山ある記 |
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五郎山 (2,132m) − 長野県川上村 2004.12.24(金) |
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天候:晴れ 標高差: 470m |
<千曲川の上流へ> この日は平日だったが、前週の休日出勤分の代休を取得。今年は雪が出遅れ気味なのだが、積雪の心配がなさそうな山を選択。先日、男山に登ったときには全然、雪がなかった八ヶ岳も、この日にはかなり白くなっていた。 どうやら川上村の川上とは千曲川の上流のことを指していることが分かった。五郎山はその千曲川の上流の更に支流を遡った位置にある。埼玉県と山梨県との県境にも近い。町田市自然休暇村のすぐ近くから未舗装の林道を奥へと分け入っていく。深い轍、沢のように掘れた場所、折れた枝がぶら下がっていたり、小沢を越えたりと、まともな道ではなかったが四駆車にものを言わせて押し進む(前の車・レガシーなら途中で諦めただろう)。そのうちにさすがにヤバそうな雰囲気になってきたため、駐車できそうな場所を見つけ駐車。登山口までどのくらいかかるかもよく分からなかったが、とにかくその場所から登ることにする。 |
11:30
駐車地点(標高約1,660m)。林道を約5分進んだところで登山口の標を見つける。案の定、その辺りには駐車スペースもUターン出来そうな場所もなさそうであった。登山口からはすぐに急登となる。 11:50 約1,885m地点。休憩。気温9.9度。 12:20 尾根筋に出る(2,060m)。急登の連続で両腿に乳酸が溜まってくる感覚。景色が広がる。薄っすらと白くなった八ヶ岳。更に遠くには北アの山並みまでが望める。この先にP2と呼ばれるピークがある。岩尾根が続く。気温-1.1度。 |
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<日帰り入浴>
八ヶ岳 海尻温泉「灯明の湯」南牧村 \800 浴室から八ヶ岳を望むことができる。 内湯、露天、サウナ。なぜか露天風呂の湯量が少なく、浅かった(?)。 <参考地図> |
12:50
山頂。手前のP2から見た山頂は突き立った岩塊に見え、いったいこんな山に登れるのかとも思ったが、一旦、P2から下って、その岩塊を巻くようにして迂回していくと間もなく山頂に達した。雲は多目だが、年の瀬とは思えぬ穏やかに晴れた山頂で、発汗した後に冷えた身体を日光で温める。太陽の恵みを実感する。身体が温まると、パワーがチャージされた感じ。気温5度。 13:10 下山開始。 13:50 約1,880m地点。遅い昼食を摂る。唐松と白樺林の中。全く生き物のの気配がしない。静寂。結局、この日、山中では人っ子一人、出会わなかった。熱いお茶が五臓六腑に沁みていく。気温1.2度。 14:05 沢の音が近づいてくる。登山口が近いのを知る。 14:20 駐車地点。 |