レース観戦記
天皇賞<秋>
(G1 : 芝2,000m )

晴れ、良馬場
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優勝のスペシャルウィークと武豊騎手(35KB)

目覚めが遅れ、東京競馬場には5Rのパドックからとなった。春の安田記念以来の久しぶりの府中。うす曇りの空。さすがにG1開催日となれば、昼前に来ても良い席は望むべくもない。どうせパドックで天皇賞出走馬の写真を撮るつもりであったから、ハナからパドックに居座ることにした。6、7、8Rと馬券はハズレつづけ、9、10Rは馬を見るだけにした。メインが近づきパドックの観衆も増え、レースに出るわけでもないのに、かすかに緊張してくる。うす曇りの空も午後からは陽が射すようになり、暖かくなってきた。
パドック脇の電気掲示板の馬体重を見上げて、ざわめきが起こる。Sウィーク、マイナス16kg。前評判も今ひとつだったから、これで人気はまた下がるだろう。

 

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私の本命、3着のエアジハードと蛯名騎手(34KB)
パドックにメインイベンターたちが現れた。うるさいのはクリスザブレイブくらいで、あとは有力どころは皆、落ち着いて見えた。やはりSウィークは元気がないように見えたが、結果から見ればそれが、如何に先入観でものを見ていたかということになる。
本命、エアジハードは問題なし。1番人気Sスカイは1番人気連敗中のジンクスを克服できるか?逃げ・先行が多い分、前半が早くなることは誰もが予想していたこと。Sスカイには自在性も出てきたとは言え、展開の不安もあり、私は2番手までとした。周回が終わり停止の命令がかかると、Sウィークが丁度前に止まった。騎手たちを乗せて1周半ほどすると馬たちは本馬場へ向かった。馬券は昨夜考えたとおり買うことにした。
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 1番人気のセイウンスカイ(5着)と横山典騎手(44KB)

 

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 キングヘイロー(7着)と柴田善騎手(31KB)

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11着と惨敗のメジロブライトと河内騎手(35KB)

馬券を買ってゴール前の人込みの中を押し分け、スタートを待つ。低い雲の上から西日が馬場に射しこむ。サイレンススズカの悪夢からはや一年。いやでも思い出す。ビデオスクリーンにはジョッキーの紹介がされたが、JRAの看板騎手の武豊が写されると意外にも声援は小さい。みな素直にこのダービー馬を迎えられないということか?

Sスカイがなかなかゲートに入らないので、いらいらさせられた。ただでさえ人が多くて気持ち悪くなりかけていたから。なんとかゲートに入るとそれだけで喚声があがるほど。(ゲートの1枠の騎手の視線くらいの高さからのゲート内の映像が新鮮だった。)

そしてスタート。欽ちゃんの馬、アンブラスモアがレースを引っ張る。予定どおりの展開になりそう。Aジハードはラチ沿い、最内枠だし中段辺りでいいと思っていたから、まあまあ。馬たちは一団となり4コーナーから直線に向かってきた。そしてゴール。Aジハードはいいところを見せたが、ゴール直前で失速、Sゴールドにも抜かれた瞬間に私の天皇賞は終わった。そのわずか後、大外からはなんとSウィークが・・・。春・秋連覇。レコードのオマケ付き。

内国産だけでの天皇賞は今年で最後という。マル外より弱いダービー馬と皮肉られたSウィーク。そんな声を聞いた同馬はふてくされていたのかも?調子落ちとはいえ、単勝\690のダービー馬、そして天皇賞馬とは?

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 2番人気・ツルマルツヨシ(8着)と藤田騎手(31KB)
 
*12R終了後、2階スタンドからゆっくりと払い戻し機へ向かう私の競馬の師匠・dobsalad師を発見。その足取りはやはり天皇賞をGETした余裕からであった。Sゴールドから流していた。Sウィークには不安はあったと言うが..脱帽!
 

'99秋のG1予想と結果