山ある記 |
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能郷白山 (1,617m) − 福井・岐阜県 2002.08.16 (金) |
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天候:曇り時々雨 標高差:570m |
<盆休み中は天気が悪かった> 帰省先の実家から、大野市内を経て国道157号を真名川ダム方面に走る。麻那姫湖(おおきなオートキャンプ場がある)から更に岐阜県境に進み、温見(ぬくみ)峠で車道脇に車を停める。既に5、6台が停まっていた。峠までは車幅こそ狭くカーブも多いが、いちおう舗装されている。カーブミラーが全くないのが困った。ダムから峠まではほとんど人家らしいものが見られなかったが、峠付近で人家が現れたときには正直驚いた。失礼ながら、こんな山中に生活者がいることが信じられなかったのだ。 |
11:00 標高約1,050mを出発。上空は時折、日が差すが雲が多く、その雲もいつ雨を降らせてもおかしくない雲であった。なんとか天気がもってくれることを念じて登りだす。しかし、いきなりの急登である。間もなく汗が噴き出す。 11:25 約1,270m地点。林の中を歩き、日差しもないがやはり暑い。たまらず休憩。 11:40 一部展望が開けたところで再び休憩。急登続きで、拭えども次から次へ汗が出る。体温も急上昇中である。これで風でもあれば過ごしやすいが、ちっとも風はない。そういえば鳥の声もないな。 12:10 約1,570m地点。急登をなんとか克服し、傾斜が緩くなる尾根に出ると山頂が見えてくる。あとは笹原を抜けて山頂を目指すのみである。残り400mという標識が木に留めてあった。 12:20 山頂。三角点のある山頂は笹原の中。微風あり。汗もかき切ったからか、多少涼しく感じられる。山頂から少し先に白山権現の祠があるのが見えたので、そちらへ足を伸ばしてみる。 |
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<日帰り温泉>
「あっ宝んど」 峠から大野市内までは温泉らしい施設が見られなかった。とにかく汗を流したくてここへ。勝山市に近い157号線沿いにある。 入浴、プールそれぞれ\600。駐車場は一杯。入浴客よりもプール目当ての親子連れが多かったよう。 風呂は露天、サウナなど一通り揃っている。ゆっくり汗を流して、さっぱりして帰宅。 <参考地図> ・どこでもアウトドア 「日本百名山を登る(下巻)」(昭文社) ・どこでもアウトドア 「日本200名山を登る(下巻)」(昭文社) |
12:25
白山権現の祠。2人ずつの3組ほどのグループが休憩していた。ここからの展望は360度、山、山である。山だらけでどれが何という山なのかも分からない。とんでもない所に来たものだ。人間とはおかしなものだ。どうしてこんな山だらけの山奥へ入ろうとするのか?そんなことを考えているうちに雨が落ち始めた。もう少しゆっくりしたかったが本降りになる前に下山することにした。この盆休み中は毎日のように平地でも午後に大雨になることが多かったから、この日も例外ではないだろうと覚悟はしていた。気温22度。 13:35 駐車場所に到着。下山途中で案の定、本格的な雨となり雨合羽の出動。雨の急坂の下山は危ない。分かっていながらも時々、足を滑らせて尻餅をつく。なんとか下山後は、髪の毛を雨でぐっしょり濡らしていた。合羽の下も汗と蒸発した汗でぐっしょり。気持ち悪いったらない。峠には水場がないため、すぐに汗を流すことは出来なかった。 振り返って山頂付近はすっかりガスに覆われて、真っ白であった。気温24.2度。 |