Lain ワイヤードの昼と夜


ゲームに先駆けたTV版の感想はこっち

さて

いよいよこのページがうまるときがやってきました.
やっっっっと,PS版lainが11月26日に販売されたんです.
発売当日ゲット.
蛇足ながら,ついでにDVDのLIF:03と脚本もゲット.
早速攻略開始.

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早速,自分の本名を登録する.
インタフェースの取っ付き悪さから戸惑いを覚える.
うっかりキーワードリンクなんかしたもんだから,一瞬で自分の開始ポイントを見失う.
おりからの扁桃腺炎の薬の影響で,この日は早仕舞い.
時々フラッシュでインサートされるデータのグロさに驚く.
やっぱホラーゲームだ.

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玲音と,柊子の会話を淡々と追い続ける.
一応,SITE−AのLEVEL1から一度下がって,徐々にLEVELを上げていく.
が,アルコールと薬のダブルパンチでこれも早々と終了.
かなり気が滅入る.女子供にゃやらせられんゲームじゃ.
ゲームシステムは,音声データは多いもののムービーは少ない.
若干,退屈.このゲームインターフェースは独特のシリンダー形式.
これにこだわることはとくにないのではないかなーと思う.
でも,シリンダー中央の玲音が華やかさを加えている.
というよりも,これがないとこのゲーム,誰も終わらんぞ.

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朝から,淡々と開始.
どうやら,特定のデータを拾って再生すると,次々新しいデータが生まれるらしい.
一応,もれなく全て観ていく.
ただ,同一レベルの中のデータが一覧できるわけではないので,この点で悩む.
使うとどこに飛ぶのかわからないから,キーワードリンクは使わない.
夕方まで粘って,SITE−Aを全制覇.
Diary等を追っていくと,番号がとぶ.
これがデータの拾い方のミスなのか,それとも2ndプレイ以降に出現するのだろうか?
一応2ndプレイだと考えて無視する.
会話の内容がめちゃめちゃくらい.精神病関連の専門用語がでるが無視してよい.
はっきりいって救いがなさそうだ.
SITE−Aの時点で,玲音の矛盾する記述と,柊子の不安定さが浮き彫りになっていく.

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夕方帰宅後開始.
当然,SITE−Bの攻略を開始する.
後々の攻略を考え,SAISEIKUNや,Gate-Passを拾った場所を覚えた方がいいかなーと思いつつ,結局覚えない.
SITE−Bの中盤,レベル7当たりから柊子のストレスが非常に高くなる.
二人の病的な独白を重ねて聞くうちに,気分が滅入ってくる.
先も見えてきた.
先を聞くのが怖いがのめり込んだ以上続ける.
時間もないので,一気に進める.

エンディング

特定のデータを再生すると突然エンディングを迎えちゃう.
エンディング=ムービーの再生.
コンプリートしていないと,ノーデータでその部分だけさいせいされない.
ので,3回ぐらい再生して,全てのムービーをそろえる.
2ndプレイは後回しにして,ここまでの感想.
うーむ.ブラックだ...俺の求めたエンディングとやっぱ違うよぉ...
アニメも毎回裏切られて,それが良かったんだ.
でもこっちの最後は,予想通りのエンディングだったからなぁ.
ある意味裏切られているんだけど,ストレート過ぎる...
でね,このエンディング,結局,アニメでは否定されたよね.
肉体を捨てて,ワイヤードへシフトしていくっていう結末でしょ.
でも肉体を捨ててしまったら何もない!って話じゃないですか.
まぁ,パラレルワールドなんだけど,アニメの英利の方法をなぞっているわけで,
ちょっと嫌な結末でした.
そのかわりゲーム的にはいつでも,玲音と一緒ということみたいだけどね.
個人的にはかなり後味が悪かったです.

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2ndプレイ

2周目に入る.全データをとりあえず再生できるようになるまでは止めない.
2周目に入ると新しいデータが出現.Applicationレベルは同じ7.0のまま.
しかし,再生できるものとできないものがある.
また同じように,Site-AのLevel1から再生していく.
玲音の小学校の友人京子ちゃんのデータが結構増えていた.
あとは,柊子の日記ぐらい.
Talkデータというのがあって,これがあらかじめ登録した名前を話し掛けてくれる.
けどもうちょっとまともな合成エンジンを使ってほしかったなぁ....

