レース観戦記

ジャパン・カップ(G1 : 芝2,400m )

2000.11.26 快晴、良馬場

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優勝のテイエムオペラオーと和田騎手(21KB)。

  <世界に敵なし、オペラオー!>
 11月最後の日曜。晩秋とは思えないくらいのポカポカ陽気。まさに競馬観戦日和。午後一番、メモリアル・スタンド前の青空の下、ターフ・ヴィジョンを正面に陣取り、ゆったり観戦。あまりの天気の良さにゆっくりし過ぎて、パドックに向かうのが一足遅れた。スタンド改修のせいで前売り発売で入場制限したにもかかわらず、パドックは既に黒山の人だかり。3時前というのに陽は傾き始め、日の短さを実感。パドックに登場した馬たちには夕日が当たり、好調な馬の馬体は様々な毛色でピカピカに輝いている。陽が傾いたせいもあって、今日はいつもとは反対の位置で下見。
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クビ差2着のメイショウドトウと安田康騎手(22KB)。

 出走16頭中海外から7頭が参戦。パドックの様子であるが、
エラアシーナ(英国)芦毛の5歳牝馬。先ーフ
・クラッシック(米G1)ではファンタスティックLに先着しているが、ちょっとうるさい。
ゴールデンスネイク(英国:G1を2連勝中だが、いずれも重馬場での勝利。あいにく今日は良馬場・・。
レーブドスカー(仏):4歳牝馬。まだ芦毛は十分出ていないが、落ち着いていてフランスのお嬢といったところか。馬より付き添いのお姉さんの方が気になる。
TMオペラオー:どんな勝ち方をするかが一番の注目点。いつもどおりでしょう。
エアシャカール:4歳G1を2冠制し、単勝2番人気。馬体重が14Kg減がどう響くか?そう聞くとちょっと元気がないように見える。でも武豊が乗ると気合が乗ったか、暴れ始めた。
ファンタスティックL(UAE):Aシャカールも挑戦したキングG&QエリザベスS(英国)ではあのモンジューの2着。でも意外に人気がない。
ジョンズコール(米国)10歳ながらターフ・クラッシックを制し、海外勢では上位かと思われるが、これも人気薄。季節のせいか、年のせいか毛艶がよくない。やっぱり消し。
Mドトウ:天皇賞の的場さんから乗り替わったが事情は不明。天皇賞ではTMに完敗だったが、今回はどうか?(左の写真)。
アグネスフライト:栗毛が夕日に映える。なんか小さく見える。 
 
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ハナ差3着のファンタスティックライト(19KB)。

<またもジンクスを破って、オペラオーが優勝>
 レースはステイゴールドが意外な先行策に出るがすぐにペースは落ちてスローに。オペラオーは先団5,6番手あたりに付ける。ほぼ一団で4コーナーに向かい、最後尾にいたエアシャカールも早目に外に持ち出して上がって行こうとする。長い直線では一旦、メイショウDが先頭。しかしそのすぐ外からオペラオーがじわじわと上がって抜け出す。更にその外から今年のゴドルフィンの刺客・ファンタスティックLが迫る。さすが国際招待レース。ただでは勝たせてもらえぬ。ゴール前では3頭の大接戦にやきもきさせられたが、オペラオーが貫禄を見せた。その内・外で2着争いが微妙だが、写真判定の結果、ハナ差でメイショウDが2着。終わって見れば天皇賞一、二着のワンツー。ファンタスティックLの方が勢いがあったので馬券は外したかとも思い、気持ち穏やかではなかったが、からくも当たってニンマリ。
 それにしてもクビ差の接戦ながら、またしてもビッグ・タイトルを手中に収めたオペラオーの強さを見られて満足。一体どこまで快進撃は続くか?

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