レース観戦記 | |
オークス (G1 : 芝2,400m ) 2000.05.21 曇り、稍重馬場 優勝のシルクプリマドンナのお尻と藤田騎手(26KB) |
当日はレディースデイということで女性の入場者は入場料半額、抽選会あり、プレゼンテーターに松嶋菜々子が登場すると知ってか知らずか、いつもより女性が多い。今回はS社の元同僚Sさんが同級の元女子大生2人を引き連れて参戦。山梨の日本酒を差し入れてもらい、”アタリメ”を肴に景気付け。 空はどんより曇りだが、雨は落ちてくることはなかった。午前中、重だった芝コースはメイン直前には稍重まで回復。思ったより、馬場状態は悪くないらしい。土曜からの雨で、不良馬場を想定して予想していたから、意外にも早い回復。 第6レースで落馬負傷して騎乗出来なくなった柴田善臣の替わりに(腰椎骨折と重傷らしく、今後の騎手生命にも影響があるかも知れず心配だ)、サマーベイブには吉田豊が乗ることになった。 |
![]() 2着のチアズグレイス(22KB) |
パドックの様子 最初からウルサイのがオリーブクラウン。他はみな落ち着いた感じで回っていたが、周回終わりに近づくにつれマニックサンデーは入れ込みがきつくなってきた。立ち止まったり、蹄で地面を掻いてみたり、立ち上がりかけたり。山内厩舎の3頭出しの中ではチアズグレイスがよく見える。18頭の中では最重量で、どうりで立派に見えるわけだ。気合の点ではサイコーキララが一番。調教ビデオで豪快な走りを見せていたジョーディシラオキは終始首を下げて歩いている。私が本命にしていたマヤノメイビーは芦毛の馬体のせいか、なんか寂しい雰囲気。止まれの合図で今日私の前に止まった馬はチアズグレイス。不良馬場が苦手と思われてか桜花賞馬なのに(きっと本人は)不本意ながらの5番人気だ。 |
![]() 3着のオリーブクラウンはノーマークで写真なし。オーナー吉田照哉氏の勝負服です。 反省会 |
<レース本番・・> スタンド前からスタート。レースはレディMが早めに先頭。しかしペースは上がらず、流れはすぐに落ち着く。Mメイビーは後方3、4番手。サイコーKは先頭から3、4番手。ほぼ全頭一団で向こう正面を進み、直線に向う。ここからどれが抜け出すか?まだ後方のMメイビーがどこから抜けて来るかが心配(結果的にこの消極的な四位騎手の乗り方が悪かったと私は思っている)。Sプリマドンナが早めに抜け出し、一旦先頭に立ったオリーブC(3着)を交わし、後ろから迫る同厩舎の桜花賞馬Cグレイスを首差おさえてゴール。終わってみれば、桜花賞3、1着の決着。 久々のブライアンズタイム産駒のG1制覇。馬券は外したが、サンデーS産駒が全盛の近年、サンデー産駒のワン・ツーとならなかっただけでもよかった。 しかし、上がりだけの競馬。長距離レースでもスタミナが要求されないのであれば、こんなつまらないものはない。2,400m走らせる意味がない。この傾向が続けば、レコードを破るような本当の意味で強い馬も出てこないだろうし、もしかすると距離に関係がなくなり3冠を取れる馬の登場の可能性が高くなるのかもしれない。 |
2000春のG1予想と結果 |