レース観戦記

天皇賞・秋(G1 : 芝2,000m )

2000.10.29 曇り、重馬場

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優勝のテイエムオペラオーと和田騎手(25KB)。

  <王者の風格、オペラオー>
 昨夜からの雨で馬場は渋って、芝は重。私は雨もほぼ上がった午後、競馬場へ。ときどき小雨も混じるがメインレースのパドックでは、雨の心配はなかった。東京競馬場はスタンドの改修工事中で、メインスタンドの半分ほどが取り壊され、パドックから見上げる風景がいつもと違う。空間が半分だけ抜け落ちていて、何か間が抜けている。府中本町駅から競馬場に踏み込んだときなどは、スタンド側だけを見ると地方競馬場に来たのかと思うほど寂しい雰囲気であった。
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2着のメイショウドトウと的場騎手(25KB)。

 出走16頭中12頭が関西馬というパドックの様子であるが、
Nトップロード:4歳の頃なら三強と言われたものだが、すっかり影が薄くなった。単勝人気はマル外・Mドトウにも抜かれて3番手。それで腐ったわけではないだろうが首を垂れて
歩いている。いつもこうっだっけ?渡辺君を乗せずに最後尾で本場場へ向かった。
ステイG:今回は再び武豊の手綱で一発狙ってきた。でももう勝ちはないだろう。消し。
イーグルC:まだ4歳だし斤量的に優遇されているから狙って面白い一頭。ゆったりと歩くから、いつものように前の馬と間がひらいてしまう。関東馬頑張れ。
Tオペラオー:重馬場は問題ないだろう。停止命令がかかったときには私のいる正面に止まったのがこの馬。文句なしの一番人気。特に気になるところもなく万全と見た。
Mドトウ:天皇賞のマル外解放で俄然注目の一頭。的場さんが乗って気合が入ったか?(左の写真)。 
 
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ナリタトップロード(25KB)は5着。

<ジンクスを破って、オペラオーが優勝>
 レースは先に行く2頭(ロードB、Mロドリゴ)を行くだけ行かせ、Mドトウは離れた3番手辺りの好位につけ(2着)、Tオペラオーもその後ろ辺りの4,5番手で慌てず内ラチ沿いに落ち着かせる。4コーナーでは前の2頭に後続馬たちが一気に迫り、直線ではオペラオーが巧く馬場の中央へ持ち出して、スパート。ゴール前ではMドトウ以下を突き放すほどの強い勝ち方であった。イーグルCは直線、大外を追いこんだが届かず4着。見せ場は作った。Nトップロードはこれにも遅れ5着。
 昨年の3強といわれた馬2頭の対象的なその後を見た。和田騎手は一頭の馬に出会い、みるみる自信を付けた。天皇賞を春・秋連覇、もう負ける気はしないだろう。次ぎはジャパンCの予定らしいが、相手次第ではまた・・?
*表彰式ではオークスに続き、松嶋菜々子がプレゼンテーターとして登場。

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