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3rdプレイ

3周目.新規に開けるデータは,ほとんど,Takファイルのみだわ.
Takファイルでも,0xx は,玲音の声,1xx は柊子の声だった.
ごく一部京子ちゃんからのデータが存在したが,その中に,入院中の姉妹が!!!
姉妹と会うために,玲音はあんなことした?
あ,それから,3周目のエンディングは,Dia48を再生して迎えました.
そうしたら,玲音が自殺するムービーはカットされていた.
もう一人の玲音と出会ってこれから始まるんだよ!
という内容でエンディングを迎えていました.
ちなみに,2周目は,Cou92 だったかな?カウンセリングデータでエンディング突入.

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4thプレイ

4周目.まだ開けないファイルがあるのね.
この時点で新規に出現したのは,牧田氏の音声データ.
あの玲音と接触し,二人でいる前で女子高生による殺人&女子高生自殺を目撃した男.
重要参考人としてひっぱられているんだと...
で,4周目でエンディングを迎えるためのファイルは柊子の日記のみ.
1周目は,玲音の日記.2周目は,カウンセリングデータ.3周目は,カウンセリング記録.
んで,4周目は,柊子の日記.
当たり前といえば当たり前でしたね.

5thプレイ
さて,時間があったので,5周目へも一気に突入.
Takファイルの中には相変わらず再生できないものがある.
くーーー.6周目もやれってことかね.これは.
さて,5周目に入ってさらに新規に出現したもの.
牧田氏の最後と,自殺者が続出していることに対するコメント.
んで,エンディングを迎えるためのデータは,全て再生し尽くしていたので,
すでに観たデータを再生して,一応のエンディングを迎えておく.
あとは,Takデータだけなんだろうけど,うーん.消化不良だ.

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6thプレイ

もういいかげんにしろ!の6周目です.
一応毎回すべてのデータの再生チャレンジをしていたので,残っていたのは,10個ばかり.
それも全てTakファイルでした.
順調に全てを再生し,最後,Tak121,Site-BのLevel13の一番てっぺん.
これが最後意表を突かれて良かったですね.
というわけで,コンプリートしました.

振り替えると,やっぱりこのゲームはギャルゲーですね.
1周目のグロさを超えると,あとはギャルゲーです.
ネットワークに理想の友人|恋人が存在するんですよ.
これはその筋の人にはもうたまらない設定かと思います.
自分も含めて,ある意味ネットワークに依存している人向けのゲームです.
それがわかってからはさめちゃいました.




TV版lainはこっから,7月〜9月までの間書き続けました. ゲーム発売前にすでに新設されたゲーム攻略のページ.(なんだそりゃ).

なんでかっていうと7月から1クール13話でスタートしたアニメが気に入ったから
月曜日の25:15〜25:45にTV東京系.

期待してもいいんですか.いーんです.
と,ワールドカップ1998年フランス大会1次予選,日本戦前に鳴り響いたワリには
あっさり期待を裏切って,試合後むなしく響いたこのフレーズがばっちりくるでしょう.
(こんなこといってもちゃんと応援していましたよ.<自己フォロー)

いまさら白状しなくても,わたしぁアニメ好き,ゲーム好き,プラモ好き,スキー板のチューンナップ好きと,結構なオタクなんですけが,
実は現在楽しみにしているアニメっていったらこの「lain」と「頭文字D」ぐらい.
「頭文字D」は,媒体はアニメだけど,使っているセル画は30分で100枚も使っていないんちゃう!.
っていうぐらいの出来で,むしろ,峠を攻める車でアツくなれるってんで観ているの.

でもね,「lain」はちがうぞ.抜群のセンスだぞ!

「パーフェクトブルー(Perfect Blue)」が面白かったといったら,紹介してもらったんだけど,いいわぁ.

