【Winchip2Aについて】

◆Winchipとは

『RISCアーキテクチャをベースとした、×86互換プロセッサ』、これがIDT社の掲げる基本設計理念である。また、ユーザのターゲットとしては低価格Windowsマシンユーザーに絞った設定であり、他のCPUとは違ったアプローチで開発が行われてきた。

 最初の製品となったWinchipC6は、レベル1キャッシュをMMXPentiumと同等の32Kbyte搭載し、浮動小数点ユニットやMMX演算ユニットも搭載して市場に登場した。ベースクロックが60MHzから75MHzまでで、単一電源使用となっており、現在のベース100(FSB100MHz)マザーボード用というよりは、旧マシンのCPUアクセラレータとしての需要が大きかったと思われる。

 次の製品であるWinchip2は、C6の弱かったMMXや浮動小数点の強化、AMDの3DNow!機能のサポートをして登場した。


◆Winchip2とWinchip2Rev.Aの違い

Winchip2Rev.Aは、Winchip2のマイナーチェンジ版として99年6月に市場に登場した。コアや単一電源動作などは同一だが、下のような違いがある。

 1)×0.5倍のバス倍率設定を可能とした。
 2)独自の×2.33及び×2.66倍の設定をサポートした。
 3)正式にSuper7(FSB100MHz)対応となった。

また、FSB100MHz版において、新たにスピードグレード表記となっており、実クロックとは違い、性能表記となっている。


 
 
◆Winchip2Rev.Aには次の製品がある。                                   .

スピードグレード 電圧 動作周波数
Winchip2−200 3.3V版 ・ 3.52V版 66MHz×3
Winchip2−233 3.3V版 ・ 3.52V版 66MHz×3.5
Winchip2−200 3.3V版 ・ 3.52V版 100MHz×2.33


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