−提 言−

 ・有志議員への小泉倒閣及び救国政権樹立要請書 (2001/12/30)

各党有志議員 各位
日 本 国 民 各位

陽まさに没せんとす。
国家存亡の淵に立つ。
思慮欠く宰相の下、民のかまどに煙の絶えて久しく、
主を失う家累々たる下、荼毘の煙の絶えずして久し。
これを見て済民救国に立たずば何の選良ぞ。

同志を集い、機を諮って決起せよ!
心の誠に恥じずば千万人と云えども恐れる事勿れ。
正否得失は後に歴史の論ずる所。
悪政を覆し経世済民を果たすは、古来国士の本懐なり。
                       (慮民憂国の賦)

突然のメールを差し上げ失礼いたします。
会社員をしております佐藤鴻全と申します。
さて、小泉構造改革は大局の理念を欠き、小手先瑣末なパフォーマンス的政策は改革の名に値しません。
また、敢えてマイナス成長も辞さずとした経済運営の下、弱っている企業の淘汰を目指す「焼畑作戦」は、当初の思惑をも外れデフレスパイラルに陥り「大火災」へと拡大する勢いで、小泉政権の力ではいよいよコントロール不能の様相を呈して参りました。

これらの事は、私のような一市井の者にも深い憂慮を感じさせるものであり、この度有志議員の皆様に当要請書を送らせて頂く事と致しました。
具体的事項としましては、下記の事を要請させて頂きます。


・小異を捨て大同に就き、機が熟すのに応じ小泉内閣倒閣を決起し、救国政権を樹立させること。
 なお、危機管理的性格を持つこの救国政権樹立に際しては、次の点が基本方針として考えられる。

・国債発行30兆円以下のもとで構造改革を行う「狭い道」を改め、隠れ借金に依存する事無く堂々と必要な改革と十分なデフレ対策を組み合わせて行う王道へと政策転換を図ること。

・「デフレ回避宣言」を閣議決定で行い、同時に日銀と協力してこのためのあらゆる政策を打つ共同声明を出すこと。

・雇用、株価について、大胆十分な対策を緊急に行うこと。

・不良債権処理については、「産業整理再生委員会」等をつくり、場合により国家が強制力も使用する様なコントロールを効かした処理計画を立てること。

・漠然としたアメリカ型自由競争社会を目指した「骨太の方針」を破棄し、代わりにビジョンとして「発展と調和の同時実現を目指した、一定範囲のナショナル・ミニマムを伴った規律ある自立社会の建設」等を掲げ政策全般を見直すこと。

・デフレスパイラルの原因になっている国民の将来不安を払拭するため、基礎年金、高齢者医療、介護保険の財源を将来の消費税の福祉目的税化も視野に入れて全額国費とし、老後の生活安定を確実なものとすること。
 また、同時に規制緩和、地方分権等の構造改革を抜本的に進め活力ある社会を目指すこと。

なお、主旨、内容につきご質問等ございましたらご連絡頂ければ幸いです。

 

                       以上

http://www.asahi-net.or.jp/~EW7K-STU/#提言

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