発行日:’94年 4月 3日(日)
発行:守山リス研事務局

リス研通信 No.342

北海道 帯広市エゾリスの会訪問 7/9

帯広農業高校前の森林

[写真:ゴヨウマツの食痕]
[写真:標識]

リス注意の標識

ゴヨウマツ直径φ42cm、トドマツφ38.3cmなどかなり太い樹木が学校の入口横にあった。この農業高校は、創立が1924年で、1934年のこの帯広に移動してきた。その時ここは、ほとんど農地であった。また時期が不明だが、ここ一帯で火事になり森林が燃えたという話しもあるとのこと。(堀之内先生のお話)そのため農地に植林をしたわけだから、60年経過していることになる。ただ自然林として残っていたものもあるかもしれないため、正確ではないが、およそ60年でφ40cmぐらいがメヤスといえるかもしれない。


この前庭で採集したドイツトウヒの実をならせた木の直径は、およそφ40〜45cmでやはりかなり太い。この高校の建物の入口横のトドマツやゴヨウマツに、巣があるのを堀之内先生自らご紹介していただきました。農業高校として実習用の畑、農地、森林があり、それがエゾリスにとっては重要な生息地の場所となり特に稲田小学校から帯広農業高校へ行く時に2km×2km程つづくカシワ林とヤチダモ林は重要な活動地域と思われました。

[写真:記念碑(時計台)の前で] [写真:雪の上のハトの残骸]

帯広農業高校前の70周年記念碑と ハイタカに襲われたハトの残骸を観察

[サムネイル:トウヒの森] ドイツトウヒの森林

[サムネイル:森のパノラマ]

帯広農業高校の前庭の樹林 ドイツトウヒ、カラマツ、トドマツ、ゴヨウマツなどがうっそうと茂っている。



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