すでにアニメではまった以上,ゲームの購入は決定.やりこみも決定.攻略ページも決定.
発売元は「パイオニアLDC」.あの「ノエル」チームが開発を手がけたそうな.
なんだかまたあの会社の戦略にまんまとはめられている気もするが,まぁ,いいや.

で,ゲームが出るまでの間,アニメの一話一話を紹介していくことにするのだ.





第1話

もう,なんだかわかんないけど格好良い!
ワイヤード(この世界のネットワークのこと)から主人公の少女「玲音」に自殺した 少女からの謎のメールがとどいてまさに鍵.
はたして,ワイヤードに何かあるのか?

エヴァで良く出てきた電線の描写を盛んに出して一体何を示しているのか?
現実世界と虚構のワイヤードはつながっているってことを暗示してんのかな?
んで,そのボーダー(境界)の話がテーマかな?と思っているんだけど.

主人公の少女「玲音」はくるりとした瞳が印象的な12歳の少女.
12歳=中学1年だから,発育途上で,当然かわいいわけで,制服姿ももろロリロリ.
おウチでの普段着は,熊のお帽子,熊の着ぐるみだったりしたりする.
そりゃもう,お好きな方にはたまらない状態.
(オイラはそりゃぁちょっとねらいすぎと思うんだが.)

で,その弱気で内向的な子が,なんと一言

「少しだまっていらんないの?」

この一言でブッ壊れました.私は.
この声は,主人公の声優とは別人(なのかな?)で大人びた声.
果たしてこれがワイヤードからの人の声なのかなんなのか謎を残しつつ2話へ続くのであった.

ただし,はじめに釘を刺しておこう.
ここまで盛り上げておいて,「ワイヤード」のとあるコンピュータが意志をもち, 「玲音」は実はそのコンピュータが現実世界に産み出した少女だぁ.とか,
「玲音」は寝たきりの少女で,その少女の見る夢がワイヤードに反映されたストーリーである.とか
そーゆー誰でも思い付くようなありきたりなストーリー落ちだったら許さんぞ!
表面の格好良さだけで話が押し切れるとは思うなよ!

もっとも「玲音」が実はコンピュータ親父が作り出したロボットだった! もちろん,100万馬力のパワーと,空飛ぶジェットと,正義の心をもっているのは基本中の基本.

というオチなら私は許そう...............って,私は許しても世論は許さないだろうなぁ.





第2話

さて,なんだかちょっと話は見えてきて,
コンピュータオタクの「玲音」の父は奥さんとは意外にも仲良しだったり,
「玲音」のナビ(ワイヤードにつながる端末)が最新式になったり,
ヤクがマイクロマシンに置き換わっていたり,
携帯電子メールの方が携帯電話よりも置き換わっていたり,
熊の格好が好きな「玲音」が実は付き合い良く深夜のクラブにいったり,
12歳の「玲音」よりもガキンチョがクラブに遊びにいく世の中だったり,
「アリス」という同い年の友人が,これまた,極端に結構なナイスバディで,「玲音」よりも俺的ポイント高いじゃーん.ということがわかったり.

ほ〜ら,たくさんわかっちゃった.

んで,最後は衝撃!!としか表現できないラストシーン.
そこで今週の一言

「どこにいたって人はつながっているんだよ!」

で,一体何がわかったんだ?
「ワイヤード」が「リアルワールド」に干渉.って何なんだそれ?
うーん.外堀はわかってきたけど.結局謎は深まるばかりなり.....





第3話

第2話のクラブの事件の後,Lainの家はなんと空っぽ?
でも,朝になると家族は存在.
一方で,Lainを呼ぶ怪しげな声が聞こえ始める.
すでに「玲音」はリアルワールドとワイヤードの狭間に存在するのだろうか?
それは,最新型ナビを介したワイヤードの力?それとも「玲音」が自ら望んだ結果?

