叩かれて叩かれて叩かれて強くなる・・・・なったんか?(ぉ
第弐回
第一回 伝説のミックスハードウェア
第参回 驚異の一体型マシン:マルチメガ:
第四回 メガアダプタ接続大実験
95年のある日、全国のメガドライバーの目を釘付けにしたある記事がファミ通に掲載された。
それが携帯用GENESISのニュースだった・・・・・・・・・・・・
あのときの衝撃は相当なものがありました。ついに、ついにメガドライブが外でもできる時代がやってきたと・・・・
しかしながら、結果としてGENESISとして発売されたにとどまり、日本国内での発売は見送られてしまいました。しかし、そこは全国メガドライバーの強い味方、メッセサンオーがやってくれました。GENESIS NOMADを輸入販売してくれました(^^) ちなみにその当時のお値段は¥29800。
当然私も買いたかったんですが、当時学生の私はお金がなく、結局購入したのは4ヶ月後でした(笑 しかし、値段なんてどうでもいい、とにかくハンディマシンとしてメガドライブが遊べるというのは、すべてのメガドライバーにとってまさに夢のマシンなのですから・・・・・
うぅ〜ん、メガドライバーの魂をゆさぶるイカスパッケージでございます(笑
NOMADの基本性能はメガドライブ2に則っています。ですが、基本仕様がGENESIS用ということで、基本的にはSUPERメガキーなどのコンバーターがないとメガドライブのソフトは遊ぶことができません。・・・というか、カートリッジの形状自体がメガドライブとGENESISでちがうため、差込口からして物理的にちがうので、やってささらないこともないけど、挿したら傷が付くのでやめた方が無難です(笑 (下記の写真参照)さらに、コンバーターを利用してもプレイできないメガドライブのソフトも数本あります(^^; ちなみにあのおそ松くんは起動できないのだ・・・・無念(笑 なお、NOMADメガドライブソフトの対応一覧表が別館のげねしすとにありますのでそちらもご参照下さい。
NOMADの電源はACアダプタまたはバッテリーパックを使用します。ACアダプタはメガドライブ2のACアダプタをそのまま流用が可能です。バッテリーパックはNOMADに付属している乾電池パックまたは別売のパワーバックを使用し、電池は単3アルカリ乾電池6本で約1時間半、パワーバックは12時間充電で3時間使用可能になります。が、実際には連続起動の場合と途中中断の場合で起動時間はかなり変わってきます。あと、パワーバックはいきなり電源切れるので要注意です。ホントこれだけは勘弁して欲しいっすよ(^^;
キーレスポンスはかなりいいです。ハンディマシンということを考えたボタンの作りになっており、同時押し等が非常にしやすい形状をしています。十字キーは若干軽めにできているので、コマンド入力系はかなり入れやすい代わりに、正確な動作を要求される操作では若干思い通りに動かないこともあります。テトリスとかやってるといきなり右に動いて「あいや〜(;」ってなことがよくあります(笑
プラグは2P用パッドの差し込みプラグと、イヤホンジャックが付いています。しかし、この画面で2人対戦は相当厳しいような気がするぞ(^^; ついでにサウンド自体がかなりノイズは入りまくってるので、音に限っては・・・・・・って感じでしょうか。また、メガドライブ2用のAVケーブルを接続可能ですので、NOMADをTVに接続する事も可能です。これがいちばんうれしいかもしれない(^^;
ちなみに画面の液晶は非常にきめ細やかで、プレイする上で見にくいということはまずありません。ゲームギアの液晶と比較すると雲泥の差があります。・・・・ただ、うちのNOMADははじめからドッド落ち1つしていたけど(T_T)
ではそのメガドライバー必携マシンの魅力とはなんだ、といえばやっぱりどこでもメガドライブが楽しめることに尽きるでしょう(^^; まぁ、重さ、ということでは確かに重いんですけどね。たとえばバッテリーパックの大きさですが、だいたいこのくらいです。
左から乾電池パック、パワーバック、メガドライブカートリッジ、メガドライブケースです。
やっぱり結構大きいんですよね(^^;
が、しかしメガドライバーであればそれくらいは何の問題もないでしょう(笑 愛さえあれば重さなどは全く問題にならないはず・・・・・・・だと思う(^^; それにゲームギアのバッテリーパックに比べたら相当小さいですしね。
本体の見た目の大きさそのものも、外見的にはゲームギアとほとんど変わらないし、これでメガドライブがどこでも楽しめるのはまさに夢のような話じゃないでしょうか。
