山ある記 |
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高標山 (1,747m たかっぴょうやま) − 長野県木島平村 2004.11.07(日) |
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天候:晴れ 標高差: 265m |
<冬期封鎖前にギリギリ、セーフ> 朝から秋晴れに恵まれた。前日から何かモヤモヤとして、これは山に行くしかないだろう、ということで適度な標高の山を物色していたところ、5月に登ろうとして道路が通行止めのために登山口まで行けなかったこの山を思い出した。今回も下調べもせずに出掛けたのだが、糠塚地区からカヤの平に向かう林道の入り口に翌11/8から冬期の通行止めが始まると書いてあって、ギリギリ間に合った。またしても登れないところであった。落葉したダケカンバの森が遠くからは白く雪山のようにも見えた。 カヤの平で駐車。雑魚川(北志賀)林道の入り口にゲートがあり、ここから歩きとなる。 この山名の読みはガイド本では「たかっぴょうやま」となっていたが、登山口の道標には「Mt. Kohyosan」とあった。表記は”標高”の誤りではなく、あくまでも”高標”である。 |
10:35
ゲート(標高約1,480m)。車1台だけ停まっている。晩秋のカヤの平は実に雰囲気のよい高原といった風情で、こんなところに住めたらいいだろうな、と感じるほど。しばらく林道を歩く。落葉したダケカンバの幹の白さが秋は余計に引き立つ。 10:45 登山口。ここから本格的な登山道。気温11.3度。 11:15 尾根筋に出ると、東側林道と合流(約1,710m)。さほど急な登りではなかったが、ジンワリと汗が滲む。風もなく、陽ざしが暖かい。実に静寂な笹原。唐松林はほとんど落葉しているが、この季節もよいものだ。気持ちが落ち着く。微風が笹の上を軽く撫でていく。気温10.2度。 |
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<日帰り入浴>
豊野温泉「りんごの湯」豊野町 \500 シャンプーが青林檎の香りがしていた。お風呂の湯の方は香らなかったが。内湯、露天、サウナ。 入り口で地元農家の方が農産物を直売している場があり、思わず柿とラフランスを買って帰った。 <参考地図> |
11:35
山頂。薄く積もった落ち葉を踏みしめながら進むと山頂。志賀の山々が近いが、生憎のガスではっきりしない。鳥甲山がはっきり望むことができた。早めの昼食。気温12.3度。温度計よりもずっと暖かく感じられる。 12:05 下山開始。 12:20 東側林道分岐。この辺りは何やらクロカンのスキーコースのようで木の幹の高いところに、それらしき道標が付けられていた。 12:40 林道に出る。 12:55 ゲート。 カヤの平からの帰り道の途中でカモシカに出会った。すぐに道路脇の藪に逃げていった。一瞬の出来事であった。 |