「玲音」を取り巻くさまざまな謎.
「玲音」に呼びかける声.
ワイヤードに対する強力なデバイス「シュウケイ(?)」(プシューケイでした)のプレゼント.
プレゼントに対するわけ有りな親父のそぶり.
ワイヤード中に別のいっちゃっている人格をもつ「レイン」の存在.
リアルワールドに存在しない黒い二人組がリアルワールドで「玲音」を見つめる.
「玲音」はどこに存在する?
リアルワールドとワイヤードに別人格が存在するのか?
存在するとすればワイヤードの「レイン」は何者か?何を目的としているのか?
クラブ「Cyberia」はリアルワールドとワイヤードの接点?
ワイヤードを実体化するものなんだろうか?
うーん.うーん.
ともかく親父が曲者みたいだなぁ.
やっぱり「玲音」は親父に作られたロボット(というか人格)じゃなかろうかのー.
それから「Cyberia」は,混沌とする夢を視覚化しているスペースじゃないかなぁと思うんだけど.
だからこそ,別人格の「レイン」が見えたりするんじゃないかなぁ.

さて,今週の一言はなんだろう?

「あ,おねいちゃんおかえり!」か,それとも
「玲音.どうしてこっちへ来ない.」
どうでもいいがやっぱりアリスちゃん.いいぞ.いけてるぞ.
このまま「玲音」をずーっと見守りつつ登場して欲しいぞ.





第4話

代わりつつある玲音
第4話の玲音は少し大人っぽく描かれていたような気がする.
ナビをいじくり倒し,ワイヤードにはまり込む玲音を見守る親父.
そんな玲音を気に入っていた辺りは,やっぱり玲音は親父の手の平の上かぁ.
と思っていたら,「ワイヤードとリアルワールドは違うぞ.」との忠告を無視され,たじろぐ親父.
あら,玲音は親父とも離れた方向へ向っているのかぁ...
アリスちゃんをはじめとするリアルワールドの友人とも離れているみたいだし.

どうやらワイヤードの世界では,ファントマというゲームがティーンエイジャーの間にはやっているらしい.
サイベリアのJJは大人のやるもんじゃない.っていっていた.
このファントマまぁ,DOOMみたいなインタフェースをしていたネットワークゲーム何でしょう.
それがなぜか幼児の鬼ごっこゲームとリンクしていて,
あるものは追いかけられて恐怖し,自殺.
あるものは,手元で銃を乱射する真似だけで幼女を殺してしまう.
はまっている人は現実世界と仮想世界の間がごっちゃになっている.
このファントマのプロトコルには穴があるんだそうな.
つまり,ファントマを憑代にして,別の何かのワイヤードプログラムがファントマプレイヤーに対して悪影響を及ぼさせている.のかしらねぇ...

ゲームで遊んでばかりいないで現実を見つめろ!という製作者のメッセージでしょうかね.

今週はもはや一言じゃなくなってきてしまいました.

親父に向っては,

「違うよ!
メタファライズして自由にしてくれる.」

謎の黒服に対しても力を発揮,
「あっちへいけ!」

玲音がどんどん境界を自由に行き来できるようになったみたい.
それとともに,玲音も子供から大人への境界を踏み出したみたい.





第5話

今週は玲音の姉の方が大活躍のお話.
姉が渋谷を歩くと,なぜか玲音を目撃.
そして,「預言を実行せよ」などの文字が現実世界で見えるようになってくる.
この影響は玲音の変化による影響を受けたのだろうか?

玲音は仮想世界と現実世界とに完璧に分離したのだろうか.
すくなくともプシュケーの側にいる際には,どっぷり仮想世界の玲音になってしまうようだ.
この玲音はネットワークに侵入し,混乱を引き起こせるほどの力を持っている.
そして,西洋人形,仮面の男,母親,父親のもつイメージと対話.
そこでは,現実世界の上位階層としてのネットワーク世界の概念とそこに存在する「ナイツ」と呼ばれる神の存在が語られる.

その玲音の側にいるため,姉は神による現実世界に対する干渉が見えるようになったのだろうか.
つまり姉は現実世界と仮想世界に存在しはじめた玲音の影響に巻き込まれたのだろうか?
そして,最後には,現実の姉と,仮想世界からの姉は入れ替わってしまう.
現実世界の姉はこのまま抹消されてしまうのか?
玲音は消滅する姉をみつつ自分の部屋のナビにむかう.
同時に仮想世界の玲音に”入れ替わり”つつ....





