山ある記

大室山   (1,588m) − 神奈川・山梨県                 2001.10.08 (月)

 
天候:曇のち雨
標高差:?m(登頂できず)

  <予定よりも雨が早く降り始めて・・>
 3連休の3日目(体育の日)は朝から冷たい風が吹いていた。朝のTVニュースでは米英軍がアフガニスタンについに空爆を開始したと伝えていた。前日の天気予報では西から下り坂と言っていたが、日中は雨は降らないらしいく、それを信じて、すっかり通い慣れた裏丹沢へと車を走らせた。
 連休初日は出社したのだが、翌朝は起きるのが辛くて山へ体が向かなかったので、この日はなんとかしたいと思っていた。大室山は蛭ヶ岳の北西に少し離れて、独立した峰を形作っている。山梨百名山にも指定されているようだ。
 mamusi.jpg (18116 バイト)

マムシグサの実(18KB)

9:50 神ノ川上流の神ノ川林道のゲート前よりも手前、日蔭沢橋の手前に車を停めて、神ノ川ヒュッテの方へ歩き始める(標高約550m)。神ノ川ヒュッテの横を通り過ぎて、岩に塗られた赤ペンキがまだ真新しい日蔭沢をしばらく歩くと、急な日蔭沢新道になる。杉の植林の中をひたすら登る。
 25分歩き、5分休む、といったペースで、これを何回か繰り返しているうちに、背の高い杉の木々がなくなり、植生がかわってきた。ちょうど2人の男性が降りてきたが、この日山中で出会ったのは彼らだけであった。次第に雨粒が木々の葉を打つ音が強くなり始める。木々の間に入り込んでくる北風も冷たく、強くなってくる。標高約1,300m辺りだろうか。
 それまでは木々の枝葉が雨から守ってくれていたが、約1,450m辺りからしっかりした雨粒が体を打つようになり、ずいぶん気温も下がってきた。雨具が必要なくらい風雨が強くなってきた頃、視界も悪くなってきたので、登頂を諦める
。 
 

<参考地図>
・ミウラ折り 「丹沢山塊」(ゼンリン)

11:50 登頂間近ではあったが下山を決意。なにしろどこが山頂だかも分からないほどであったから。雨で濡れた笹葉でGパンを濡らしながら、以前より滑りやすくなった尾根を下る。
 杉の植林地帯まで下ると、ますます雨は激しくなり、早目に下山を決意して正解だっと確信。
 日蔭沢まで来て、沢の流れで泥で汚れた登山靴を軽く洗う。
13:00 駐車した場所に辿り着く。気温18.5度。

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