山ある記 |
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御飯岳 (おめしだけ 2,160m) − 長野県高山村・群馬県嬬恋村 2004.06.05(土) |
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天候:晴れ 標高差: --m(未登頂) |
<藪漕ぎにウンザリ・・> 昨年の梅雨明け時期に土鍋山、破風岳へ登りに来たときと同じ毛無峠。高山村から群馬県境へ伸びる林道・大前須坂線からは黒姫や妙高などの眺めがよい。この日は前回とは違って好天に恵まれた。入梅前の快晴。峠では数機のラジコン飛行機(グライダーというらしい。動力は風のみとか)が空を舞っていた。破風岳登山口よりも手前で駐車。 |
11:00
毛無峠(標高約1,830m)。まずは荒涼とした雰囲気の毛無山に向かう。御飯岳へは毛無山を経て、長野・群馬県境に沿って歩くことになる。砂礫の斜面には一面にハイマツやコケモモがびっしりと生えている。たくさんのコイワカガミがピンクの花を付けていた。 11:10 毛無山山頂(1,930m)。風がやや強いが心地好い。360度の展望が素晴らしい。ここから見ればラジコン飛行機たちもはるか下を飛んでいる。ここから一旦下る。気温21.2度。 11:35 約1,955m地点。腰くらいの丈の笹が茂る急な登り。登山道が不明瞭な笹原を進んで来た。訪れる人が少ないせいか、踏み跡が分かりにくい。一部の枝に付けられたリボンを頼りに歩く。ガイド本にも道が分かりづらい場合は別の機会をと書かれているから覚悟は出来てはいた。予め、自分でも赤いビニールテープを用意してきていた。自信のない地点には枝にテープを巻きつけた。 12:15 約2,040m地点。背丈もある笹にウンザリ。道らしい道は全く途絶えた。一面に広がる笹原はジャングルのよう。笹藪を掻き分けて進む。時折、風になびく赤いリボンだけが頼り。それでも戻れなくなる不安から、ところどころに自分でテープを巻きつける。一歩間違えば本当に戻れなくなりそう。精神的に疲れる。これほど山で心細く思ったことはない。しかし、ついに頼りのリボンすら見分けられなくなり、進退極まる。山頂はまだまだ先のように見える。登頂は断念し、引き返すことにした。鎌で笹を刈りながら進むくらいでないと、とても登頂できそうにないと思えた。 |
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<日帰り入浴>
”YOU遊ランド”。高山村。\350。お風呂は少し小ぶり。内湯、露天。 室内プールもある(こちらがメインか?)。きれいに刈られた芝生の広場が美しい。 <参考地図> |
12:35
約1,970m地点。ようやく深い藪を抜け、見晴らしが好くなる。リボンやビニールテープという目印があったにもかかわらず、下山も苦労した。なにしろ道らしい道がないのだから。12:45
毛無山へ下る途中の原っぱで昼食(約1,935m)。上半身裸のままで日光浴を兼ねる。しばし昼寝。実に気持ちよい。 13:10 下山再開。 13:30 毛無山頂。アゲハ蝶が軽やかに舞う。草津白根の眺望がよい。 13:45 毛無峠。まだまだ陽は高く、陽ざしが暑い。 |