第6話

ようやく,具体的な説明役が登場してきた今回の話.
もはや玲音は,父親もびっくり嘆いちゃうくらいにナビとワイヤードに融合.
このなじみぶりは,もちろんナイツとお友達になったから..
久しぶり(?)に学校へいく玲音.
空を仰ぎ見る多数の小学生を見る.
そんななか,街中の空に,玲音の姿が浮かび上がる.
気象操作?ホログラフィ?恐らくナイツによる「預言」の実行の一つなのかもしれない.
しかし,この現象に切れた玲音.ナイツの真の姿を見極めるべくワイヤードをサーチする.
玲音はそこで子供殺しの博士にアプローチ.
KIDSと呼ばれる子供達の鋭敏な感覚(勘,空想力)を引き出し,纏め上げる装置のことを知る.
この装置を用いた実験により,子供たちはワイヤードにもリアルワールドにも力を得て実体を失ってワイヤードに散らばったそうだ.
おそらくきっとこれがナイツの始まりなのだろう.
さらに,失われた実験装置を復元,改良し,接触ユニット無しでも力を引き出せるようになったそうだ.
きっと,ナイツは15年間力を貯え,ゲームを通じて子供た力を吸収し,ワイヤードで神にも等しい存在になったに違いない.
そして,リアルワールドの子供の力をワイヤードに吸収できるなら,ワイヤードからリアルワールドへ力を干渉することも可能に違いない.
玲音は,博士から「ナイツとは別の強さを持った神の祝福を得た子供」と告げられる.
リアルワールドに戻った玲音は,リアルワールドで,黒服と接触.
さらにナイツからの攻撃を受ける.
ここにいたって,玲音を中心に,ナイツvs黒服(を使っている組織)が対立していることがわかった.

きっと,玲音は,ナイツとは違うワイヤードへの力を持たされた産み出された少女なのかもしれない.
そして,ナイツと黒服機関は,その玲音をある意味奪いあっているのに違いない.
あとはこの後の展開を見守るしかないね.
さて,今週のウェザーブレイクネタは,「ザ・曲解 ウェザ〜ブレイク」.
お天気が傘を壊しているつーのもなんだなぁ.





第7話

具体的な話がばんばんでてきたわ.
壊れきったおねーちゃん.
まともにしゃべることもできない.
玲音のことを心配するありすちゃん.玲音が元に戻っているって.
危ないウェアラブルネットワーカー.
ナイツの秘密に接近し,ナイツに入ろうとしているらしい.
内職でナビを買った主婦.
子供がいる普通の主婦なのにネットワークとリアルワールドは同じだという.
色っぽくフェロモンだしまくりの秘書と若き御主人.
ナイツの一員?
ニュースでは情報省情報局のファイヤウォールがクラックされネットワークが混乱しているという.
この世界,ワイヤードは国家管理らしい.
そんな不穏な情勢の中,玲音は学校から帰宅すると,黒服に接触する.
黒服に連れて行かれたところは,橘研究所.
ここでは,ワイヤードにおけるナイツの暴走を警戒しているらしい.
ネットワークとリアルワールドの狭間がなくなる状況を警戒しているらしい.
玲音,lain はネットワークとリアルワールドを支援デバイス無しで行き来できる特別な存在らしい.
ナイツはそれゆえに,興味をもち,直接コンタクトを仕掛けてきたらしい.
黒服達はそんなナイツを監視しており,ナイツが直接アクセスした玲音に興味をもったらしい.
そこで,玲音は,自分の出生の秘密,父親は?母親は?誕生日は?,,,と問い詰められる.
答えられず緊張していく玲音.
そんなとき,lain,ワイヤードのlainが玲音の体を借りて出現する.
うおぉぉ!完璧な二重人格だったのか?
そして,その存在は,黒服にもナイツにも特異なものだったのか....
そしてラストは,ナイツに近づいたネットワーカーが惨殺され,主婦もナイツ?になんらかのつながりがあることが...

