レース観戦記
ジャパンカップ
(G1 : 芝2,400m )

晴れ、良馬場

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優勝のスペシャルウィークと武豊騎手(43KB)

  去年のJC優勝馬エルコンドルパサーを凱旋門賞で下した現役世界最強馬モンジュー(Montjeu、仏、4歳牡)の参戦でいやでも盛り上がる今年のJC。モンジュー以外にも英国ダービー馬ハイライズ(High rise、英、5歳牡)や、ドイツダービー馬ボルジア(Borgia、独、6歳牝)など強力な外国勢。過去に来日した凱旋門賞馬は勝てないというジンクスを覆すかモンジュー。迎え撃つ日本勢の大将格は天皇賞・春秋を制したスペシャルウィーク。先の秋の天皇賞は調子悪いといわれながらもレコード勝ち。今回もどう判断してよいか悩んだ。

  家に帰ってから見たビデオでは犬川はモンジュー◎で、Sウィークは無印(!!)、逆に丼崎はSウィークに◎、モンジューは無印(!!)。でも対抗(○)は仲良くタイガーヒル(Tiger hill、独、5歳牡)だった

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私の本命、4着のモンジューとキネーン騎手(48KB)
  早めにパドックで各場の周回を待つ。豪華なメンバーを一目見ようという観衆で一杯だ。目立ったところを拾うと、

モンジュー:今朝も追い切りをやったらしい。落ち着いている。トモの肉付きが逞しい。キネーン騎手の背中には橙の日の丸?
Sウィーク:天皇賞のときと同様、相変わらず大人しい。全体的に細く見える。
ラスカルスズカ:常にパドックの柵ぎりぎりに早足で大回りしている。もっとゆったり歩いてほしいな。生で見るのは初めて。
タイガーヒル:早めに来日、調教もしっかりこなしてきたらしく好印象。
フルーツオブラブ(Fruits of love、英、5歳牡):2人の女性スタッフに引かれて目立つ。
ウメノファイバー:少しうるさい。良く言えば気合が入っている。
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 2着のインディジェナスとホワイト騎手(43KB)
  とりあえず前検討どおり馬券を買って、ゴール過ぎあたりの人込みへ向かい、スタートを待つ。本馬場入場直後、スティンガーがアンブラスモアを後ろ足で蹴飛ばしたらしく、馬体検査になるハプニング。が、そのまま発走。
  予定どおりアンブラスモアが逃げ、Sウィークはずっと後ろ。モンジューやボルジアはこれをマークする。4コーナー手前で早めにSウィークが仕掛け、上がっていく。これにつれモンジューらも付いていこうとするが、直線でSウィークが抜け出し、そのままゴール。強い勝ち方だった。モンジュー(4着)も伸びたが相手が悪かった。府中をも熟知した武豊には地の利がある。2着にはスタート直後から2、3番手で前にいた人気薄インディジェナス(Indigenous、香港、7歳セン)が踏ん張った。鼻差でHライズが3着。ラスカルSが上位4頭とは離れた5着。
 
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 3着のハイライズとデットーリ騎手(45KB)

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10着と惨敗のタイガーヒルとヘリヤー騎手(41KB)

  インディジェナスは完全にノーマーク。馬連は万馬券となった。がっくり、これでG1・6連敗になってしまった。私の本命モンジューは負けはしたものの弱いわけではなかった。武に負けただけだ。馬券は外したが素晴らしいレースが見ることが出来て満足であった。 

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5着と健闘のラスカルS。来年はこの馬?(44KB)

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8着と惨敗のボルジア(44KB)

'99秋のG1予想と結果