山ある記

縞枯山、茶臼山   (2,403m、2,384m) − 長野県茅野市・八千穂村     2004.09.18(土)

天候:曇り
標高差: 365m
  <初秋の北八ツをプチ縦走・・>
 3連休初日。あちこちで運動会が行われているようで、この日も山への行き帰りの別の場所で運動会を見かけた。連休は天候がよくないという予想であったので(これは外れた)、1日くらいは山に行きたいと早起きした。しかし、寝相が悪かったのか、朝方にかけて寝違えたように、首から右肩が凝り固まって痛かった。一時期は首が回せないほどだったが、再び眠りに就いて目を覚ますと、ずっとよくなっていた。
 出来れば山中でテントで一泊の山行がしたいと前から考えていたが、天候と体調を考えて予定変更。寝起きで初めて行き先を検討したので、なかなか決まらない。ようやく北八ツが一番適当と思われた。すぐに出発。佐久まわりで麦草峠に向かう。
 八ヶ岳連峰を途中で横切るように茅野市と八千穂村を結ぶ国道299号が走る。その途中にあるのが麦草峠。南へ向かえば天狗岳から赤岳にかけての縦走路。この日は北へ向かう。麦草峠の登山者用駐車場が満車のため、少し離れた道路脇へ駐車。
shimagare.jpg (24564 バイト)

北横岳・南峰より縞枯山を望む(24kb)2003.08.10 撮影

10:40 麦草峠(標高2,120m)。登山口に茶水池という、ちょっと水が涸れ気味の池があり、脇に木道が伸びている。雨池への行き先案内札を見つけ、そちらに向かった。当初は大石峠を経て、茶臼山から縞枯山へ縦走する予定だったが、私の選択した道は実は大石峠には向かっていなかった。
11:10 大石川林道(約2,035m)。気がつくと車が走れるくらいの道幅の林道に出る。途中で道を誤ったことには薄々気付いていたが、遠回りでも雨池経由で縞枯山へ行けるはずであったので慌てることはなかった。とにかく雨池に向かって進むことに。少し進んだ場所で、雨池に続く遊歩道の木道の設置作業をしている人たちに出会う。
11:30 雨池峠の下(約2,125m)。砂利道の林道から反れて再び登山道に入る。そのまま林道を進むと双子池に至る。ちょうど峠から下ってきたご夫婦と出会う。
11:45 雨池峠(約2,235m)。北に向かえば北横岳。予定とは逆になってしまったが、まずは縞枯山へ向かう。これが急登できつい。
12:10 縞枯山山頂。数グループの登山者が休憩中。山頂周辺は雲に覆われ展望は無し。そのまま南へ向かう。気温16.2度。
 
<日帰り入浴>
一萬里温泉。佐久市中込。\1,000。
下山後、佐久方面になかなか適当な温泉を見つけられなくて、佐久市内まで来てしまい、道路沿いに目立つ看板に導かれてここへ。外見はホテルだが、温泉を併設していて日帰り入浴も出来る。こじんまりしているが、露天を含めいろんな種類の浴槽がある。

<参考地図>
・北信・東信 日帰りの山(章文館)
・アルペンガイド11 「八ヶ岳・北八ヶ岳」(山と渓谷社)

12:15 展望台。ガスって展望は望めない。時々気まぐれに雲間から太陽が覗くくらい。一旦、下って、茶臼山に向かう。
12:35 茶臼山山頂。ここで昼食。”天”望台という札を見つけたので、下山前に寄ってみることにする。”展”でなく”天”である理由が何かあるのか?気温15.4度。
12:50 天望台。ここからはこの辺りの特徴である縞枯れ現象がよく観察できる。火山溶岩質の土地にハイマツが茂る。風が冷たく、次々にガスが吹き抜けていく。景色はほとんど楽しめない。
13:10 さすがに寒くなって下山。ずっとTシャツだったが、長袖を羽織る。
13:25 中小場(2,232m)。振り返ると手前に茶臼山、奥に縞枯山を望むことが出来た。
13:35 大石峠。
13:50 駐車地点。茶水池まで来て、やはりスタート地点で道を誤ったことが明白となった。

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