うーむ.なんだか,かなり急展開してきたなぁ.
それにしても相変わらずセンスの良い演出.グーよグー.
さて,最後のお楽しみの,ウェザーブレイクはゲイトウェイだって.
なんだよそれーーーー.





第8話

もう重くて重くてこまっちゃうな回.
前回,橘研究所で二重人格ぶりを明らかにされたlain&玲音.
自分の両親に出生の秘密があることを告げる.
しかし,返ってくるのは冷たい視線のみ.
さらに,学校でも「覗き屋」呼ばわりをされ,冷たい視線を浴びせられる.
誰にも頼るものがなく,自分を信じてくれるのは親友のアリスのみ.
しかし,そのアリスに,邪悪な表情をした玲音が出現.恥ずかしい秘密を知られたとして嫌われる.
誰にも頼れなくなった玲音は,lainとなってワイヤードにアクセス.
lainは,ネットワークの神に等しい力と告げられ,どうやら,玲音=lainという個体以外にも出現するらしい.
それが例えばアリスの秘密を覗いたlainだったりするのだ.
力を使って,全員の記憶を消そうと試みるlain.
翌朝,玲音が登校するとアリスたちはいつもどおりの声で駆け寄ってくれる.
しかし,それに答えたのは別の実体化した玲音.
記憶を消すこと=あるlainの存在も消されてしまったのだろうか?
孤独に取り残される玲音.
うーん.ここらへん単純な多重人格という精神構造の話なのかなぁ?
ワイヤードとリアルワードの境界をなくして自由に行き来できそうな設定があるだけもうどれが実体でどれがバーチャルなのかがごっちゃごちゃ.
なんか死にたくなるほど重い話でしたよ.はい.
またまた邪推すると玲音&lainは何らかの実験体であり,姉も同様にそうだと思う.
ただ,姉の場合は失敗作であり,ワイヤード散らばる姉の存在は,個体としての姉の人格を犯し,破滅させてしまった.
一方,lainは実験体だけど成功している個体だから未だ自我を保っていられるんじゃないかなと.
今後の展開がハッピーエンドに向かうことを信じつつ来週を待ちましょう.

さて,唯一の救いがウェザーブレイク前のキャッチだが,今週は「雨と無知」.
一応お天気には関係している?のか.そうなのか?





第9話

いきなりUFO墜落ロズウェル事件に,MJ12,宇宙人を持ってくるとは...
殺人に,女の子のデリケートなシーンと毎回ショッキングな映像を見せてくれるけど,今度はこうくるのか.ちと卑怯ぞよ.
先週8話が重くて痛いとすれば,これはちょっと鳥肌ぞぞってかんじ.
さて,皆の記憶を消してしまった玲音&lain.
パパママは時がきて,何事かが始まり今このときの生活が終わる事を予期している.
お姉ちゃんは,あいかわらず壊れているけど,どこからかの電波を脳で受信し,指令を受け取ったみたい.
さて,サイベリアに向かいJJから正体不明なデバイスを受け取る.
んで,プシューケイのことを教えてくれたタロウ君を部屋に呼び込む玲音.
そこで,玲音はlainになり,タロウを「ナイツなんだろ!!」と問い詰める.
そして,正体不明デバイスが記憶の植え替えのために必要なものだということを白状させる.
記憶の植え替え,消去等の操作は前回lainにもできることは証明済み.
当然,ナイツにも当たり前の事で,サイベリアはその舞台になっているのだと.
だから,そこに存在したといわれるlainが見えたりしたんだと.
んーじゃぁ,なんでナイツはこんなことしたんだろう?
タロウによればナイツは真実を追い求めるものであり,真実とは唯一絶対の神.
で,lainはその範疇に入らない特殊な存在らしい.
だから,再三でてきたように,ナイツはlainに興味を持ったという.
うーむ.ナイツとlainの関係がさっぱりわからん.
というよりもlainの正体そのものがさっぱりわからない.
玲音自体,ころころ人格がかわっちゃうし,それを当たり前と思っているし.
ネットワークのあちこちに存在するみたいだし.

