山ある記 |
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有明山 (ありあけやま 2,268m) − 長野県穂高町・松川村 2004.07.24 (土) |
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天候:曇り 標高差: 900m |
<信濃富士、安曇富士とも呼ばれる秀峰・・> 中房温泉には一昨年、燕岳へ登って以来である。有明山の登山口は中房温泉の少し手前にある、国民宿舎有明荘の裏手にある。この時期は有明山よりも燕岳から北アルプス表銀座コースへ向かう登山者で賑わっていることだろう。きっと有明山の方は静かであろうと予想しての今回の山行。有明荘の従業員らしいおネエちゃんが駐車場の入り口で案内してくれた。有明山へ登ると言うと、「いい山ですよ」と日焼けした顔で元気に応えた。 |
8:20
登山口(標高1,370m)。夏とは言え、まだ早朝の山間の道。直射日光もなく、薄暗くて涼しい。 8:35 三段の滝への分岐(約1,470m)。いきなり急坂が続く。気温21.2度。 9:00 約1,670m地点。小休止。登り始めは谷を挟んだ向かいの山肌が望めたが、いつの間にか谷には白くガスが立ち込めていた。気温19度。 9:20 足元に山頂まで1.9kmの札あり(約1,780m)。ひたすら登る。 9:55 約1,900m地点。小休止。全く人にも出会わず、静かで爽やかな癒しの空間。 10:25 約2,040m地点。小休止。谷からサラっとした風が、撫でるように上がってくる。汗が浮かぶ腕を撫でていく。 10:55 約2,140m地点。小休止。 11:05 山頂。有明山神社奥社がある。ナツアカネの大群が迎えてくれた。上空は曇っていたが急に晴れ間が見え、暑くなってきたため、汗で濡れたTシャツを脱ぎ、タオルと一緒に干す。日光浴するつもりだったが晴れ間は長くは続かなかった。雲が多く展望は全くなくて残念。そのまま昼食。しばらくすると男性2人が2組、相次いで山頂に着く。 |
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<日帰り入浴>
”有明荘”。穂高町。\600。 下山後、すぐに汗を流せて便利。有明荘の湯に入ってしばらくすると、すぐ近くで雷がゴロゴロ鳴り始める。この日は大気が不安定で、近くの大天井岳では落雷に会った登山者がいたというニュースを帰宅してから知った。早めに下山してよかった。 内湯1、露天1。 <参考地図> |
11:30
下山開始。 12:15 約1,890m地点。小休止。急な下りが続く。慎重に足を運ぶ。 12:30 約1,830m地点。南斜面にちょっとしたお花畑。コース全般に目立つ花が見られなかったが、ここだけは別。種類は少ないがアザミやオトギリソウ、イワハゼの赤い実などあり。コースの一部にはロープや鎖が懸けられていたりするが、それほど危険な場所ではない。 12:50 約1,680m地点。小休止。歩くのに飽きてきた。しかし歩くしかない。気温21.3度。 13:15 三段の滝への分岐。沢の音が近づいてくると、もう残りわずかだ。 13:40 登山口。少し手前でいろんな蝶が飛び交っているのを見て、思わずカメラを向ける。 |