レース観戦記
NHKマイルC
(G1 : 芝1,600m )

晴れ、良馬場

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優勝のイーグルカフェと岡部騎手(29KB)

  第5回NHKマイルC行われる東京競馬場は晴れ。ターフにはびっしり芝が生え揃って、鮮やかな緑が眩しい。東京多摩地方は上空を薄雲に覆われ、強い日差しを遮ってくれる。それでも少し体を動かすだけで汗ばむくらいの陽気であった。
  さてレース直前の単勝人気ではMホクシンが票を伸ばし、3倍を切るオッズ。2番人気のイーグルCとの差を広げていた。私に言わせれば「全然分かっちゃいない」だ。これを書いている時点でレースは終わっているのだから、「言いたいこと言ってるな」と言われそうだ。しかし本命イーグルCで予想を打って、府中へ乗り込んで来た自分としては多少面白くなかったのだ。
  メインレースのパドックはG1とはしては寂しいくらいの人出。先日の春の天皇賞の売り上げも前年比落ち込みが見られたそうで、やはり競馬人気の落ち込みがNHKマイルのような歴史の浅いG1では余計に盛り上がりを欠く理由かも知れない。JRAはレース体系を整備して競馬を盛り上げようと苦心しておられるようだが、なかなか成果は表れて来ないようだ。
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2着のトーヨーデヘアと後藤騎手(29KB)
  下見所に現れた全馬18頭はそんなJRAの悩みなんかいざ知らず、思い思いに周回を重ねる。主立ったところを挙げると、
・アーリントンCではEプレストンに3/4馬身差の3着と逃げ粘ったトップPはパドックを大回りして、接近しすぎてカメラに収めるのが大変。
TデヘアAデジタル両馬は栗毛が美しい。Aデジタルは前走NZT4歳SではEプレストンに半馬身差3着と健闘、私の馬券のひもの一頭。
・デビュー以来、ダートで目下3連勝中のMブライアンは入れ込み、後に馬場入り後の待機所では汗を拭く様子も見られた。3連勝中とは言え、消しだ。
Sオーキッドは今年もシンボリ牧場-藤沢厩舎が送り込む外国産馬。青毛が鈍く光り強そうに写るが、やはり牝馬には荷が重いでしょ。でも押さえに買う。
Mホクシンは二人引きで首をぐっと下げて、気合十分といった感じ。
・アベコーが本命にしていたMサウスポーは芦毛。終始歯をカチカチと鳴らして、涎を垂らしている。末が斬れると言ってたが果たしてどうだろう?
イーグルCは落ち着いていて文句なし。dobsalad氏は小島厩舎というだけで消しらしいが買った方がいいと思いますよ。
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 3着のマチカネホクシンと武豊騎手(25KB)

 

  そんな感じで周回は終わり、全馬は馬場へ向った。
  私もメインスタンド2階へ移動。仮柵を外して芝コースを幅いっぱいに使ったA1コースでレースは行われた。
  当初からこれといった先行馬が見当たらなかったが、終始全馬ほぼ一団でレースは進んだ。その中でもMホクシンは最後方待機策。武豊も筆の誤り。Mホクシンじゃ府中の直線は後方一気とはいかないでしょ。イーグルCは中段やや後ろに付けた。Sオーキッド、Aデジタルは先頭集団に。
あっと言う間に直線に向ってくる。徐々にイーグルCが外をまくってくる。共同通信杯の再現だ。もらったと思ったが最内からTデヘアが抜け出した。やばい!買ってない!馬券は外れても、あとは本命イーグルCが勝ちゃいいやと、既に諦めムード。ワイドにしときゃと思っても後の祭り。ゴール前は大接戦となり鼻差イーグルCがTデヘアを抑えて優勝。やっぱりMホクシンは届かなかったが、しっかり3着(1馬身3/4)に突っ込んで来るところは、さすが武豊。せっかくなら馬券的には2着に来て欲しかったが。Sオーキッドは5着、Aデジタルは7着に終わっている。
2000春のG1予想と結果