さて,玲音&lainを取り巻く世界の物語と並行して,lainの宇宙観と世界観が語られる.
UFO,ロズウェル,宇宙人ときて,マルチメディアに,ハイパーテキストのD.しゅないだーとくる.
ハイパーテキストが人とメディアの接合点とはちと飛躍し過ぎと思うけど?

ま,その後語られるのが地球を取り巻く8Hzの電磁波.
今の科学では非常に微弱で意味もないとされているけど,かの橘研究所の研究者が,新しい通信プロトコルにこの電磁波を仕込んでいたのだと.
ちなみに,研究者「英利政美」はその後線路上で轢死?
一方で,人間の脳には,ニューロン間に電気信号が流れていますね.
これらを干渉させる事で,デバイス無しで通信できるようになっちゃうんだそうな.
要するに,脳波を地球電磁波にのせて通信しちゃうんだそうな.
さらに,人間の脳を一個のニューロンと置き換えると,それらをネットワーク化したものは,地球単位の脳とみなす事もできちゃうんだと.
ここで,人間の脳みそが拡大して人が分かり合えるガンダムのニュータイプ論を思い出したのは私だけではあるまい.
うーむ.この世界規模地球脳味噌型ネットワークであるワイヤードが今後の世界の鍵を握るんでしょうね.
ナイツはその支配をもくろんでいるんでしょうか?
んで,冒頭の地球外生命体に敵対?協調?やらなんやらしでかそうとしているのでしょうか?
んで,lainはそのワイヤード世界に対して特異な存在なんでしょうね?
うーむ.なんだか大風呂敷きになってないか?
個人的には,玲音個人の成長物語でよかったのにぃ..
宇宙人の存在がめっちゃ気になるわぁ.

さて,巻末のお楽しみ,ウェザーブレイクネタ.ネタだけに寿司ネタ.
「明日はタレとげとげウニ.寿司のご用命は,江戸前康男鮨」だって.
意味不明.解読不能.





第10話



前回最後で,ワイヤードの発明者「英利政美」と出会う玲音.
ワイヤードのプロトコルに自分の意志,記憶を封じ込め,神として存在しているという.
そして,ナイツはその神を崇めているのだと...
プログラムレイヤーに自由意志が残るっつーのはまぁ,ありがちなSFとしておこう.
さて,現実世界での玲音.
学校にいけば無視され,親友のありすちゃんにまでワイヤードへ帰れといわれる.
家に帰れば,誰もおらず空っぽ.
そして,パパから,「家族ごっこは終わった.玲音さん」と告げられる.
そんな中,ナイツが何者であるのか解こうとlainはワイヤードへ.
神を崇めるナイツのメンバーを知ろうとする.
そして,開放されたlainの力でナイツのメンバーがネットワーク上に明るみにされる..
これを嗅ぎ付けた橘研究所のカール達一行は,ナイツのメンバーを次々と暗殺し,あるものは自殺していく.
そして,力を使い,疲れきった玲音の元に,カールが訪れる.
ナイツを片づけ,「英利政美」の残留思念も消すことも告げられる.
何もかも失ったlain.
「英利政美」が,ネットワークから産み出し,現実世界に投影した存在しかないという.
それが嘘の家族,嘘の友達...玲音は最初から一人ぼっちだったのか.
創造主を気取る「英利政美」のおもちゃだったのか...
しかし,最後には,「英利政美」にも反抗するlain.
狂ってはいても自分を知る残留思念を否定し,玲音=lainはどこへ行くのだろうか..

さて,巻末のお楽しみ,ウェザーブレイクネタ.秋だけに.
「秋深し,隣は何をする人ぞ」にひっかけて,「岩倉家 二階は何をする人ぞ」だそうな..


来週は遠いお空の下にいるので,お休みです.戻ったらビデオみて,すぐにアップします.





