サーバーの信頼性を向上させるために、Linuxカーネルに実装されている
ソフトウェアRAIDを利用し、RAID1(ミラーリング)を構築します。
1.構築条件
・TurboLinux Advanced Server 6 FTP版をインストールする
・マシンスペック tabo
参照
・IDE-HD2基は新品とする(容量20GB/回転数5400rpm、メーカは別々)
2.IDE機器の接続
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3.TurboLinux Advanced Server 6 FTP版のインストール
CD-ROMブートの設定
BIOSの起動順位を、CD-ROM -- HD --(FD)に設定する。(taboにはFDは無し)
FTP版CD-ROMにてブート
インストールの実行
[ENTER]
キー-ボードタイプ | |
[jp106] |
PCMCIAサポート | |
[いいえ] |
インストール元の選択 | |
[CD-ROMドライブ] [OK] |
TCP/IPの設定 | DHCPチェック IPアドレス ゲートウェイ DNSネームサーバ |
なし [192.168.06] [192.168.0.1] ルータアドレス [192.168.0.4] 192.168.0.6に変更予定 [OK] |
ネットワークの設定 | ドメイン名 ホスト名 2番目のネームサーバ 3番目のネームサーバ |
[hosoyama.dyn.to] [tabo.hosoyama.dyn.to] [202.224.32.1] プロバイダーDNS なし [OK] |
ハードディスクドライブの設定 | モード選択
LILOブロックの選択 |
[オートパティショニングモード] (Software Raid) [マスターブートレコード] (/dev/hda) なし LBA32 チェック (8GB以上の場合) [終了] |
インストールの実行 | パッケージのインストール開始 インストールタイプ インストールの実行 カーネルの選択 ブートディスクの作成 時間帯の設定 ルートパスワードの設定 再起動(CDの取り出し) |
[OK] [オールインワン] [インストール] [続ける] [kernel] [OK] [いいえ] (taboにはFDはありません) [Japan] [********] [********] 2回入力 [Enter] |
※ インストールタイプでオールインワンを指定しないと、X-Windowはインストールされません。
※ FDがある場合は、ブートディスクの作成をお奨めします。(トラブルに備えて)
しかし、ちょっと前のインストーラでは、よくブートディスクの作成で失敗し、
インストールに失敗した経緯があり、インストール後に作成する方が無難。
4.RAIDの設定
TurboLinux Advanced Server 6 の場合、インストールでSoftware Raidのオートパティショニングモード
を選択すれば、自動的にhda(プライマリー・マスター)とhdc(セカンダリー・マスター)にraid1パーティション
を作成してくれる。
再起動した時点で、raid1の構築が始まり、構築が終了するまでHDは稼動したままになる。
構築終了(HDアクセスがなくなる)後、動作を確認する。
/etc/raidtabファイルの確認
# Generated by tfdisk-2.0.0. raiddev /dev/md0 raiddev /dev/md1 raiddev /dev/md2 |
# cat /proc/mdstat の実行
Personalities : [raid1] 片方のHDに障害が発生し使用できなくなったら、 |
# dmesg の実行
autodetecting RAID arrays considering hdc6 ... ... autorun DONE. autorun ... |
以上raid1が起動していると思われるが、
実際に片方のHDを止めて、確認はしていません。