山ある記 |
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霧島山 (韓国岳 からくにだけ、1,700m) − 宮崎・鹿児島県 2001.12.31 (月) |
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天候:晴れ 標高差:480m |
<大晦日は九州で> 前日(12/30)に小林市(宮崎県)入り。小林IC付近の道の泉・出の山で車中泊。大晦日の朝、目を覚ますと快晴。朝の冷え込みもそれほどではなかった。絶好の”山”日和。 えびの高原に向かって峠道を一気に上る。生駒高原あたりから見る霧島山は雪化粧。どこまでノーマルタイヤで行けるか心配だったが、杞憂であった。えびの高原のビジターセンターの近くでは、4頭ほどの鹿がノンキに歩いている。すぐ近くに車を寄せても、全く逃げようともしない。餌を探しているのか。 |
9:20
不動池に近い韓国登山口バス停留所付近の路肩に駐車(標高約1,220m)。標高差が少なく簡単に往復できるせいか、早々と下山して来る人もいる。道路の両側にはしっかり雪が残る。風なし。まだ新しい雪をギュッギュと踏みしめ、靴底に雪の感触を確認しながら登る。 次第に南方に鹿児島湾が眺められるようになる。桜島もはっきり見え、その奥に前日に登頂した開聞岳もかすかに望める。 10:15 山頂。南西側に見下ろす濃緑の大浪池が大きい。高千穂峰の写真を撮っている地元の方と話す。早朝から登って来られているそうだ。薄っすらと雪を被った高千穂の峰に陽が射して照り始める頃を待っていると言う。間近に見える高千穂峰は手前の新燃岳の火口の向こうに、きれいな”山”の字型に映る。桜島の噴火は今日は大人しい方らしい。360度の展望は最高で、天候も穏やか、いつまでも山頂に留まってもいいくらいだ。水筒の熱いお茶で一服。気温10度。 |
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<参考地図> |
10:50
下山。この日の雪の状態であれば、雪のない状態よりも反って歩きやすいかも知れない。多くの人にある程度踏まれていて、足場がしっかりしているからだ。これで気温が上がって、雪が解け出すとこうはいかないが。 11:35 駐車場。気温3度。天気予報では、正月2日以降は天候は下り坂とのこと。天候のよい内に帰省できるよう早目に九州を後にした。 |