第11話



ありゃりゃ、13話しかないのに、この11話でいきなりの総集編。
普通の総集編とは違うサウンドトラックに載せたセンスの良いつくりだけど、 13話しかないのに、総集編はなかろー。
話しをもっと展開させて頂きたかった。
さて、後半、レインがオーバーフローしてしまったという。
バーチャルな存在で、そのバーチャルな入れ物でしかない人間の体がオーバー フローして、疲れた?
こういうとき疲れたとは言わないと思うけど、まぁいいや。
さてさて、情報をうけとり、一人ぼっちになって開き直ったレインは、親友ア リスのためにその力を振るう。
うーむ、邪悪だ。グレイになっているその姿も。
レインは、現世との最後の絆をアリスに求めようとしているのでしょう。
でも、力を振るえば振るうほどアリスはその力を恐怖する。
まぁ、そりゃそーだろうなー。
まさにレインは鬼子。
どーなっちゃうんだろー。どーあっても救いがあるようにおもえないなぁ。。。





第12話



ラス前だ!
肉体を失い,ワイヤードだけに人間が生きる.
新しい人類への展開.
レインはそれを導くべき存在なのか?
ナイツを消去したカールたちに襲い掛かる橘研究所の魔の手.
結局は,橘研究所の手のひらの上だったのだろうか?
個人の記憶を操作することも可能とするレインの力.
レインから親友と呼ばれたアリスは,自分だけの記憶を残したレインを恐れる.
そして,家を訪ねるとそこには変わり果てたレインとその一家が.
ワイヤードに直結し,力を使い続けるレイン.
そんなレインに英利政美は語りかける.
が,英利を否定するレイン.
自ら神を名乗る英利に対し,
真の神たる存在はいる.
ワイヤードだけでなく肉体も持たなければ意味がない.
と,伝える.
このまま世界は破滅といきつくのか?
個人的には破滅し,ワイヤード化された世界というのも見てみたいけど.





第13話



とうとうやってきたアニメ版最終話
「自分はワイヤードの神」だという英利政美を、
「ワイヤードしかない神なんて意味がない」と否定したレイン。
政美と彼の影響下にあった世界は崩壊し始める。
一方、その世界の中、アリスだけはと力を振るったレイン。
しかし、逆にアリスはそんな世界を否定する。
最後の拠り所でもあったアリスに否定されたレインはある決意をする。

自分という存在と記憶を消し、RESETして全てをなかったことに。

これにより世界は変わる。
岩倉家では、父、母、姉の3人が朝食をとり、
アリスたちは学校へ通学し、
政美は日々に不満を抱くサラリーマンとして平穏な世界を送り、
暗殺者だったはずのカールたちは電線工事にいそしみ、
誰も自殺も変死もしない平穏な世界に戻る。

ただしレインを除いて。

この平穏な世界を再構築したレインは、葛藤する。
力をもつレインは、超越者として神たる存在になるべきか否か.
神たる存在を持つことは,大好きな皆(人類)との別れになる.
そんななか、父親(のおそらくイメージ=大きな力と尊敬の対象=真の神でしょう)の救いにより神ではなく、
自然体の一個の人間として自我(エゴ)を保ったまま、世界を見守る決意をする。
そして、過去、現在、未来へと時間軸を超えて、みなを、そしてアリスを見守りつづける。
成長したアリスを見送るレインの顔は、吹っ切った晴れ晴れとした顔の中に、
一抹の寂しさを感じさせる。
くーーーー。せつないぞーー。





最終話までのレインワールドを振り返って

レインそのものの存在は結局明らかになりません。
超越者としての力を持っていることはわかりました。
そこから糸がほじれてアニメのレインの世界が始まりました。
ただ、その世界はRESETされてしまい一応はこの世界は終わりを迎えました。
そして別の世界がはじまったわけです。
しかし、レインの正体は明らかにされないままです。どこから来たのか,何者なのか? また、アニメの中のいくつかの伏線(子供キラーの装置の影響は?)なども,
完全には明らかになっていないような気がします。
なによりも、レインの存在はこの世界にいるようです。
天使か、神か、それとも忌むべき鬼子なのか。。。。

おそらくこれらはゲームにて解決されることでしょう。
ひとまずゲームが発売されるまで、レインワールドは封印されました。
ともかく抜群のセンスと世界観をみせてくれました。
私も、ひとまず筆を置きたいと思います。

いじょー。

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