大きさの比較です。意外と小さいのもポイントですよん。
そして本体自体のすばらしきデザインも見逃せません。いかに効率よくゲームをプレイするかということについては、ハンディマシンの中でも最高峰じゃないでしょうか。私自身は操作のしやすさでNOMADよりよかったものは見たことありません。(マジ
メガドライブのソフトをさしたときには、メガキーなどをはさまなくてはいけないので確かに不格好にはなりますが、ある意味、メガドライバーの誇りを感じるのは私だけでしょうか(笑 ちなみにGENESISのソフトをさしているときはごく自然な形に収まるので、どうしてもこういう形でメガドライブを楽しみたい方は差し込み口の角を削って落とせば、GENESISプロテクトに引っかからないメガドライブソフトであれば何の問題もなくささります。・・・ちょっと削るのは勇気がいりますけど(^^;
メガドライバーとしてのNOMADの使い方ですが、基本的には外に出歩く際電車の中でメガパネルとか、知人との待ち合わせの時間にソダンとか、いままでのハンディマシンと同じような扱いをするもよし、トイレの友にレンタヒーローとか、お休み前に鋼鉄帝国なんていうのもいいでしょう(笑 また、NOMADによくあっているメガドライブソフトということになると、シューティングやスクロールアクションは若干残陰があるせいで見にくい面もありますので、格闘ゲーやパズルなどが最適ではないでしょうか。ちなみに私自身のNOMADベストゲームはこんな感じです。
1・メガパネル
2・バーチャファイター2(GENESIS)
3・幽遊白書魔強統一戦
4・俄羅斯方塊(海賊版テトリス)
5・パックアタック(GENESIS)
6・6PAK(GENESIS)
7・ソードオブソダン(笑
8・マキシマムカーネイジ
9・マイクロマシーンズ'96(欧州MEGADRIVE)
10・スノーブラザーズ
強いて順位つければこんな感じでしょうか。頻繁にNOMADで使うゲームの順位だと思ってください(^^;
やっぱりお気軽にできるゲームなどはNOMADでやるといい感じですね。とくにメガパネルとバーチャ2はほとんど常駐してるくらいNOMAD専用になってます(笑 バーチャ2はとくにNOMADでやると、色使いも動きもかなり本物っぽく見えます。たぶんNOMADでやることを前提にしているのでは無いでしょうか(笑
ちなみにこのNOMADによって見栄えが良くなる現象を「NOMAD効果」といいます。名付け親はもののけさんです(^^;
さて、いつでもどこでもお気軽にメガドライブができるというのは、ふつうのゲームユーザーにとってはゲームボーイで十分なんでしょうけど、やはりメガドライブをこよなく愛する人間にとって何物にも代え難い喜びがあると思います。NOMADそのもののお値段は決して安いものではありませんし、ちょっと買ってみようかなっていうにはかなり高いお値段になりますので、あくまでもメガドライバー向けの究極のマシンではないかと思います。
今となっては、お店などでの入手はほとんど不可能に等しいほど見かけなくなりました。某オークションサイトでもよく出品されていますが、やはり人気があるようで毎回結構な高値がついています。
当時3万円近く出した私自身はお値段の分だけ喜びも楽しみも与えてもらっているのでかなり満足しています。もしアメリカに行く用事があるかたがいらっしゃいましたら、一度アメリカのトイザラスに足を運んでみてみるといいとおもいます。まだ探せばきっとあるはず・・・・
とにかく、メガドライブが好きな方なら買って絶対後悔しないマシンです。これだけは断言できます。メガドライバーの方はもちろん、興味のあるかたは一度メッセサンオーなど、NOMADを取り扱っているショップに行ってみてはいかがでしょうか。
さて今回はNOMADについて特集してみました。相変わらずつたない文章でわかりにくいし、かなり主観が入ってる文章になって申し訳ないですが、ようやくハードのページができてほっとしてます(^^; もし今回の特集に関して質問やご意見ありましたらメールいただけるとありがたいです。こういったハードの濃いネタはひとえに本人の情熱もありますが、この世代、やはり記録として残して行かねばならない部分も有ると思うので、今後も継続してご案内して行ければと思います。
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