15:00 下山開始。 15:30 標高約1,460m地点。小休憩。更に雲が広がり、陽も陰って来た。コブシの白い花が満開であった。 (今まで白木蓮と区別が付かなかったのだが、ネットで調べてコブシだと判断) 携帯ラジオの短波放送ではNHKマイルC(G1)をレース中継していた。 16:20 登山口。やや薄暗くなった林道では、ニリンソウたちが申し合わせたように、花を閉じて、丸くなっていた。 |