−提 言−
・地球規模の発展と調和の同時実現を目指せ (2001/9/17)
アメリカで発生した同時多発テロを受け、取り急ぎ下記に私の考える留意点を示します。
アメリカは何らかの軍事行動をするのが既定路線になった。軍事行動の前に、首謀者に正当な裁判を受けさせるための交渉をすべきこと。
軍事行動に踏み切った場合でも、首謀者に正当な裁判を受けさせテロの発生を防ぐのを第一の目的にすべきこと。
イスラム世界全体を敵に回すのは、厳に避けるべき。イスラム世界には先日亡くなったマスード将軍に象徴されるように西側世界と対話可能な者が主流である。
日本は、アメリカの行動に側面的支援をすると同時に、市民への被害を避けるように要望すべきこと。
これらを通し日本は、来るべき西洋とイスラム間の仲介者になり得る資格を確保しておくべきこと。
先進国は、テロ首謀者とイスラム世界全体を分断すべく、テロへの共感の土壌となり得る貧困と機会の不平等を無くして行くよう努力すべきこと。
並行して、パレスチナ問題については、日本も当事者で無い公平な立場から妥当な解決策を提示し推進すべきこと。
テロの発生をはじめとする世界秩序の混乱の最終決着のためには、地球規模での発展と調和の同時実現が不可欠であり、世界全体がこの方法を模索すべきこと。
以上