【塗装】

　まず塗装をする前に、塗装する全部の面にまんべんなくヤスリをかけておく。これをしないとなかなか塗料がのらずすぐに剥げてしまう。
　次に、はずれなかった部品にマスキング処理をする。今回はこの部分のみ。

　その後、プラスチック部品にまんべんなくプライマー塗料を吹きかけておく。プラスチックは塗料のノリが悪いため、必須の作業である。
ボタン部分にマスキング 後ろより紙を挟む

　塗装は、風のない日に直射日光が当たらない場所で行う。先ほどのプライマーが完全に乾いた後、塗りたい色を塗装する。塗装は２〜３回ほど上塗りするのがよい。ただし厚ぼったく塗らないよう注意する。このとき、塗装する場所をきちんと選んでおくこと。スプレーでの塗装は、塗料が飛び散り易いため周囲のものに色が付いてしまう可能性がある。ちゃんと新聞紙などでマスキングしておくこと。
　塗料が完全に乾いた後、仕上げ用のクリアーを塗装する。薄く２〜３回塗るのがよい。

　乾燥したら、それぞれの部品を組み立てて元に戻す。左はふた部分組立完成図である。


【考察】

　以上が塗装の全容である。塗装してみて思ったことは、思ったより塗料の乾燥する時間が長いことである。このため、３０分ぐらいで乾燥したなと思いこみクリアーを塗ったら表面が白くなってしまうなどの失敗をしてしまった。同色の塗料を重ね塗りする以外は、最低１日〜２日は乾燥させた方がよいであろう。一度失敗すると、その塗装をはがすのにもの凄く時間がかかってしまう。

　また、ふたが可動式のため、きれいに塗れたはずの塗装を削ってくれる。１日でぼろぼろになってしまった。可動式のケースはできる限り塗装はしないよう注意したい。
完成図（ふたを閉じたところ） 完成図（ふたを開けたところ） ぼろぼろになった様子